みんな人間ですから完璧な人はいない
だけれどもその人を尊敬できるかどう
かその人を尊敬できるかどうか信頼できる
かどうかこれが本当に大きなバロメーター
になります人間関係においてそこを離れる
か離れないか
神様じゃないんですから
仏様だって無理です
本人が
その気がないならばその関係を修復するっ
ていうのはなかなか難しい
[音楽]
ペンネームまんまるさん40代の女性から
届いた相談です大愚和尚様こんにちは
こんにちは
いつも動画配信メルマガを見させて
いただいております私は夫婦仲が悪く悩ん
でおります主人といると
奴隷になった気になってしまうのです
私が運転免許を取ることも他の仕事をする
ことカッコ
夫婦で自営業を
営んでおりますそれも禁止されあれはダメ
これはダメという制約が多いことと言い
なりにならないとすぐ不機嫌になり
モラハラ攻撃が始まりますまたお金に対し
ての執着が強く
口を開けばお金の話他人を見る目や価値観
もお金が物差しなことがすごく嫌で
嫌悪感今では増加すら感じてしまいます
これまではずっとその嫌悪感を隠し
合わせてきてふと気がついたら言われるが
ままされるがままの奴隷になっていたこと
に気づき
それからはもう主人に対する
嫌悪感が止まらなくなってしまいました私
が奴隷になれば主人はご機嫌なのですでも
私は自分を殺してまで主人のご機嫌を取る
のが馬鹿らしくなってしまったんです他人
を変えるのは不可能自分を変えるしかない
実際話し合いを何度しても主人を変えるの
は無理でした変えるべきは私で何か私に
原因があるから今の結果があるのだと思い
ます
幼少期両親の不仲やいじめにあった経験
からか人の顔色を伺い機嫌を損ねないよう
に相手に逆らわず
合わせるそうやって生きてきたのでそれは
違うよと今主人を介してその問題を
突きつけられているのだと思います自分を
大事にして生きることを相手によく思われ
ないような相手とは離れるべきでしょうか
それとも問題はそういうことじゃないの
でしょうか
休憩という言葉があります
家でという言葉もあります
面白いですよね
出家と家で同じ
漢字を使うんですけど順番が違うんですよ
で意味も違います
出家とは何か
家出とは何か
まず家でから家でとは
文字通り家を出ていくことですね
出家とは何か
これはですね自分の思い込みや
固定概念から
出ていくことなん
です家を出たからといって
自分の小さな思い込みの枠組みそこから
出ていかなければ世界のどこに出て行こう
が家から出て世界のどこに行こうが変わら
ないんですよ
けれども出家というのは
逆に言えば
家を
出て行かなくても
自分の固定概念や思い込みが外れれば
できるということになります
でもそうは言っても
なかなか
家にいてはそれができないので
修行者というのは家を離れて
そして
山河に入ったんですね
さてまん丸さんの問題は何かというと
まん丸さんは
奴隷ではないということです
まん丸さんは自分を奴隷だと言ってます
けどもあんまりその奴隷ではないという
ことです
奴隷というのは強制的に捕まえられてきて
そして何
らかの形で強制的に
その
マスターに対してご主人に対して奉仕をさ
せられるそれは奴隷ですよね
でもまん丸さんは今のご主人に強制的に
捕まえられてきて
結婚したわけではないですね結婚させられ
たわけではないと思います
それでも今自分自身を奴隷だと評するので
あればそれはどういうことかというと
長い時間をかけて
その関係を
自分で作ってきてしまったということなん
です
およそ夫婦関係とかパートナーの関係とか
これは会社の
経営者と従業員の関係
あるいは会社の仲間学校の仲間同じなん
ですけど
実は人間と人間の関係っていうのはその
ような関係を
救ってるんですよ
時間かけて
で
誰かに合わせるということがイコール
奴隷なわけではなくて人間は誰かに
合わせるということが悪いわけではなくて
むしろ誰かと合わせるということを喜びと
感じていってことができれば
人間は力を発揮することができるんです
自分一人でいるよりも
でまん丸さんは今の自分がご主人との関係
そういう関係
奴隷関係みたいになってしまったそれは私
がご主人に合わせてきたからだ
とでまたその幼少期
両親の不仲やいじめにあった経験からか人
の顔色を伺い機嫌を損なわないように相手
に逆らわず合わせるそうやって生きてきた
だからだって言うんですけど実はこれ
みんなそうです私もそうです
人は基本的に
みんなエゴの塊ですこのエゴの塊と英語の
塊が集まって家庭を作ったり夫婦を作っ
たりするので
必ずそれは衝突するんです
だからどこかでそれが嫌ならば一人でいれ
ばいいけど自分からくっついて行って結婚
したり
仲間を作ったり
そうするわけです
それをやってうまくいきたいんであれば
やっぱりお互いがお互い自分のエゴ自由と
かわがままということをどこかで押さえて
いかなければいけない
でもやっぱりそれが
ね嫌なこととしてその自分のわがままや
自由というものを
それを抑えていくことが
嫌なこととして
思うそれはなぜかというとその関係の間に
互いに対する愛情とか尊敬がやっぱり失わ
れてしまったからです
自分がすごく尊敬する人の役に立ちたい
自分が非常に愛する人の役に立ちたい
そうやって自己
犠牲を払うということは決して悪いこと
じゃありません
むしろそれが喜びであったりします
それが奴隷ではありません自分は本当に
喜んでその人のためにあるいはこの
コミュニティのために
貢献したいそう思う気持ち
それは悪いことですか悪いことじゃないん
です
むしろ
自分は自分他人を他人誰かのために何かの
ために自分の時間や自分のエネルギーは1
ミリも犠牲にしたくない
そんな人間の方が
人としてチャーミングではない
さてでもそうは言ってもですそうは言って
も
まるさんがこれまで
そうやってご主人と合わせてきたけれども
これご主人もまたそういう関係の上に
甘んじてきた
自営業をお互い
一つの自営業自分たちでやっておられる
それなのに
車の免許は取るな
ま自営業をやっているので他で働けとは
言わないと思いますそれは確かに言わない
と思いますけど車の免許まで取るなって
いうのは
おそらくそれだけご主人はまん丸さんが
外へ出るということ
を恐れておられるんだと思います
これは
互いを信頼し尊重するという関係ではもう
ないですよね
何か車に乗って外に出て行ったら
自由にもう外に出て行って自分のところに
は帰ってこないんじゃないかって恐れが
ある
あるいは車に乗って交通事故でもあったら
大変だっていうぐらいまん丸さんがどん
くさいか
それだけママさんのことを大事に大事に
籠の中に入れておきたいか
わかりません
けれども
まあそのご主人さんから大事にされている
ということが
まるさんにとってはもうこれは奴隷関係だ
と思えるほど今は
ご主人に対しての思いが今ないっていう
こと
さて人間関係っていうのは非常に難しい
ですね
その人のことを好きだと大事だと
でもその人に対してそれが尊敬
信頼ではなくて
自分の所有物としてその人を囲い込んで
おきたい
自分のためにその人を利用したいという
このエゴがいつしか
愛という名のもとに暴走し始めると人間
関係はもう限界を迎えます
さて処方箋です
まん丸さんがもしねもうこの関係は
互いにとって
いいことではない
という判断をしたならば
私はできるだけ早くさっさと別れた方が
いいと思ってます
一つの大きなバロメーターは何かというと
みんな人間ですから完璧な人はいない
だけれどもその人を尊敬できるかどうか
その人を尊敬できるかどうか信頼できるか
どうかこれが本当に大きなバロメーターに
なります人間関係においてそこを離れるか
離れないか
神様じゃないんですから
仏様だって無理です
本人が
その気がないならばその関係を修復するっ
ていうのはなかなか
お釈迦様のいとこに電話だったという人が
いました
この人は最後の最後まで
いとこであるお釈迦様が
どんどん人の信頼を集めて
尊敬を集めて
スーパースターになっていくことに大きく
嫉妬したんですね
そして
従兄弟ありながら
そして
ブッダの教団にいながら
ブッダを
悪く言い悪口を言いそして
象に
酒を飲まして
盛りのついたお酢の像に
酒を飲ましてお釈迦様のお説法の場に
お釈迦様を踏み殺そうとしてその説法の場
を台無しにしようとして
像をけしかけたり
お釈迦様を殺そうとしたり様々な陰謀を
企てるんです
お釈迦様も
一筋縄の人生を歩んでおられたわけでは
ないんですね
けれども
まん丸さんは
夫婦という
違う
人間同士が一つ屋根の下で
つらい時は辛い時で助け合う
と辞める時計やめる時にお互い
寄り添う
とそういう
誓いを立てて
契約をして
夫婦になったわけです
それは奴隷関係とは違いますね
人間なのでいいところも悪いとこもあ
るって話をしましたしっかりしたところも
あるしだらしないところもある
だけどいいところもある
これはやっぱり相殺していって
自分の尊敬の方が勝れ
ばその関係は続けていくことはできます
けれど
もいいところもある
でも自分が気に食わないところもある
これを
プラスマイナス
していって最終的に自分が全く尊敬ができ
ないという全く信頼ができないと全く愛情
を感じられ
そういう関係にまで
関係が
転落してしまったのであればそしてそれが
もう修復不可能だと対話では
修復不可能だってなればさっさと
離れればいいんですだけれどもそこに何か
じゃあ主人と離れたら自分が生活できなく
なってしまうんでないかとか私は一人で
やっていけないんじゃないかとかそういう
恐れが出てきてなかなかその関係を離れる
ことができないあるいはね子供の問題が
あったりしますから
そういうことは出てきますけども全部
ひっくるめて考えてでも自分が尊敬できる
人と一緒にいられないこの人とだったら
一緒に
生活を共にしていくことができないという
んであれば
私はさっさと離れればいい
あるいは一旦離れてみればいい
そう
思います私ならそうするかな
自分のことを大いに反省して相手がどう
じゃなくてねこの関係がこれからの人生に
おいて
未来から逆算してみた時に
より良いものになっていく可能性がない
ならば
いたずらに自分自身を縛り付けておくと
いう必要はないのかなと思います
仏教のサンガというのはそういう生きづら
さを感じた人たちというのがむしろ出家し
ていく場所だったんですねそう
夫婦仲がうまくいかないこれはつらいです
よだって毎日のことですから
毎日その人と顔付き合わせて毎日その人と
同じ屋根の下で生活をするわけですから
それこそ地獄になってしまいます
何かそれが自分のわがままであるという
ことでないのならばぜひその人と離れると
いう決断を早い
段階でなさった方が
余生において後悔が少ないのかなという気
がしますということでまん丸さん
何か本当に一時期の自分の気分の浮き沈み
によってご主人と離れたいっていうんでは
なくて
散々合わせてきたけれどもあーやっぱり
主人にとっては私は奴隷なんだなもしその
思いが強いのであれば
さんは別に奴隷ではないし
自分が
どれだと思わなければちゃんと自分の自由
を主張してくださいそしてその自分の自由
の主張の仕方というのはそれを話し合いで
行ってもいいし
もうどうしても無理だと思えばそこを
離れるというのもご自身の選択です
でも誰かの
奴隷でいるのかいないのかというのは自分
で
選択することなので
ということで
まあまあるさん40代
人生の大きな決断の時なのかもしれません
ぜひ自分で改めてこの話を聞いて自分自身
とちゃんと向き合ってそして大事な自分の
人生の決断を
勇気を持ってなさってみてください主人と
一緒にいる
離れる
それを決めるのはご自身です
応援しています