WEBVTT 00:01:14.450 --> 00:01:24.740 三昧(ざんまい)は 00:01:24.740 --> 00:01:30.640 古代のサンスクリット語で 現代には似た言葉はありません 00:01:30.640 --> 00:01:38.210 三昧の動画をつくるには 根本的な難しさがあります 00:01:38.210 --> 00:01:54.230 三昧は マインドのレベルで伝えられない あるものを示すのです 00:01:54.230 --> 00:02:00.240 この動画は 私自身の内なる旅を ただ外に表現しているだけで 00:02:00.240 --> 00:02:06.950 三昧について教えようとか マインドに 情報を提供しようとかいうつもりはなく 00:02:06.950 --> 00:02:17.260 あなたが直接 自分の本質を発見するよう インスピレーションを与えたいと思います 00:02:17.260 --> 00:02:29.200 三昧は今 かつてなかったほど関連性があります 00:02:29.200 --> 00:02:34.840 私たちは三昧を忘れただけでなく 何を忘れたのか思い出せないという 00:02:34.840 --> 00:02:43.700 歴史の一点に立っています 00:02:43.700 --> 00:03:28.129 この忘却はマーヤーといい 自己の幻影を指します 00:03:28.129 --> 00:03:34.239 人間として 私たちは大抵 日々に追われ 自分が誰なのか 00:03:34.239 --> 00:03:42.439 何故ここにいるのか どこへ行くのか ほとんど考えもしません 00:03:42.439 --> 00:03:49.680 大抵の人は真の自己 つまり魂あるいは ブッダが「無我」と呼んだもの 00:03:49.680 --> 00:03:56.980 名前や形を超越し 思考を超越したもの を悟ったことはありません 00:03:56.980 --> 00:04:01.520 その結果 自分は この限られた肉体であると信じています 00:04:01.520 --> 00:04:10.870 気づく気づかないに関わらず 回りが自己として識別する 00:04:10.870 --> 00:04:25.630 この限られた自分の肉体構造は死ぬのだと 私たちは怖れながら生きています 00:04:25.630 --> 00:04:30.890 今日の世界では 宗教や ヨガ、祈り、瞑想、読経 00:04:30.890 --> 00:04:39.750 あるいは他の習慣などの スピリチュアルな修行に携わる大多数が 00:04:39.750 --> 00:04:42.340 条件づけられたテクニックを用います 00:04:42.340 --> 00:04:49.530 つまり自我の構築の一部だということです 00:04:49.530 --> 00:04:55.479 探求したり活動したりは問題ではありません 00:04:55.479 --> 00:05:01.260 外部の形式に答えを見いだした思考が 問題なのです 00:05:01.260 --> 00:05:07.350 一般的な形のスピリチュアリティ―は どこにでもある病的な考えと 00:05:07.350 --> 00:05:10.680 なんら変わりません 00:05:10.680 --> 00:05:14.050 マインドをさらにかき立てることです 00:05:14.050 --> 00:05:19.480 人としての存在に対し もっと人の行動に関わります 00:05:19.480 --> 00:05:28.840 自我の構築は 金を力を愛を 何もかもを さらに欲しがります 00:05:28.840 --> 00:05:37.610 いわゆるスピリチュアルな道をたどる人は さらにスピリチュアルに、さらに目覚め、 00:05:37.610 --> 00:05:43.380 さらに落ち着き、平安、悟りを欲しがります 00:05:43.380 --> 00:05:53.141 この動画を見る危険性は マインドが三昧を欲しがるようになることです 00:05:53.141 --> 00:06:01.130 さらに危険なのは マインドが三昧を得たと思い込むことです 00:06:01.130 --> 00:06:06.270 何かを得たいと望むときはいつも 自我の構築が働いていると思って 00:06:06.270 --> 00:06:08.120 間違いありません 00:06:08.120 --> 00:06:17.850 三昧は自分に何かを得たり 足したりすることではありません 00:06:17.850 --> 00:06:26.830 三昧を悟るとは自分が死ぬ前に 死を学ぶことです 00:06:26.830 --> 00:06:32.360 生と死は陰陽のようなもので 切り離せない連続体であり 00:06:32.360 --> 00:06:37.440 果てしなく展開し 始まりも終わりもありません 00:06:37.440 --> 00:06:42.630 死を追い払えば 生も追い払います 00:06:42.630 --> 00:06:48.820 自分が誰なのか 真実をじかに体験すれば 00:06:48.820 --> 00:06:51.030 もう生も死も怖くありません 00:06:51.030 --> 00:07:00.160 社会や文化に自分が誰なのか教えられ 同時に私たちは 00:07:00.160 --> 00:07:12.719 奥底に隠れた生理的な欲求と嫌悪に 選択を支配され 奴隷となっています 00:07:12.719 --> 00:07:16.360 自我の構築は 反復しようとする衝動以外の 何ものでもありません 00:07:16.360 --> 00:07:22.880 単にエネルギーが一度通った道を また通ろうとする傾向なのです 00:07:22.880 --> 00:07:33.190 その道が生命体に良かろうと悪かろうと 00:07:33.190 --> 00:07:39.760 記憶やマインドには限りないレベルがあり スパイラルの中にスパイラルが渦巻き 00:07:39.760 --> 00:07:46.530 意識がこのマインドつまり自我の構築に 同調すると 00:07:46.530 --> 00:07:54.750 私たちを社会条件に結びつけます 鋳型とも呼べるでしょう 00:07:54.750 --> 00:08:00.940 自我には意識できる側面もありますが 無意識や昔の記憶や 00:08:00.940 --> 00:08:13.370 原始体験に基づく恐れが 原動力になって 00:08:13.370 --> 00:08:18.649 快楽を求めたり 苦痛を避けたり 00:08:18.649 --> 00:08:31.089 病的な行動を昇華させたり...仕事や... 人間関係や... 00:08:31.089 --> 00:08:37.150 確信、思考、そして生活全般にわたる 限りないパターンを後通ししているのです 00:08:37.150 --> 00:09:08.120 家畜のように 殆どの人間は鋳型に人生を はめて無抵抗に服従し 生き 死んでゆきます 00:09:08.120 --> 00:09:12.200 狭いパターンに人生をくぎ付けにして生きます 00:09:12.200 --> 00:09:17.460 人生はしばしば大変な苦悩に満ちていますが 00:09:17.460 --> 00:09:25.990 実は 自由になれるのだということに 私たちは全く気がつきません 00:09:25.990 --> 00:09:34.300 過去から引きずってきた人生を振り払って 内なる世界からの誕生を待っているほうの 00:09:34.300 --> 00:10:08.300 人生を生きるのは可能なのです 00:10:08.300 --> 00:10:20.800 私たちはこの世に生理的な条件つきの構造を 持って生まれましたが 自己意識はなく 00:10:20.800 --> 00:10:29.280 よく小さな子供の目をのぞき込むと 自己の かけらは少しもなく 空の輝きだけが見えます 00:10:29.280 --> 00:10:36.510 育った人というのは 意識の上にかぶったマスクなのです 00:10:36.510 --> 00:10:54.260 シェイクスピア曰く「この世はすべて一つの舞台 人間は男も女も すべて役者にすぎない」 00:10:54.260 --> 00:11:04.290 目覚めた個人なら 意識が人格を通し マスクを通して輝きます 00:11:04.290 --> 00:11:08.960 あなたが目覚めると 演じる役柄で 識別されません 00:11:08.960 --> 00:11:17.030 自分は 着けているマスクだとは 思いませんが 00:11:17.030 --> 00:11:29.700 その役を演じるのを やめたりもしません 00:11:41.200 --> 00:11:47.160 私たちが役柄または 自分のペルソナによって識別されるとき 00:11:47.160 --> 00:11:53.140 それはマーヤー つまり自己の幻影です 00:11:53.140 --> 00:12:01.840 三昧とは 人生の劇の中で演じる役という 夢から覚めることです 00:12:12.780 --> 00:12:19.050 プラトンが『国家』を書いてから240年 たちますが 00:12:19.050 --> 00:12:25.430 人類はいまだに プラトンの洞窟から抜け出せずにいます 00:12:25.430 --> 00:12:36.680 実際 私たちはかつてなかったほど 幻影にとらわれています 00:12:36.680 --> 00:12:42.600 プラトンはソクラテスに 洞窟で鎖につながれ 岩壁を一生見て過ごした一団の人々について 00:12:42.600 --> 00:12:44.220 説明させました 00:12:44.220 --> 00:12:50.480 見えるものといえば 彼らの後ろで 焚火の前を通りすぎるものの影が映る 00:12:50.480 --> 00:12:53.440 岩壁だけだったのです 00:12:53.440 --> 00:12:56.960 この人形劇のようなものが 彼らの世界になりました 00:12:56.960 --> 00:13:06.560 ソクラテスによれば 影たちは 囚人が現実を見ることに 00:13:06.560 --> 00:13:11.100 最も近いものでした 00:13:11.100 --> 00:13:16.370 外の世界のことを教えられても 囚人は 影たちしかいないのだと 00:13:16.370 --> 00:13:19.430 信じ続けました 00:13:19.430 --> 00:13:24.400 もっと他のものがあるのではと感じても 00:13:24.400 --> 00:13:36.000 自分の見慣れたものを離れるのが 嫌だったのです 00:13:36.000 --> 00:13:40.800 今日の人類は 洞穴の壁に映った影しか 見ていない人々のようです 00:13:40.800 --> 00:13:44.260 影は私たちの思考を例えたものです 00:13:44.260 --> 00:13:47.779 思考の世界は 私たちが知っている唯一の世界ですが 00:13:47.779 --> 00:13:52.150 思考を超えた世界が他にあるのです 00:13:52.150 --> 00:13:55.029 二面性のマインドを越えた世界が 00:13:55.029 --> 00:14:03.380 洞窟を離れ 今まで知っていたものを離れ 00:14:03.380 --> 00:14:16.390 あなたが本当は誰なのか 発見する意欲はありますか? 00:14:16.390 --> 00:14:22.371 三昧を経験するには 注意を陰からそらし 00:14:22.371 --> 00:14:25.900 思考から光へと注意を向ける必要があります 00:14:25.900 --> 00:14:40.640 人が暗闇だけに慣れていたら 00:14:40.640 --> 00:14:49.330 徐々に光に慣れていかなければなりません 00:14:49.330 --> 00:14:55.240 新しい概念になれるときはいつもそうですが 時間と努力を要し 00:14:55.240 --> 00:15:16.680 新しいものを探求し 古いものを脱ぎ捨てる意思を要します 00:15:16.680 --> 00:15:30.330 マインドは 意識にとって罠に あるいは 迷路か牢獄にたとえられます 00:15:30.330 --> 00:15:39.779 あなたが牢獄にいるのではなく あなたが牢獄なのです 00:15:39.779 --> 00:15:48.270 牢獄は幻影です 00:15:48.270 --> 00:15:54.330 あなたが幻の自己として認識されれば あなたは眠っているのです 00:15:54.330 --> 00:15:59.340 いったん牢獄に気付いて 幻影から抜け出そうと戦えば 00:15:59.340 --> 00:16:06.820 あなたは幻影を現実であるかのように扱い まだ眠ったままで 00:16:06.820 --> 00:16:07.820 ただ夢が悪夢になっただけです 00:16:07.820 --> 00:16:19.440 永遠に影を追い 影から逃げ続けることになります 00:16:19.440 --> 00:16:26.570 三昧とは 自分とは別の自己 つまり 自我の構築という夢から覚めることです 00:16:26.570 --> 00:16:38.610 三昧とは 自分という牢獄との同一化から 覚めることです 00:16:38.610 --> 00:16:47.690 あなたは実際 自由にはなれません どこへ行こうと牢獄がありますから 00:16:47.690 --> 00:16:53.601 目覚めはマインドつまり鋳型を捨てることでは ありません その逆で 00:16:53.601 --> 00:16:58.860 マインドと同一化していなければ 人生の劇をさらに充実して体験でき 00:16:58.860 --> 00:17:03.700 劇を劇として楽しみ 渇望したり怖れたりしなくて済みます 00:17:03.700 --> 00:17:09.880 古代の教えでは これをリーラの聖なる遊びと呼んでいました 00:17:09.880 --> 00:17:22.039 二元性における遊びです 00:17:22.039 --> 00:17:25.549 人間の意識は連続しています 00:17:25.549 --> 00:17:31.169 極端に言えば 人間は物理的な自己として識別されます 00:17:31.169 --> 00:17:37.559 別の極に三昧があり それは自己を休止することです 00:17:37.559 --> 00:17:46.470 連続の中で三昧に向けてたどる一歩一歩は 苦しみを和らげます 00:17:46.470 --> 00:17:51.610 苦しみが和らぐとは 人生に苦痛がないという意味ではありません 00:17:51.610 --> 00:17:58.909 三昧は苦痛と快楽の二元性を超越しています 00:17:58.909 --> 00:18:04.299 それはマインドを減らすという意味であり 00:18:04.299 --> 00:18:22.309 何が起ころうと それに対する自己の抵抗を 減らすのです 抵抗が苦しみをもたらすのです 00:18:22.309 --> 00:18:28.220 三昧に一度でも気づけば 連続の果てに何があるか見えます 00:18:28.220 --> 00:18:34.570 物質的な世界や自己の興味以外に 何かが存在するのを知ることです 00:18:34.570 --> 00:18:41.309 自我の構造が実際 三昧のうちに休止するとき 利己的な考えはなく 00:18:41.309 --> 00:18:51.020 自己も二元性もありませんが 私たるもの あるいは無我はまだ存在します 00:18:51.020 --> 00:19:01.059 その無の中に智慧の夜明けがあります つまり生まれようとしている自己は 00:19:01.059 --> 00:19:10.820 二元性の劇をはるかに超え 連続すべてを越えたものと理解するのです 00:19:10.820 --> 00:19:18.440 生まれようとする自己は無限で 変わらずいつでも今 存在します 00:19:18.440 --> 00:19:24.509 悟りとは 基本原理のスパイラル 常に移ろい現れる世界 00:19:24.509 --> 00:19:34.269 つまり時が開花するロータスと あなたという 永遠の存在とを合体させることです 00:19:34.269 --> 00:19:41.700 あなたの内なる理解は 自己を識別しなくなるにつれ 00:19:41.700 --> 00:20:09.580 常に開き続ける花のように育ち 時の世界と 無限との間で生きた架け橋となるのです 00:20:09.580 --> 00:20:14.539 生まれようとしている自己にただ気付くのは 人の道の始まりにすぎません 00:20:14.539 --> 00:20:20.530 大抵の人は瞑想中に何度も 三昧を経験しては失い それから 00:20:20.530 --> 00:20:24.629 人生の他の局面に 三昧を取り入れることができます 00:20:24.629 --> 00:20:32.220 瞑想や自問の中で 自己の本質に 深い洞察を得てから 00:20:32.220 --> 00:20:39.990 また古いパターンに逆戻りし 00:20:39.990 --> 00:20:53.750 自分が本当は 誰なのか忘れることは珍しくありません 00:20:53.750 --> 00:21:00.950 静けさ あるいは空を 人生の全ての面で気づくのは 00:21:00.950 --> 00:21:23.619 すべてのものごとで踊っている 空そのものになることです 00:21:23.619 --> 00:21:27.600 静けさは動きから離れたものではありません 00:21:27.600 --> 00:21:30.799 動きの逆ではありません 00:21:30.799 --> 00:21:42.159 三昧において静けさは動きと同一視され 形は空と同一なのです 00:21:42.159 --> 00:22:02.440 これはマインドには空論です マインドは二元性に踏み込むという事ですから 00:22:02.440 --> 00:22:09.649 ルネ・デカルトは西洋哲学の父で 『我思う、ゆえに我あり』という言葉で 00:22:09.649 --> 00:22:11.139 有名です 00:22:11.139 --> 00:22:18.340 これほどはっきり文明の崩壊と 洞窟の壁に映った影を全面的に認める 00:22:18.340 --> 00:22:23.109 言葉はありません 00:22:23.109 --> 00:22:32.460 デカルトの誤りは ほぼ全人類の誤りと似ていて 00:22:32.460 --> 00:22:36.740 根本的な存在を 思考と同じだとすることです 00:22:36.740 --> 00:22:51.309 著名な論文の初めに デカルトは ほぼすべてを疑うことができると書きました 00:22:51.309 --> 00:23:03.340 自分の感覚や思考さえも 疑ってかかることができると 00:23:03.340 --> 00:23:09.991 同じくカーマ・スートラでブッダは言いました 真実を確保するためには 00:23:09.991 --> 00:23:17.320 人はすべての伝統、聖典、教え また思考や感覚の内容を 00:23:17.320 --> 00:23:19.919 疑わなければならないと 00:23:19.919 --> 00:23:28.350 両者とも懐疑的な態度で出発しましたが 違いは デカルトの探求が思考レベルで 00:23:28.350 --> 00:23:35.059 ブッダはさらに深く進んで マインドの最深レベルを 00:23:35.059 --> 00:23:39.739 突き抜けていったことです 00:23:39.739 --> 00:23:46.859 もしデカルトが思考するマインドを越えて いったら 自分の本質に気づいたかもしれず 00:23:46.859 --> 00:23:52.970 西洋の意識は今日 全く違っていたかも知れません 00:23:52.970 --> 00:24:00.889 その代わり デカルトは 悪霊が私たちを幻影の中に閉じ込めている 00:24:00.889 --> 00:24:04.039 という可能性を述べていました 00:24:04.039 --> 00:24:10.940 デカルトは悪霊の正体を認識しなかったのです 00:24:10.940 --> 00:24:19.409 マトリックスという映画にあったように 私たちはみな複雑な仕組みにつながれて 00:24:19.409 --> 00:24:22.250 幻の世界をむさぼっているのかも知れません 00:24:22.250 --> 00:24:27.399 映画では 人類は仮想現実の中で 生きていながら 別のレベルでは 00:24:27.399 --> 00:24:32.960 単なるバッテリーで 生命の力をマシンに提供していました 00:24:32.960 --> 00:25:06.720 マシンは人類のエネルギーを 自分たちの計画に利用していたのです 00:25:06.720 --> 00:25:11.399 人はいつも 自分の不幸や世界情勢を 自分以外のせいに 00:25:11.399 --> 00:25:12.799 したがります 00:25:12.799 --> 00:25:20.100 それが他人かグループ、国、宗教にせよ デカントの悪霊のような 支配欲に満ちた 00:25:20.100 --> 00:25:27.999 啓蒙主義者にせよ マトリックスに登場する 意識を持つマシンにせよ 00:25:27.999 --> 00:25:35.139 皮肉なことに デカントの提唱した悪霊こそ 彼自身を定義するもの 00:25:35.139 --> 00:25:36.139 だったのです 00:25:36.139 --> 00:25:42.759 三昧を悟ると 支配者がいて マシンがいて 悪霊がいて 00:25:42.759 --> 00:25:48.379 あなたの人生を日々 搾り取っているのがはっきりします 00:25:48.379 --> 00:26:01.250 そのマシンとは あなたなのです 00:26:01.250 --> 00:26:08.230 自己構造は無数の条件づけられた 下層プログラムというか小さなボスで成り立ち 00:26:08.230 --> 00:26:21.190 あるボスは食物を渇望し 別のボスは金を 地位を パワーを 00:26:21.190 --> 00:26:25.679 セックスを 親密な関係を渇望します 00:26:25.679 --> 00:26:28.799 別のボスは意識を あるいは他人の注意を欲しがります 00:26:28.799 --> 00:26:34.879 欲求には限りがなく 満足させることはできません 00:26:34.879 --> 00:26:40.679 私たちは時間とエネルギーをたくさん費やして 自分の牢獄を飾りたて 圧力に屈して 00:26:40.679 --> 00:26:47.019 マスクをつけ 小さなボスに食物を与えて さらにパワフルにしているのです 00:26:47.019 --> 00:26:56.710 麻薬中毒者のように 小さなボスを満足 させようとすればするほど欲求が募るのです 00:26:56.710 --> 00:27:04.729 自由への道は 自己改善でも 自己の目的を どうにかして満たすことでもなく 00:27:04.729 --> 00:27:12.999 自己の目的をきれいさっぱり 手放すことなのです 00:27:12.999 --> 00:27:18.309 中には 真の自分に目覚めるとは 個性や人生の楽しみを失うことではないかと 00:27:18.309 --> 00:27:20.429 心配する人もいます 00:27:20.429 --> 00:27:28.519 実際はその逆が真実なのです 魂のユニークな個性化は 00:27:28.519 --> 00:27:36.240 条件づけられた自己を乗り越えて 初めて表現できるのです 00:27:36.240 --> 00:27:41.649 鋳型の中で眠っているため 殆どの人は 魂が何を表現したいのか 00:27:41.649 --> 00:27:57.899 発見できずにいます 00:27:57.899 --> 00:28:05.479 三昧への道には瞑想がかかわり それは条件づけられ 変化する自己を観察し 00:28:05.479 --> 00:28:14.429 変わることのないあなたの本質を 悟ることでもあります 00:28:14.429 --> 00:28:22.450 自己の内の動かぬポイント つまり存在の源に到達したら 00:28:22.450 --> 00:28:28.100 外界をどう変えるべきか主張せず さらに待ちます 00:28:28.100 --> 00:28:38.429 自己の意志でなく さらに高い意思が成るよう 身を任せるのです 00:28:38.429 --> 00:28:43.649 もしマインドが外界を変えて 道がこうある べきだというある考えを確認しようとするなら 00:28:43.649 --> 00:28:49.299 鏡に映った影を操作して 鏡のイメージを変えようとする 00:28:49.299 --> 00:28:51.940 ようなものです 00:28:51.940 --> 00:28:58.330 鏡のイメージに微笑ませるには 明らかに 鏡に映った影を操作できません 00:28:58.330 --> 00:29:05.590 鏡の影の本物の源であるあなたに 気付かなければいけません 00:29:05.590 --> 00:29:11.229 いったん本物の自己に気付けば 00:29:11.229 --> 00:29:13.860 00:29:13.860 --> 00:29:20.789 00:29:20.789 --> 00:29:30.019 00:29:30.019 --> 00:29:35.210 00:29:35.210 --> 00:29:58.269 00:29:58.269 --> 00:30:03.590 00:30:03.590 --> 00:30:06.529 00:30:06.529 --> 00:30:12.010 00:30:12.010 --> 00:30:24.830 00:30:24.830 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