[Script Info] Title: [Events] Format: Layer, Start, End, Style, Name, MarginL, MarginR, MarginV, Effect, Text Dialogue: 0,0:00:01.20,0:00:06.88,Default,,0000,0000,0000,,今回は、世の中に出回っているおカネの量を\N色々な方法で測ってみるということを見ていこう Dialogue: 0,0:00:06.88,0:00:13.58,Default,,0000,0000,0000,,それじゃ、中央銀行の話から始めようか。\N(アメリカでは、米国連邦準備銀行のことだね) Dialogue: 0,0:00:13.58,0:00:17.77,Default,,0000,0000,0000,,例えば、中央銀行が4ドル札を印刷するとしよう Dialogue: 0,0:00:17.94,0:00:21.62,Default,,0000,0000,0000,,目で見てわかりやすくするために、具体的にしてみよう Dialogue: 0,0:00:21.62,0:00:25.76,Default,,0000,0000,0000,,電子技術で発行もできるけど、今は実際に印刷する前提で\N話を進めようね Dialogue: 0,0:00:25.76,0:00:29.12,Default,,0000,0000,0000,,それで、このドル札を世の中に流通させるには、\Nこのおカネを使って Dialogue: 0,0:00:29.12,0:00:35.20,Default,,0000,0000,0000,,自由な市場で証券を買ったりするんだ。\N普通はとても安全性と流動性の高い証券だね Dialogue: 0,0:00:35.20,0:00:39.20,Default,,0000,0000,0000,,流動性があるというのは、大量な売り買いがたやすくできる証券ということ。 Dialogue: 0,0:00:39.20,0:00:44.27,Default,,0000,0000,0000,,例えば、政府の債権は流動性のある証券、\Nつまり流動性のある資産だけど Dialogue: 0,0:00:44.27,0:00:46.53,Default,,0000,0000,0000,,髭剃り入れは流動性資産とはいえない・・・ Dialogue: 0,0:00:46.53,0:00:48.80,Default,,0000,0000,0000,,もし僕が、10億ドル分の髭剃り入れを買ったとしても Dialogue: 0,0:00:48.80,0:00:52.33,Default,,0000,0000,0000,,売りさばくのはとても困難だ・・・\N一つには、10億ドル分を買うのがまず難しいし Dialogue: 0,0:00:52.33,0:00:55.53,Default,,0000,0000,0000,,それを10億ドル分売るというのは、多分もっと難しいね Dialogue: 0,0:00:55.53,0:00:58.60,Default,,0000,0000,0000,,短期、中期的にはね。 Dialogue: 0,0:00:58.60,0:01:03.43,Default,,0000,0000,0000,,だから、中央銀行は市場で、例えば4ドル分の流動性証券を1単位買う。 Dialogue: 0,0:01:03.43,0:01:05.66,Default,,0000,0000,0000,,(はい、これがその証券ね) Dialogue: 0,0:01:05.66,0:01:09.61,Default,,0000,0000,0000,,そして、その証券を売った人は、それを銀行に預けることにする。 Dialogue: 0,0:01:09.61,0:01:13.07,Default,,0000,0000,0000,,彼らはそのお金を直接銀行に預けてもいいし、それとも Dialogue: 0,0:01:13.07,0:01:15.27,Default,,0000,0000,0000,,証券を売ったおカネで他のものを買ってもいい Dialogue: 0,0:01:15.27,0:01:17.67,Default,,0000,0000,0000,,そして人に物を売った人はおカネを銀行に預ける… Dialogue: 0,0:01:17.67,0:01:21.07,Default,,0000,0000,0000,,でも、いずれにしろ、おカネは銀行に預けられることになるのは\Nわかるよね Dialogue: 0,0:01:21.07,0:01:27.27,Default,,0000,0000,0000,,(はい、これは僕たちのプライベート銀行。これをプライベート銀行1としよう) Dialogue: 0,0:01:27.27,0:01:37.11,Default,,0000,0000,0000,,さて、いますべてのおカネはプライベート銀行1に移されて・・・ Dialogue: 0,0:01:37.15,0:01:42.87,Default,,0000,0000,0000,,連邦準備銀行、つまり中央銀行(通常は)は、おカネを持っていない Dialogue: 0,0:01:42.87,0:01:48.80,Default,,0000,0000,0000,,おカネはここ(プライベート銀行1)に移されたんだ。\N(流れをわかりやすくするためにこれを消すね) Dialogue: 0,0:01:48.80,0:01:55.20,Default,,0000,0000,0000,,さて、おカネがプライベート銀行1に預けられると、預けた人はこう言う: Dialogue: 0,0:01:55.20,0:01:57.13,Default,,0000,0000,0000,,「そうだな、僕は必要に応じてこの中の3ドルを取り出したい。このおカネに対して、小切手を出そう」 Dialogue: 0,0:01:57.13,0:02:14.20,Default,,0000,0000,0000,,そしてその人は当座預金に3ドルを入れると、3ドルまでの小切手を書くことができる・・・。 Dialogue: 0,0:02:14.20,0:02:16.80,Default,,0000,0000,0000,,そして、その人は少し利子の上乗せをしてもらえるし、 Dialogue: 0,0:02:16.80,0:02:20.60,Default,,0000,0000,0000,,銀行の方も普通預金の利子も上乗せしてくれる。\Nだって、銀行は準備高をキープしてなくていいんだからね Dialogue: 0,0:02:20.60,0:02:25.60,Default,,0000,0000,0000,,彼らh1ドルを普通預金に入れる Dialogue: 0,0:02:25.74,0:02:28.16,Default,,0000,0000,0000,,でも、この普通預金に対しては小切手を書くことはできない Dialogue: 0,0:02:28.16,0:02:33.37,Default,,0000,0000,0000,,さて、例外はあるとしても、話を簡単にするために\N彼らは小切手を書けないということにしよう