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対数の講座にようこそ!
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ここに書きます。
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少し変わった言葉です。
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少なくとも一度は見て下さいね。
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ペンツールを動かしてみましょう。
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対数
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よくスペルを間違えるんです。
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私が通っていたマサチューセッツ工科大学にはアカペラグループがあって
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対数という名前でした。
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リズムのように、音楽のように。
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さて、話が飛んでしまいましたね。
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対数とは何でしょうか?
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一番わかりやすく言うと、対数とは
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ある数の指数とその解とを
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入れ替えたものです。
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説明しましょう。
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指数の授業からわかるように、
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2の3乗というのは、
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8に等しいですね。
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もう一度言います、これは2です。アルファベットのzではありません。
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2の3乗は8なので、
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log2底8=3、になります。
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logというのは対数(logarithm) の省略形です。
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これを見て、みんなが「おっ」と言えば
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これは理にかなっている、ということです。
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つまり、log2底8は何ですか、という問題は
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2を何乗したら8になるか、ということと同じです。
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だから、対数の答えを出すときには、
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あるいは、対数を用いて答えを求めるとしたら
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2の「何」乗が8になるか、というときの
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「何」にあたる指数を求めれば良いのです。
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もう一度言います。3です。
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もういくつかやってみればわかると思います。
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log・・・ペンはどこだ?
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log4底64=x、とします。
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この等式を別の方法で書き直すとすると、
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4x=64、です。
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また別の方法で考えると、
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4の何乗が64ですか?
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さて、ご存じのように4の3乗は64ですね。
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この場合、答えは3です。
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だから、log4底64=3,です。
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もうすこしやってみましょう。
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例題を多くやればやるほど、わかってくると思います。
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対数はシンプルな考え方ですが、少し混乱させる可能性があるとしたら、
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それは対数が指数関数の逆だからです。
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混乱させる原因はこれです。
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では、log10底何が100万になるかを考えてみましょう。
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わかりやすくするために、ここにコンマを打ちましょう。
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これはクエスチョンマークです。
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私たちが考えなければいけないのは、10の何乗が
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100万になるか、ということです。
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また、10の何乗かということは、実際は1に何がついているか、
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ということです。もし、10の5乗ならば1の後ろに
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0が5つついたものと等しいのです。
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だから、1の後ろに0が6つついているときは、
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10の6乗と全く同じことです。
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なので、10の6乗は1000000と等しくなります。
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10の6乗が100万と等しいので、
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log10底100万は6です。
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覚えておいてください。この6は、10を100万にするための
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指数なのです。
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これを100通りの違った言い方で説明していますが、
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願わくば私の何百万通りの説明のうちで1つや2つは
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わかってくれますように。
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あといくつかやりましょう。
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実際、少しややこしいのをやってみますね。
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log1/2底1/8。
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これがxに等しいとしましょう。
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思い出してみましょう。これは
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1/2・・ あれ、
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1/2。
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ここはかっこのはずです。
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x乗が1/8に等しい。
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1/2の3乗が1/8ということはわかっています。
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だから、log1/2底1/8は3,です。
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もうすこし問題をやってみましょう。
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少し混ぜた問題をやってみましょう。
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logx底27が3と等しい時、
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xは何でしょうか?
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前にやったのと同じようにしてみると、これは
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xの3乗は27に等しい、ということです。
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または、xは27の3乗根に等しい、とも言えます。
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これらは全て、ある数字自体を3回かけ合わせたら
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27に等しくなる、という意味です。
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ここでみなさんは、その数字とは3だろう、
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と思っているのではないでしょうか。
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xは3です。
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なので、log3底27は3に等しい、と言えます。
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他の例をやってみましょう。
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比較的小さい数字しか使っていないのはなぜかというと、
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計算機を持っていないため暗算しなければならないからです。
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log・・・これはどうでしょう。
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log100底1は何になるでしょうか。
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これは変な問題です。
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もう一度、これはクエスチョンマークと
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しておきましょう。
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log100底1がこれだと覚えておいてください。
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つまり、100の3乗が1に等しい、
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ということです。
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何があてはまるでしょうか。どんな数字をいれたら
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1が得られるでしょうか。
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指数の法則、または指数の法則ではなく
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指数の授業を覚えているならば
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すべての数の0乗は1ですね。
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100の0乗は1なのです。
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つまり、log100底の1は0です。
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なぜなら、100の0乗は1だからです。
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もう一つやってみましょう。
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log2底の0はどうでしょう?
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答えは何になりますか?
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私が聞いているのは、
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上式の答えをxとすると、
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2のx乗は0です。
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xは何ですか?
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答えが0になるために
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xに当てはまる数はありますか?
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ありません。
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これは定義されません。
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未定義、または解なし、となります。
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2を何乗したとしても0になる数字は
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存在しません。
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同様に、log3底−1はどうでしょう?
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今度は負の数です。
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私たちはここまではほとんどの数を、
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実数を使って
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解いてきましたね。
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3を何乗しても負の数にはならないので
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これは未定義となります。
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底が正の数であるかぎり、
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この数は0よりも大きくなければなりません。
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0と等しくても良いのかな、
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いや、0よりも大きくなければなりません。
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イコール0ではだめです。
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0でもだめだし、負の数でもだめです。
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もう少し問題を解いてみましょう。
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もう1分半あると思います。
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初級対数に入る準備はできましたね。
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でも、もうすこしやってみましょう。
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ちょっとだけ込み入った問題ですが、
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log8底1/64は何でしょうか?
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おもしろいですね。
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log8底の64が2だということはわかりますよね?
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なぜなら、8の平方は64だからです。
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でも、8を何乗すれば1/64になるのでしょう?
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負の指数の授業で、
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それは−2になる、と習いましたね。
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覚えていますか。8の−2乗は1/8の2乗
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と同じことです。
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ここで分母の8を2乗すると、1/64になります。
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おもしろいですね。
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みなさんが考えられるようにこれはこのままにしておきましょう。
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対数をとった数の逆数を考えたならば、
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答えが正から負に変わります。
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これから先の授業で、もっとたくさんの対数の問題や
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対数の性質の問題を詳しく見ていきます。
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みなさんは現時点ですでに対数の初級問題が
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できると思います。
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次回の授業で会いましょう!