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悪魔を騙した少年の物語 ー イーサルト・ギレスピー

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    小さな町の木漏れ日のさす通りで
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    誇り高い母親は
    産まれたばかりの息子を自慢しました
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    息子の幸運なアザに気が付いて
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    町の人々は 彼が王女と
    結婚するだろうと予期しました
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    しかし直ぐに
    噂は邪悪な王の耳に届きました
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    激怒した王は子供を盗み 川に流しました
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    しかし幼児の運は王の策略を上回りました
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    数年後 王は自国の領土内を
    旅していました
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    その時 彼は不気味なアザのある
    大柄の若者を見つけました
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    子供の時の出生を確認すると
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    狡猾な王はその若者に
    女王に宛てた手紙を託しました
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    若者はメッセージを届けるために
    意気込んで出発しましたが
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    自分の死を運んでいることは
    知る由もありません
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    その夜 盗賊達が
    野宿をしている彼に出くわしました
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    しかし彼らが残忍な手紙を読んだ時
    憐れみの気持ちで満たされました
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    王を困らせてやろうと決心し彼等は代わりに
    新しい手紙を書きました
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    若者が宮殿に到着すると直ぐに
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    王女と顔を合わせました
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    2人は互いに運命を感じました
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    王女は 2人の結婚を認めるという
    王の手紙を読んで
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    喜び 大急ぎで結婚式の計画を立てました
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    王は戻ってくると 激怒しました
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    しかし王は娘の愛する人を理由もなく
    死刑にできませんでした
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    それで王は悪魔の様な試練を考えました
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    若者に地獄へ旅し 悪魔の頭から
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    抜いたばかりの金の髪の毛を
    3本持って帰る様に命じました
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    成功して初めて
    彼は花嫁の元へ帰ることができるのです
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    若者は国中をめぐって
    地獄の入り口を探そうとし
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    ついに不気味な村に辿り着きました
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    そこでは井戸の周りに村人達が
    集まっているのを目にしました
  • 2:05 - 2:10
    人々は若者を囲み
    質問に答えるまでは
  • 2:10 - 2:15
    そこを通さないと言いました
    「井戸は何故干上がっているのか?」
  • 2:15 - 2:20
    若者は答えました
    「私が戻った時に答えましょう」
  • 2:20 - 2:23
    人々は彼をさらに町の奥へと案内しました
  • 2:23 - 2:28
    彼は節だらけの木を案じる
    別の村人達に出くわしました
  • 2:28 - 2:32
    村人は質問に答えるまでは
    そこを通さないと言いました
  • 2:32 - 2:35
    「何故この木に実ができないのか?」
  • 2:35 - 2:41
    再び若者は答えました
    「私が戻った時に答えましょう」
  • 2:41 - 2:46
    村人達は彼を船着場に案内しました
    そこには年老いた船頭が待っていました
  • 2:46 - 2:52
    船頭は黒い水を漕ぎながら
    3番目の質問を投げかけました
  • 2:52 - 2:57
    「どうすれば果てしないこの仕事から
    逃れられるのか?」
  • 2:57 - 3:02
    もう一度 若者は約束しました
    「私が戻った時に答えましょう」
  • 3:02 - 3:09
    遂に彼等は 地獄の沼のような土手に沈む
    小屋に辿り着きました
  • 3:09 - 3:13
    若者はしぶしぶ腐ったドアをノックしました
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    悪魔の祖母が呼びかけに答えました
  • 3:16 - 3:21
    彼女は訪問者の魂を救うこともあれば
    害することもあることで知られていました
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    若者が話しを終えると
    ちょうどその時 悪魔の足音が聞こえました
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    前触れなく 
    少年の世界は縮小したようです
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    悪魔の祖母は彼を持ち上げ
    彼女の袖の折り目に入れ
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    孫を迎えました
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    老婆は悪魔に贅沢な食事と飲み物を
    用意し始めました
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    悪魔が眠りに落ちた時 彼女は悪魔の頭から
    3本の輝く髪を巧みに引き抜きました
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    髪の毛を抜くたびに悪魔は
    ほんの少し目を覚まし 近くの村人と
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    彼等の問題で満たされた夢について
    愚痴をこぼしました
  • 3:59 - 4:02
    翌日 若者は出発しました
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    彼は3本の金の髪の毛と
    3つの情報を手にしています
  • 4:07 - 4:11
    彼は悪魔の最初の夢について
    船頭に話しました
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    もし船頭が 意志のある客に
    オールを渡すことが出来れば
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    彼はこの仕事から解放されるでしょう
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    村に戻った若者は こう述べました
    「木の根をかじる鼠がいて
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    しかも 巨大な蛙が井戸を
    塞いでいるのだ」と
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    村人達は彼の助けに手厚く報いました
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    旅から戻った若者は王に
    悪魔の毛を差し出しました
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    しかし貪欲な義理の父は
    金にしか興味がありません
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    いたずらな若者は川を渡れば
    より大きな富が王を待っていると伝えました
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    いたずらな若者は川を渡れば
    より大きな富が王を待っていると伝えました
  • 4:48 - 4:52
    早速に 王は川岸へと急ぎました
  • 4:52 - 4:54
    富を求めて待ち切れず
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    にやける船頭に苛立ちながら
    手を差し出すと
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    船頭は喜んでオールを手渡しました
Title:
悪魔を騙した少年の物語 ー イーサルト・ギレスピー
Speaker:
イーサルト・ギレスピー
Description:

小さな町で、誇り高い母親が生まれたばかりの息子を自慢して見せました。 彼の幸運なあざに気づき町民は王女と結婚するだろうと予期しました。 しかしすぐに、この噂は邪悪な王の耳に届きました。 激怒した王は子供を盗み、彼を川に流しました。 しかし、乳児の運は王の策略を上回りました。 イゾルテ・ガレスピーは、少年が悪魔に会うまでの旅の物語を語ります。
講師 : イーサルト・ギレスピー、監督 : ルチヤ・ブジャンティッチ

*このビデオの教材 : https://ed.ted.com/lessons/the-tale-of-the-boy-who-tricked-the-devil-iseult-gillespie

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TED-Ed
Duration:
05:02

Japanese subtitles

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