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18分で学ぶクリエイティビティ | ティナ・シーリグ | TEDxStanford

  • 0:04 - 0:07
    なんて1日でしょう!
  • 0:07 - 0:10
    ものすごいアイデアに
    溢れています
  • 0:10 - 0:15
    でも アイデアは
    どこから来るのでしょう?
  • 0:15 - 0:20
    これは私が この35年間
    取り組んできた疑問です
  • 0:20 - 0:21
    アイデアは
    どこから来るのか?
  • 0:21 - 0:23
    私は最初
    神経生理学者として
  • 0:23 - 0:27
    小さな細胞を
    さらに小さな電極でつついて
  • 0:27 - 0:30
    クリエイティビティやイノベーションについて
    何か教えてくれるか探っていました
  • 0:30 - 0:33
    博士課程を終えると
  • 0:33 - 0:36
    現実の世界における
    クリエイティビティを研究しようと
  • 0:36 - 0:38
    大小の企業で働き
  • 0:38 - 0:40
    さらには自分で
    会社も興しました
  • 0:40 - 0:43
    そして この13年間は
    スタンフォードで
  • 0:43 - 0:47
    クリエイティビティや イノベーションや
    起業について教えてきました
  • 0:47 - 0:50
    そして授業を通して
    学生達と数限りない実験をし
  • 0:50 - 0:56
    クリエイティビティの扉を開くのは何か
    突き止めようとしてきました
  • 0:56 - 0:59
    この何年かで
    気付いたのは
  • 0:59 - 1:05
    私たちのクリエイティビティに対する見方が
    狭すぎるということです
  • 1:05 - 1:09
    窓をもっと開いて
  • 1:09 - 1:13
    クリエイティビティを違った光に
    照らして見る必要があります
  • 1:13 - 1:14
    私は1つのモデルを
    作りました
  • 1:14 - 1:18
    すぐ後で説明しますが
  • 1:18 - 1:22
    クリエイティビティの扉を開くのに
    必要なもののすべてです
  • 1:22 - 1:25
    イノベーション・エンジンと
    私が呼んでいるものですが
  • 1:25 - 1:29
    これには2つの部分があります
  • 1:29 - 1:31
    内側は自分です
  • 1:31 - 1:35
    知識に 想像力に 姿勢
  • 1:35 - 1:37
    外側は周りの世界です
  • 1:37 - 1:41
    リソースに 環境に 文化
  • 1:41 - 1:45
    では 多くの人が始めるところから
    始めましょう
  • 1:45 - 1:50
    多くの人は クリエイティビティというと
    想像力を考えます
  • 1:50 - 1:52
    そこから見ることにしましょう
  • 1:52 - 1:54
    想像力について
    残念なことは
  • 1:54 - 1:58
    学校では想像力を豊かにする方法を
    教えていないということです
  • 1:58 - 2:02
    面白いアイデアを考え出す力を
    高める方法というのは
  • 2:02 - 2:05
    あるというのにです
  • 2:05 - 2:08
    どこが問題なのか見るには
    幼稚園まで遡る必要があります
  • 2:08 - 2:12
    幼稚園で聞かれる質問は
    このようなものです
  • 2:12 - 2:16
    「5 + 5 は?」
    答えは何でしょう?
  • 2:16 - 2:18
    10ですね
    皆さん本当に頭がいいです
  • 2:18 - 2:23
    なぜ10だと分かるかというと
    この問題の正しい答えは1つだけだからです
  • 2:23 - 2:26
    でもこの質問が もうちょっと
    違う形だったとしたらどうでしょう?
  • 2:26 - 2:30
    「足すと10になる2つの数は何か?」
  • 2:30 - 2:33
    この問題に答えは
    いくつあるでしょう?
  • 2:33 - 2:36
    無限です
    無数の答えがあります
  • 2:36 - 2:37
    これはすごく重要なことです
  • 2:37 - 2:40
    今日も何人もの講演者が
    触れていたことですが
  • 2:40 - 2:45
    質問の仕方で
    答えの形は決まるのです
  • 2:45 - 2:49
    問う質問が 答えの収まる枠になる
    ということです
  • 2:49 - 2:52
    たから よく考えて質問をしないと
  • 2:52 - 2:55
    面白い答えは得られないのです
  • 2:55 - 3:00
    コペルニクスの転回だって 質問の枠組みを
    切り替えることで もたらされたのです
  • 3:00 - 3:03
    「もし地球が太陽系の
    中心でなかったとしたら?
  • 3:03 - 3:08
    太陽が中心だったら?」
    それが天文学の地平を開くことになりました
  • 3:08 - 3:11
    でもこれはそんなに
    深刻にやる必要はありません
  • 3:11 - 3:14
    日常的にジョークを使って
    鍛えられるんです
  • 3:14 - 3:17
    ジョークの面白さの多くは
  • 3:17 - 3:21
    枠組みが途中で切り替わる
    ところにあるからです
  • 3:21 - 3:23
    たとえばピンクパンサーの映画を
    ご存知かもしれませんが
  • 3:23 - 3:26
    警部がホテルに入ると
    カーペットの上に犬がいるので
  • 3:26 - 3:29
    支配人に「あんたの犬は噛みつくかね?」
    と聞くと
  • 3:29 - 3:31
    「いいえ 私の犬は噛みませんよ」
    と言います
  • 3:31 - 3:34
    でも先に進むと噛みつかれ
    「いったいどういうことだ?」と聞くと
  • 3:34 - 3:38
    「それは私の犬じゃありません」と
  • 3:38 - 3:39
    (笑)
  • 3:39 - 3:40
    どうですか?
  • 3:40 - 3:43
    ジョークを聞いていると
    ほとんどの場合
  • 3:43 - 3:45
    どこかで枠組みが
    切り替わっています
  • 3:45 - 3:50
    ジョークを使って 問題の見方の切り替えを
    とても楽しく練習できます
  • 3:50 - 3:53
    これが想像力を高める
    方法の1つです
  • 3:53 - 3:55
    方法は他にもあります
  • 3:55 - 3:58
    重要な方法に アイデアを繋げ
    組み合わせるというのがあります
  • 3:58 - 4:01
    発明の多くは これまで一緒に
    されることのなかったものを
  • 4:01 - 4:04
    普通でない驚くような仕方で
  • 4:04 - 4:07
    一緒にすることで
    生まれています
  • 4:07 - 4:13
    この練習をする私のお気に入りの方法は
    「珍道具」と呼ばれる日本の工芸です
  • 4:13 - 4:17
    珍道具は役立たずでない発明を
    生み出す庭です
  • 4:17 - 4:20
    有用ではありませんが
    役立たずというわけでもありません
  • 4:20 - 4:21
    役立たずでないもの
  • 4:21 - 4:24
    本質的に これは
    「確信はないけど 何かあるかもしれない」
  • 4:24 - 4:26
    と表明する方法なのです
  • 4:26 - 4:28
    この例では
    靴に傘が付いています
  • 4:28 - 4:31
    あんまり実用的でない
    かもしれないけど
  • 4:31 - 4:35
    何か本当に面白いアイデアの
    扉を開いています
  • 4:35 - 4:38
    靴というと もう1つ
    珍道具があります (笑)
  • 4:38 - 4:39
    ちっちゃなチリ取り付きスリッパ
  • 4:39 - 4:42
    これもあんまり実用的では
    ないかもしれないけど
  • 4:42 - 4:45
    面白いアイデアが
    そこにはあります
  • 4:45 - 4:49
    ジョークは 日常でインスピレーションを
    得るためにも使えます
  • 4:49 - 4:52
    私の好きなやつですが
    ニューヨーカー誌を読む時は
  • 4:52 - 4:54
    みんなもきっと
    そうするでしょう
  • 4:54 - 4:56
    真っ先に後ろの表紙をめくって
  • 4:56 - 5:00
    漫画キャプション・コンテストを
    見るんです
  • 5:00 - 5:06
    漫画キャプション・コンテストでは
    いつも予想外のものが一緒になっていて
  • 5:06 - 5:08
    スケールがおかしかったり
  • 5:08 - 5:11
    一緒にあるのが不思議なものが
    並んでいたりします
  • 5:11 - 5:14
    ここでの課題は それらのものを
    面白く意外な方法で
  • 5:14 - 5:17
    結び合わせるということです
  • 5:17 - 5:20
    この漫画のキャプションはこうです
  • 5:20 - 5:26
    「あなたにはここから始めてもらいます
    経験を積んだらもっと責任を委ねますからね」(笑)
  • 5:26 - 5:30
    もちろん 答えは他にも
    無数に考え出せます
  • 5:30 - 5:33
    想像力を高める方法を
    2つ挙げましたが
  • 5:33 - 5:35
    もう1つ紹介したい
    ものがあります
  • 5:35 - 5:37
    前提を疑うということです
  • 5:37 - 5:41
    私たちの大きな問題点は
    質問され 問題を与えられたときに
  • 5:41 - 5:44
    最初の正しい答えを出す
    ということです
  • 5:44 - 5:47
    そうして出てくるのは
    少し改善するような解決法です
  • 5:47 - 5:49
    だから私の
    クリエイティビティの授業では
  • 5:49 - 5:54
    正解というのがない
    驚くような問題を出すんです
  • 5:54 - 5:56
    最近出した例ですが
  • 5:56 - 5:58
    これが課題の記述です
  • 5:58 - 6:01
    この問題は 実際に
    大阪大学の学生に出したもので
  • 6:01 - 6:06
    ゴミ箱の中身から 可能な限り
    価値あるものを生み出せ
  • 6:06 - 6:08
    というものです
  • 6:08 - 6:11
    価値の尺度は どのように
    決めても構いません
  • 6:11 - 6:13
    持ち時間は2時間です
  • 6:13 - 6:16
    皆さんならどうしますか?
  • 6:16 - 6:18
    この課題が面白いのは—
  • 6:18 - 6:21
    課題の枠組みについては
    あらかじめよく考えたんですが
  • 6:21 - 6:24
    ゴミの価値は 基本的に
    マイナスだということです
  • 6:24 - 6:27
    持って行ってもらうために
    お金を払う必要があります
  • 6:27 - 6:30
    だから学生達は
    このプロジェクトで
  • 6:30 - 6:35
    価値をどう定めるかという点に
    多くの時間を費やすことになりました
  • 6:35 - 6:40
    友情だとか コミュニティだとか 健康だとか
    経済的な保障などを考えました
  • 6:40 - 6:43
    ゴミから価値を
    生み出そうとする中で
  • 6:43 - 6:47
    あらゆるものが ゴミ箱について考える方法を
    形成することになったのです
  • 6:47 - 6:52
    私はハードルをさらに上げて
    挑戦しがいのあるものにすることにしました
  • 6:52 - 6:56
    世界中の研究者仲間と連絡を取って
    彼らの学生にも—
  • 6:56 - 7:00
    同じ課題に取り組んでもらっていると
    伝えたのです
  • 7:00 - 7:03
    ヨーロッパ アジア
    アメリカ 南米の学生が
  • 7:03 - 7:06
    同時に同じ課題に
    取り組みました
  • 7:06 - 7:09
    その結果として出来たものを
    2つご覧いただきましょう
  • 7:09 - 7:14
    エクアドルのグループは
    庭ゴミでいっぱいのゴミ箱で始めました
  • 7:14 - 7:17
    庭ゴミ? ゴミについて有無は
    言わせていないと思いますが
  • 7:17 - 7:19
    彼らがどれほど素晴らしいものを
    作ったか見てください
  • 7:19 - 7:22
    ゴミをきれいな
    壁飾りに変えたんです
  • 7:22 - 7:26
    アイルランドの女の子は
    弟の靴下の引き出しから母親が間引いた
  • 7:26 - 7:29
    ゴミ箱いっぱいの
    ボロ靴下を使って—
  • 7:29 - 7:32
    黒 白 グレーと様々な
    色のがありましたが
  • 7:32 - 7:36
    切り取り 縫い合わせ
    このセーターを作ったんです
  • 7:36 - 7:41
    素敵でしょう? 皆さんも この後
    靴下入れを漁ってみるといいですよ (笑)
  • 7:41 - 7:44
    想像力を鍛える
    3つの方法を紹介しました
  • 7:44 - 7:46
    問題の枠組みを変える
  • 7:46 - 7:49
    アイデアを繋ぎ合わせ・組み合わせる
    前提を疑う
  • 7:49 - 7:53
    でもあいにくと
    想像力だけでは足りません
  • 7:53 - 7:56
    イノベーション・エンジンの
    別の部分を見てみましょう
  • 7:56 - 8:00
    内側にある 次の要素は
    知識です
  • 8:00 - 8:03
    知識は想像力のための
    道具箱です
  • 8:03 - 8:07
    今日は革新的な
    医療技術だとか
  • 8:07 - 8:09
    自律走行車の話が
    ありましたが
  • 8:09 - 8:11
    どうして彼らに
    それが出来たのでしょう
  • 8:11 - 8:13
    そのようなアイデアの
    実現には
  • 8:13 - 8:16
    医学や工学の
    深い知識が必要です
  • 8:16 - 8:18
    もちろん知識は
    学校や本から
  • 8:18 - 8:21
    学ぶこともできます
  • 8:21 - 8:24
    でも物事を学び 知識を得る
    最も強力な方法は
  • 8:24 - 8:27
    注意を払う
    ということなんです
  • 8:27 - 8:30
    私たちの多くは 周りのことに
    注意を払っていません
  • 8:30 - 8:34
    自分に解決できる問題を
    見落とすだけでなく
  • 8:34 - 8:38
    目の前に転がっている
    答えさえ見落とします
  • 8:38 - 8:41
    私が教える時
    よく使う方法は
  • 8:41 - 8:44
    何度も行ったことのある場所に
    学生を行かせ
  • 8:44 - 8:47
    そこを新鮮な目で見させる
    ということです
  • 8:47 - 8:49
    そうしているのは
    私だけではありません
  • 8:49 - 8:51
    同僚のボブ・シーゲルの
    話をしましょう
  • 8:51 - 8:53
    ここスタンフォードの教授で
  • 8:53 - 8:58
    2年生向けの 2週間の
    セミナーをやっていて
  • 8:58 - 9:01
    スタンフォード・サファリ
    と呼んでいます
  • 9:01 - 9:05
    そこで学生は2週間ダーウィンのように
    博物学者として振る舞います
  • 9:05 - 9:07
    ガラパゴス諸島の代わりに
  • 9:07 - 9:09
    スタンフォードの
    キャンパスの中でやるんです
  • 9:09 - 9:12
    そしてスタンフォードに対する
    異なる視点を与えてくれる
  • 9:12 - 9:14
    あらゆる人と
    話をします
  • 9:14 - 9:18
    整備係 害虫駆除係
    司書 オルガン奏者
  • 9:18 - 9:20
    存命の歴代の学長たち
  • 9:20 - 9:25
    学生達はスタンフォードに対する
    深い理解を獲得するだけでなく
  • 9:25 - 9:31
    注意を払うことが
    いかに重要か気付くのです
  • 9:31 - 9:35
    でも想像力と知識だけでは
    足りません
  • 9:35 - 9:40
    姿勢 マインドセット
    モチベーション 気力が
  • 9:40 - 9:42
    問題の解決には必要です
  • 9:42 - 9:45
    このモチベーションや
    気力がなければ
  • 9:45 - 9:48
    アイデアを繋ぎ合わせ
    組み合わせることもありません
  • 9:48 - 9:50
    問題の枠組みを
    変えることもありません
  • 9:50 - 9:51
    前提を疑って
    最初の正しい答えの
  • 9:51 - 9:53
    先に行こうとする
    こともありません
  • 9:53 - 9:58
    残念ながら多くの人は 自分のことを
    ジグソーパズルを組み立てる人間のように見ています
  • 9:58 - 10:02
    明確に定義された
    タスクがあって
  • 10:02 - 10:07
    ピースを全部
    はめればゴールです
  • 10:07 - 10:08
    でも もしピースが
    1個か2個
  • 10:08 - 10:14
    欠けていたとしたら
    どうなるでしょう?
  • 10:14 - 10:16
    ゴールには
    たどり着けません
  • 10:16 - 10:22
    真のイノベーターや起業家は
    自分をキルト作りのように見ているんです
  • 10:22 - 10:25
    周りにある
    あらゆるリソースを活用し
  • 10:25 - 10:29
    ゴミ箱のゴミすら
    役立てるのです
  • 10:29 - 10:32
    手に入るものは
    何でも使い
  • 10:32 - 10:36
    驚くようなものや
    素晴らしいものを作り上げます
  • 10:36 - 10:38
    これはとても
    重要なことです
  • 10:38 - 10:44
    何かすごいことをしようと思ったら
    周りのリソースを活用する人間として
  • 10:44 - 10:46
    自分のことを
    見る必要があります
  • 10:46 - 10:51
    これがクリエイティビティの
    内燃機関です
  • 10:51 - 10:53
    知識は クリエイティビティの
    道具箱であり
  • 10:53 - 10:59
    想像力は 知識を
    新しいアイデアに変える触媒で
  • 10:59 - 11:03
    姿勢は 物事を推し進める
    活力です
  • 11:03 - 11:05
    でもこれだけでは
    足りません
  • 11:05 - 11:09
    そしてそれは かくも多くの
    クリエイティブな人たちが
  • 11:09 - 11:12
    その潜在能力を
    生かせずにいる理由です
  • 11:12 - 11:16
    彼らは そのような種類の
    イノベーションを育み 刺激し
  • 11:16 - 11:18
    勇気づけてくれる
    環境にいないのです
  • 11:18 - 11:21
    ではイノベーション・エンジンの
    外側の部分を見てみましょう
  • 11:21 - 11:23
    まずは環境です
  • 11:23 - 11:26
    環境には いくつかの
    要素があります
  • 11:26 - 11:28
    一緒に働く人々
  • 11:28 - 11:32
    ルール 報酬 制約
    インセンティブ
  • 11:32 - 11:35
    しかしそれ以上に大事なものとして
    物理的な空間があります
  • 11:35 - 11:39
    皆さんが幼稚園にいた頃を
    思い出してください
  • 11:39 - 11:41
    そこは刺激に
    満ちた環境で
  • 11:41 - 11:43
    みんなクリエイティブであることが
    当然とされていました
  • 11:43 - 11:46
    色とりどりで
    手に取れるものが沢山あります
  • 11:46 - 11:48
    部屋の中の様々なものが
    動かせます
  • 11:48 - 11:51
    でも残念なことに
    そのような環境を卒業して
  • 11:51 - 11:53
    勉強しに行くのは
    こんな場所です
  • 11:53 - 11:55
    (笑)
  • 11:55 - 11:57
    机は格子に並べられ
  • 11:57 - 11:59
    床にボルトで
    固定されています
  • 11:59 - 12:03
    他の子とおしゃべりしようものなら
    トラブルに見舞われます
  • 12:03 - 12:07
    私は小学校時代をずっと
    「沈黙は金」と繰り返し書いて過ごしました
  • 12:07 - 12:11
    生徒達はもはや
  • 12:11 - 12:12
    クリエイティブで
    なくなってしまい
  • 12:12 - 12:14
    みんなそのことを
    嘆いています
  • 12:14 - 12:15
    そして そのような環境で
  • 12:15 - 12:18
    成功した暁には
    このような環境で働くのです (笑)
  • 12:18 - 12:22
    みんな笑っているのは
    あまりに馴染み深い話だからでしょう
  • 12:22 - 12:26
    このようなオフィスは 刑務所みたいな
    場所のためにデザインされています
  • 12:26 - 12:30
    このような環境で働く人は
    あまりクリエイティブにはなれず
  • 12:30 - 12:33
    みんなそのことで
    フラストレーションを感じています
  • 12:33 - 12:36
    私たちがいる空間というのは
    ストーリーを語っているのです
  • 12:36 - 12:40
    あらゆる空間は 私たちが
    人生を演じる舞台であり
  • 12:40 - 12:44
    私たちの役柄が何かを
    語っているのです
  • 12:44 - 12:48
    幸運なことに私は d.schoolで
    教えていますが これが授業風景です
  • 12:48 - 12:50
    幼稚園に戻ったように
    見えますが
  • 12:50 - 12:53
    実際には 彼らはとても
    高度な問題に取り組んでいます
  • 12:53 - 12:55
    こちらの写真の学生も
    そうです
  • 12:55 - 12:58
    でも部屋は
    幼稚園みたいで
  • 12:58 - 13:00
    手に取れるものや
    試作品がたくさんあります
  • 13:00 - 13:02
    やりたいことに応じて
  • 13:02 - 13:05
    5分ごとに場面を
    切り替えられる
  • 13:05 - 13:07
    劇場みたいです
  • 13:07 - 13:09
    何も固定されては
    いません
  • 13:09 - 13:11
    革新的な企業は
    このことをよく分かっています
  • 13:11 - 13:13
    この写真はGoogleの
    チューリッヒ事業所です
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    こちらはPixar
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    これは不真面目
    ということではありません
  • 13:19 - 13:21
    これは会社が社員に送っている
    メッセージなのです
  • 13:21 - 13:26
    「ここではイノベーション クリエイティビティ
    遊びの価値を重んじている」
  • 13:26 - 13:28
    でもこれだけでは足りません
  • 13:28 - 13:31
    環境中にあるリソースについても
    考える必要があります
  • 13:31 - 13:34
    リソースは実に様々な
    形を取って現れます
  • 13:34 - 13:39
    リソースというと私たちは
    お金のようなものばかり考えがちです
  • 13:39 - 13:41
    お金は確かに
    素晴らしいリソースで
  • 13:41 - 13:44
    ここスタンフォードやシリコンバレーで
    とても役に立っています
  • 13:44 - 13:47
    でもそれは沢山あるリソースの
    1つに過ぎません
  • 13:47 - 13:49
    天然資源に目を向ける
    必要があります
  • 13:49 - 13:51
    実施されているプロセスに
    目を向け
  • 13:51 - 13:53
    築かれた文化に
    目を向ける必要があります
  • 13:53 - 13:57
    最近もこのようなものへの盲目を
    目にする機会がありました
  • 13:57 - 14:00
    チリの北部に
    行っていたんですが
  • 14:00 - 14:02
    まったく目を見張るような
    場所でした
  • 14:02 - 14:06
    延々と5千キロも続くビーチに
  • 14:06 - 14:07
    アンデスの山々
  • 14:07 - 14:10
    だからアントファガスタの町の人たちに
    言ったんです
  • 14:10 - 14:12
    「あなた達の成功を阻む
    いったい何があるっていうの?」
  • 14:12 - 14:17
    すると彼らは
    「本当にひどい環境なんです」と言います
  • 14:17 - 14:20
    「本当にそう?
    外を見てみた?」
  • 14:20 - 14:21
    彼らには見えて
    なかったんです
  • 14:21 - 14:24
    彼らは他所の人たちが持っている
    リソースを再現しようとしていて
  • 14:24 - 14:27
    彼ら自身の持つリソースに
    目を向けてはいませんでした
  • 14:27 - 14:30
    これが その町の写真です
  • 14:30 - 14:33
    その場所の文化について考えてください
    文化は重要です
  • 14:33 - 14:36
    文化はイノベーション・エンジンの
    最後のピースです
  • 14:36 - 14:42
    文化はバックグラウンド・
    ミュージックのようなものです
  • 14:42 - 14:47
    どんなコミュニティ
    組織 チーム 家族でもそうです
  • 14:47 - 14:51
    それを示すため2つの
    ビデオクリップをご覧に入れます
  • 14:51 - 14:57
    ビデオの音楽を
    その場面の文化だと思ってください
  • 14:57 - 14:59
    同じビデオを
    2回流します
  • 14:59 - 15:04
    1919年の コカコーラ工場の
    映像です
  • 15:04 - 15:07
    見てどう感じたか
    そこにいたいと思うか
  • 15:07 - 15:11
    ビンの中に何が入っていそうか
    考えてみてください
  • 15:14 - 15:19
    [ビンは自動的にシロップ
    フィルタへと運ばれる]
  • 15:19 - 15:26
    (軽快な音楽)
  • 15:26 - 15:32
    [衛生的で機械的な工程で
    シロップが注入される]
  • 15:38 - 15:42
    [炭酸水が加えられる]
  • 15:44 - 15:46
    では次を見てみましょう
  • 15:47 - 15:52
    [ビンは自動的にシロップ
    フィルタへと運ばれる]
  • 15:52 - 15:54
    (陰鬱な音楽)
  • 15:54 - 15:57
    (笑)
  • 15:58 - 16:04
    [衛生的で機械的な工程で
    シロップが注入される]
  • 16:11 - 16:13
    [炭酸水が加えられる]
  • 16:13 - 16:16
    言いたいこと
    分かりましたね?
  • 16:16 - 16:20
    これがイノベーション・エンジンの
    外側の部分です
  • 16:20 - 16:22
    内側と一緒に
    してみましょう
  • 16:22 - 16:24
    こう思うかもしれません
    「ティナ それは結構だけど
  • 16:24 - 16:27
    なんでメビウスの輪に
    なっているの?
  • 16:27 - 16:29
    内側と外側があれは
    いいんじゃないの?」
  • 16:29 - 16:32
    これがメビウスの輪に
    なっているのは
  • 16:32 - 16:33
    内側と外側が一緒に
    編み込まれているからです
  • 16:33 - 16:35
    切り離して見ることは
    できないのです
  • 16:35 - 16:38
    説明しましょう
  • 16:38 - 16:40
    ここでは想像力と環境が
    並んでいます
  • 16:40 - 16:45
    私たちの作る環境は
    私たちの想像力が外に現れ出たものだからです
  • 16:45 - 16:48
    想像できるなら
    作ることができます
  • 16:48 - 16:52
    それに加え 私たちの作る環境は
    私たちの想像力 考え方 感じ方
  • 16:52 - 16:54
    行動の仕方に
    直接影響を及ぼします
  • 16:54 - 16:57
    同じことは
    知識とリソースにも言えます
  • 16:57 - 17:01
    知識があるほどリソースを
    より生かせるようになります
  • 17:01 - 17:04
    そして どれだけの種類のリソースがあるかが
    私たちの知識を規定します
  • 17:04 - 17:07
    漁業について詳しいほど
    魚を沢山取れます
  • 17:07 - 17:11
    環境中に魚が沢山いるほど
    私たちの漁業の知識も増えます
  • 17:11 - 17:13
    これは姿勢と文化
    についても言えます
  • 17:13 - 17:16
    コミュニティの人々の
    姿勢の集積が文化であり
  • 17:16 - 17:20
    文化は個々人の考え方に
    影響を与えます
  • 17:20 - 17:24
    このイノベーション・エンジンの
    メビウスの輪が素晴らしいのは
  • 17:24 - 17:30
    とても強力で
    どこからでも始められるということです
  • 17:30 - 17:33
    組織のマネージャなら
    文化について考え
  • 17:33 - 17:35
    文化を方向付ける
    ことができます
  • 17:35 - 17:39
    想像力を刺激する環境を
    作れます
  • 17:39 - 17:43
    個人なら 自分の知識の基礎を
    築くところから始めることができます
  • 17:43 - 17:47
    問題を解決するための情熱や姿勢から
    取りかかることもできます
  • 17:47 - 17:51
    イノベーションを進めるために
    どこから始めてもいいのです
  • 17:51 - 17:54
    一番重要なのは
    1人ひとりが
  • 17:54 - 17:58
    イノベーション・エンジンの
    鍵を握っているということです
  • 17:58 - 18:00
    スイッチを入れるかどうかは
    彼ら自身にかかっているのです
  • 18:00 - 18:04
    どうもありがとう (拍手)
Title:
18分で学ぶクリエイティビティ | ティナ・シーリグ | TEDxStanford
Description:

スタンフォードでクリエイティビティや起業について教えているティナ・シーリグが、イノベーション・エンジンを構成するものが何かを説明し、もっとクリエイティブになる方法を伝授します。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
18:16

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