18分で学ぶクリエイティビティ | ティナ・シーリグ | TEDxStanford
-
0:04 - 0:07なんて1日でしょう!
-
0:07 - 0:10ものすごいアイデアに
溢れています -
0:10 - 0:15でも アイデアは
どこから来るのでしょう? -
0:15 - 0:20これは私が この35年間
取り組んできた疑問です -
0:20 - 0:21アイデアは
どこから来るのか? -
0:21 - 0:23私は最初
神経生理学者として -
0:23 - 0:27小さな細胞を
さらに小さな電極でつついて -
0:27 - 0:30クリエイティビティやイノベーションについて
何か教えてくれるか探っていました -
0:30 - 0:33博士課程を終えると
-
0:33 - 0:36現実の世界における
クリエイティビティを研究しようと -
0:36 - 0:38大小の企業で働き
-
0:38 - 0:40さらには自分で
会社も興しました -
0:40 - 0:43そして この13年間は
スタンフォードで -
0:43 - 0:47クリエイティビティや イノベーションや
起業について教えてきました -
0:47 - 0:50そして授業を通して
学生達と数限りない実験をし -
0:50 - 0:56クリエイティビティの扉を開くのは何か
突き止めようとしてきました -
0:56 - 0:59この何年かで
気付いたのは -
0:59 - 1:05私たちのクリエイティビティに対する見方が
狭すぎるということです -
1:05 - 1:09窓をもっと開いて
-
1:09 - 1:13クリエイティビティを違った光に
照らして見る必要があります -
1:13 - 1:14私は1つのモデルを
作りました -
1:14 - 1:18すぐ後で説明しますが
-
1:18 - 1:22クリエイティビティの扉を開くのに
必要なもののすべてです -
1:22 - 1:25イノベーション・エンジンと
私が呼んでいるものですが -
1:25 - 1:29これには2つの部分があります
-
1:29 - 1:31内側は自分です
-
1:31 - 1:35知識に 想像力に 姿勢
-
1:35 - 1:37外側は周りの世界です
-
1:37 - 1:41リソースに 環境に 文化
-
1:41 - 1:45では 多くの人が始めるところから
始めましょう -
1:45 - 1:50多くの人は クリエイティビティというと
想像力を考えます -
1:50 - 1:52そこから見ることにしましょう
-
1:52 - 1:54想像力について
残念なことは -
1:54 - 1:58学校では想像力を豊かにする方法を
教えていないということです -
1:58 - 2:02面白いアイデアを考え出す力を
高める方法というのは -
2:02 - 2:05あるというのにです
-
2:05 - 2:08どこが問題なのか見るには
幼稚園まで遡る必要があります -
2:08 - 2:12幼稚園で聞かれる質問は
このようなものです -
2:12 - 2:16「5 + 5 は?」
答えは何でしょう? -
2:16 - 2:1810ですね
皆さん本当に頭がいいです -
2:18 - 2:23なぜ10だと分かるかというと
この問題の正しい答えは1つだけだからです -
2:23 - 2:26でもこの質問が もうちょっと
違う形だったとしたらどうでしょう? -
2:26 - 2:30「足すと10になる2つの数は何か?」
-
2:30 - 2:33この問題に答えは
いくつあるでしょう? -
2:33 - 2:36無限です
無数の答えがあります -
2:36 - 2:37これはすごく重要なことです
-
2:37 - 2:40今日も何人もの講演者が
触れていたことですが -
2:40 - 2:45質問の仕方で
答えの形は決まるのです -
2:45 - 2:49問う質問が 答えの収まる枠になる
ということです -
2:49 - 2:52たから よく考えて質問をしないと
-
2:52 - 2:55面白い答えは得られないのです
-
2:55 - 3:00コペルニクスの転回だって 質問の枠組みを
切り替えることで もたらされたのです -
3:00 - 3:03「もし地球が太陽系の
中心でなかったとしたら? -
3:03 - 3:08太陽が中心だったら?」
それが天文学の地平を開くことになりました -
3:08 - 3:11でもこれはそんなに
深刻にやる必要はありません -
3:11 - 3:14日常的にジョークを使って
鍛えられるんです -
3:14 - 3:17ジョークの面白さの多くは
-
3:17 - 3:21枠組みが途中で切り替わる
ところにあるからです -
3:21 - 3:23たとえばピンクパンサーの映画を
ご存知かもしれませんが -
3:23 - 3:26警部がホテルに入ると
カーペットの上に犬がいるので -
3:26 - 3:29支配人に「あんたの犬は噛みつくかね?」
と聞くと -
3:29 - 3:31「いいえ 私の犬は噛みませんよ」
と言います -
3:31 - 3:34でも先に進むと噛みつかれ
「いったいどういうことだ?」と聞くと -
3:34 - 3:38「それは私の犬じゃありません」と
-
3:38 - 3:39(笑)
-
3:39 - 3:40どうですか?
-
3:40 - 3:43ジョークを聞いていると
ほとんどの場合 -
3:43 - 3:45どこかで枠組みが
切り替わっています -
3:45 - 3:50ジョークを使って 問題の見方の切り替えを
とても楽しく練習できます -
3:50 - 3:53これが想像力を高める
方法の1つです -
3:53 - 3:55方法は他にもあります
-
3:55 - 3:58重要な方法に アイデアを繋げ
組み合わせるというのがあります -
3:58 - 4:01発明の多くは これまで一緒に
されることのなかったものを -
4:01 - 4:04普通でない驚くような仕方で
-
4:04 - 4:07一緒にすることで
生まれています -
4:07 - 4:13この練習をする私のお気に入りの方法は
「珍道具」と呼ばれる日本の工芸です -
4:13 - 4:17珍道具は役立たずでない発明を
生み出す庭です -
4:17 - 4:20有用ではありませんが
役立たずというわけでもありません -
4:20 - 4:21役立たずでないもの
-
4:21 - 4:24本質的に これは
「確信はないけど 何かあるかもしれない」 -
4:24 - 4:26と表明する方法なのです
-
4:26 - 4:28この例では
靴に傘が付いています -
4:28 - 4:31あんまり実用的でない
かもしれないけど -
4:31 - 4:35何か本当に面白いアイデアの
扉を開いています -
4:35 - 4:38靴というと もう1つ
珍道具があります (笑) -
4:38 - 4:39ちっちゃなチリ取り付きスリッパ
-
4:39 - 4:42これもあんまり実用的では
ないかもしれないけど -
4:42 - 4:45面白いアイデアが
そこにはあります -
4:45 - 4:49ジョークは 日常でインスピレーションを
得るためにも使えます -
4:49 - 4:52私の好きなやつですが
ニューヨーカー誌を読む時は -
4:52 - 4:54みんなもきっと
そうするでしょう -
4:54 - 4:56真っ先に後ろの表紙をめくって
-
4:56 - 5:00漫画キャプション・コンテストを
見るんです -
5:00 - 5:06漫画キャプション・コンテストでは
いつも予想外のものが一緒になっていて -
5:06 - 5:08スケールがおかしかったり
-
5:08 - 5:11一緒にあるのが不思議なものが
並んでいたりします -
5:11 - 5:14ここでの課題は それらのものを
面白く意外な方法で -
5:14 - 5:17結び合わせるということです
-
5:17 - 5:20この漫画のキャプションはこうです
-
5:20 - 5:26「あなたにはここから始めてもらいます
経験を積んだらもっと責任を委ねますからね」(笑) -
5:26 - 5:30もちろん 答えは他にも
無数に考え出せます -
5:30 - 5:33想像力を高める方法を
2つ挙げましたが -
5:33 - 5:35もう1つ紹介したい
ものがあります -
5:35 - 5:37前提を疑うということです
-
5:37 - 5:41私たちの大きな問題点は
質問され 問題を与えられたときに -
5:41 - 5:44最初の正しい答えを出す
ということです -
5:44 - 5:47そうして出てくるのは
少し改善するような解決法です -
5:47 - 5:49だから私の
クリエイティビティの授業では -
5:49 - 5:54正解というのがない
驚くような問題を出すんです -
5:54 - 5:56最近出した例ですが
-
5:56 - 5:58これが課題の記述です
-
5:58 - 6:01この問題は 実際に
大阪大学の学生に出したもので -
6:01 - 6:06ゴミ箱の中身から 可能な限り
価値あるものを生み出せ -
6:06 - 6:08というものです
-
6:08 - 6:11価値の尺度は どのように
決めても構いません -
6:11 - 6:13持ち時間は2時間です
-
6:13 - 6:16皆さんならどうしますか?
-
6:16 - 6:18この課題が面白いのは—
-
6:18 - 6:21課題の枠組みについては
あらかじめよく考えたんですが -
6:21 - 6:24ゴミの価値は 基本的に
マイナスだということです -
6:24 - 6:27持って行ってもらうために
お金を払う必要があります -
6:27 - 6:30だから学生達は
このプロジェクトで -
6:30 - 6:35価値をどう定めるかという点に
多くの時間を費やすことになりました -
6:35 - 6:40友情だとか コミュニティだとか 健康だとか
経済的な保障などを考えました -
6:40 - 6:43ゴミから価値を
生み出そうとする中で -
6:43 - 6:47あらゆるものが ゴミ箱について考える方法を
形成することになったのです -
6:47 - 6:52私はハードルをさらに上げて
挑戦しがいのあるものにすることにしました -
6:52 - 6:56世界中の研究者仲間と連絡を取って
彼らの学生にも— -
6:56 - 7:00同じ課題に取り組んでもらっていると
伝えたのです -
7:00 - 7:03ヨーロッパ アジア
アメリカ 南米の学生が -
7:03 - 7:06同時に同じ課題に
取り組みました -
7:06 - 7:09その結果として出来たものを
2つご覧いただきましょう -
7:09 - 7:14エクアドルのグループは
庭ゴミでいっぱいのゴミ箱で始めました -
7:14 - 7:17庭ゴミ? ゴミについて有無は
言わせていないと思いますが -
7:17 - 7:19彼らがどれほど素晴らしいものを
作ったか見てください -
7:19 - 7:22ゴミをきれいな
壁飾りに変えたんです -
7:22 - 7:26アイルランドの女の子は
弟の靴下の引き出しから母親が間引いた -
7:26 - 7:29ゴミ箱いっぱいの
ボロ靴下を使って— -
7:29 - 7:32黒 白 グレーと様々な
色のがありましたが -
7:32 - 7:36切り取り 縫い合わせ
このセーターを作ったんです -
7:36 - 7:41素敵でしょう? 皆さんも この後
靴下入れを漁ってみるといいですよ (笑) -
7:41 - 7:44想像力を鍛える
3つの方法を紹介しました -
7:44 - 7:46問題の枠組みを変える
-
7:46 - 7:49アイデアを繋ぎ合わせ・組み合わせる
前提を疑う -
7:49 - 7:53でもあいにくと
想像力だけでは足りません -
7:53 - 7:56イノベーション・エンジンの
別の部分を見てみましょう -
7:56 - 8:00内側にある 次の要素は
知識です -
8:00 - 8:03知識は想像力のための
道具箱です -
8:03 - 8:07今日は革新的な
医療技術だとか -
8:07 - 8:09自律走行車の話が
ありましたが -
8:09 - 8:11どうして彼らに
それが出来たのでしょう -
8:11 - 8:13そのようなアイデアの
実現には -
8:13 - 8:16医学や工学の
深い知識が必要です -
8:16 - 8:18もちろん知識は
学校や本から -
8:18 - 8:21学ぶこともできます
-
8:21 - 8:24でも物事を学び 知識を得る
最も強力な方法は -
8:24 - 8:27注意を払う
ということなんです -
8:27 - 8:30私たちの多くは 周りのことに
注意を払っていません -
8:30 - 8:34自分に解決できる問題を
見落とすだけでなく -
8:34 - 8:38目の前に転がっている
答えさえ見落とします -
8:38 - 8:41私が教える時
よく使う方法は -
8:41 - 8:44何度も行ったことのある場所に
学生を行かせ -
8:44 - 8:47そこを新鮮な目で見させる
ということです -
8:47 - 8:49そうしているのは
私だけではありません -
8:49 - 8:51同僚のボブ・シーゲルの
話をしましょう -
8:51 - 8:53ここスタンフォードの教授で
-
8:53 - 8:582年生向けの 2週間の
セミナーをやっていて -
8:58 - 9:01スタンフォード・サファリ
と呼んでいます -
9:01 - 9:05そこで学生は2週間ダーウィンのように
博物学者として振る舞います -
9:05 - 9:07ガラパゴス諸島の代わりに
-
9:07 - 9:09スタンフォードの
キャンパスの中でやるんです -
9:09 - 9:12そしてスタンフォードに対する
異なる視点を与えてくれる -
9:12 - 9:14あらゆる人と
話をします -
9:14 - 9:18整備係 害虫駆除係
司書 オルガン奏者 -
9:18 - 9:20存命の歴代の学長たち
-
9:20 - 9:25学生達はスタンフォードに対する
深い理解を獲得するだけでなく -
9:25 - 9:31注意を払うことが
いかに重要か気付くのです -
9:31 - 9:35でも想像力と知識だけでは
足りません -
9:35 - 9:40姿勢 マインドセット
モチベーション 気力が -
9:40 - 9:42問題の解決には必要です
-
9:42 - 9:45このモチベーションや
気力がなければ -
9:45 - 9:48アイデアを繋ぎ合わせ
組み合わせることもありません -
9:48 - 9:50問題の枠組みを
変えることもありません -
9:50 - 9:51前提を疑って
最初の正しい答えの -
9:51 - 9:53先に行こうとする
こともありません -
9:53 - 9:58残念ながら多くの人は 自分のことを
ジグソーパズルを組み立てる人間のように見ています -
9:58 - 10:02明確に定義された
タスクがあって -
10:02 - 10:07ピースを全部
はめればゴールです -
10:07 - 10:08でも もしピースが
1個か2個 -
10:08 - 10:14欠けていたとしたら
どうなるでしょう? -
10:14 - 10:16ゴールには
たどり着けません -
10:16 - 10:22真のイノベーターや起業家は
自分をキルト作りのように見ているんです -
10:22 - 10:25周りにある
あらゆるリソースを活用し -
10:25 - 10:29ゴミ箱のゴミすら
役立てるのです -
10:29 - 10:32手に入るものは
何でも使い -
10:32 - 10:36驚くようなものや
素晴らしいものを作り上げます -
10:36 - 10:38これはとても
重要なことです -
10:38 - 10:44何かすごいことをしようと思ったら
周りのリソースを活用する人間として -
10:44 - 10:46自分のことを
見る必要があります -
10:46 - 10:51これがクリエイティビティの
内燃機関です -
10:51 - 10:53知識は クリエイティビティの
道具箱であり -
10:53 - 10:59想像力は 知識を
新しいアイデアに変える触媒で -
10:59 - 11:03姿勢は 物事を推し進める
活力です -
11:03 - 11:05でもこれだけでは
足りません -
11:05 - 11:09そしてそれは かくも多くの
クリエイティブな人たちが -
11:09 - 11:12その潜在能力を
生かせずにいる理由です -
11:12 - 11:16彼らは そのような種類の
イノベーションを育み 刺激し -
11:16 - 11:18勇気づけてくれる
環境にいないのです -
11:18 - 11:21ではイノベーション・エンジンの
外側の部分を見てみましょう -
11:21 - 11:23まずは環境です
-
11:23 - 11:26環境には いくつかの
要素があります -
11:26 - 11:28一緒に働く人々
-
11:28 - 11:32ルール 報酬 制約
インセンティブ -
11:32 - 11:35しかしそれ以上に大事なものとして
物理的な空間があります -
11:35 - 11:39皆さんが幼稚園にいた頃を
思い出してください -
11:39 - 11:41そこは刺激に
満ちた環境で -
11:41 - 11:43みんなクリエイティブであることが
当然とされていました -
11:43 - 11:46色とりどりで
手に取れるものが沢山あります -
11:46 - 11:48部屋の中の様々なものが
動かせます -
11:48 - 11:51でも残念なことに
そのような環境を卒業して -
11:51 - 11:53勉強しに行くのは
こんな場所です -
11:53 - 11:55(笑)
-
11:55 - 11:57机は格子に並べられ
-
11:57 - 11:59床にボルトで
固定されています -
11:59 - 12:03他の子とおしゃべりしようものなら
トラブルに見舞われます -
12:03 - 12:07私は小学校時代をずっと
「沈黙は金」と繰り返し書いて過ごしました -
12:07 - 12:11生徒達はもはや
-
12:11 - 12:12クリエイティブで
なくなってしまい -
12:12 - 12:14みんなそのことを
嘆いています -
12:14 - 12:15そして そのような環境で
-
12:15 - 12:18成功した暁には
このような環境で働くのです (笑) -
12:18 - 12:22みんな笑っているのは
あまりに馴染み深い話だからでしょう -
12:22 - 12:26このようなオフィスは 刑務所みたいな
場所のためにデザインされています -
12:26 - 12:30このような環境で働く人は
あまりクリエイティブにはなれず -
12:30 - 12:33みんなそのことで
フラストレーションを感じています -
12:33 - 12:36私たちがいる空間というのは
ストーリーを語っているのです -
12:36 - 12:40あらゆる空間は 私たちが
人生を演じる舞台であり -
12:40 - 12:44私たちの役柄が何かを
語っているのです -
12:44 - 12:48幸運なことに私は d.schoolで
教えていますが これが授業風景です -
12:48 - 12:50幼稚園に戻ったように
見えますが -
12:50 - 12:53実際には 彼らはとても
高度な問題に取り組んでいます -
12:53 - 12:55こちらの写真の学生も
そうです -
12:55 - 12:58でも部屋は
幼稚園みたいで -
12:58 - 13:00手に取れるものや
試作品がたくさんあります -
13:00 - 13:02やりたいことに応じて
-
13:02 - 13:055分ごとに場面を
切り替えられる -
13:05 - 13:07劇場みたいです
-
13:07 - 13:09何も固定されては
いません -
13:09 - 13:11革新的な企業は
このことをよく分かっています -
13:11 - 13:13この写真はGoogleの
チューリッヒ事業所です -
13:13 - 13:15こちらはPixar
-
13:15 - 13:19これは不真面目
ということではありません -
13:19 - 13:21これは会社が社員に送っている
メッセージなのです -
13:21 - 13:26「ここではイノベーション クリエイティビティ
遊びの価値を重んじている」 -
13:26 - 13:28でもこれだけでは足りません
-
13:28 - 13:31環境中にあるリソースについても
考える必要があります -
13:31 - 13:34リソースは実に様々な
形を取って現れます -
13:34 - 13:39リソースというと私たちは
お金のようなものばかり考えがちです -
13:39 - 13:41お金は確かに
素晴らしいリソースで -
13:41 - 13:44ここスタンフォードやシリコンバレーで
とても役に立っています -
13:44 - 13:47でもそれは沢山あるリソースの
1つに過ぎません -
13:47 - 13:49天然資源に目を向ける
必要があります -
13:49 - 13:51実施されているプロセスに
目を向け -
13:51 - 13:53築かれた文化に
目を向ける必要があります -
13:53 - 13:57最近もこのようなものへの盲目を
目にする機会がありました -
13:57 - 14:00チリの北部に
行っていたんですが -
14:00 - 14:02まったく目を見張るような
場所でした -
14:02 - 14:06延々と5千キロも続くビーチに
-
14:06 - 14:07アンデスの山々
-
14:07 - 14:10だからアントファガスタの町の人たちに
言ったんです -
14:10 - 14:12「あなた達の成功を阻む
いったい何があるっていうの?」 -
14:12 - 14:17すると彼らは
「本当にひどい環境なんです」と言います -
14:17 - 14:20「本当にそう?
外を見てみた?」 -
14:20 - 14:21彼らには見えて
なかったんです -
14:21 - 14:24彼らは他所の人たちが持っている
リソースを再現しようとしていて -
14:24 - 14:27彼ら自身の持つリソースに
目を向けてはいませんでした -
14:27 - 14:30これが その町の写真です
-
14:30 - 14:33その場所の文化について考えてください
文化は重要です -
14:33 - 14:36文化はイノベーション・エンジンの
最後のピースです -
14:36 - 14:42文化はバックグラウンド・
ミュージックのようなものです -
14:42 - 14:47どんなコミュニティ
組織 チーム 家族でもそうです -
14:47 - 14:51それを示すため2つの
ビデオクリップをご覧に入れます -
14:51 - 14:57ビデオの音楽を
その場面の文化だと思ってください -
14:57 - 14:59同じビデオを
2回流します -
14:59 - 15:041919年の コカコーラ工場の
映像です -
15:04 - 15:07見てどう感じたか
そこにいたいと思うか -
15:07 - 15:11ビンの中に何が入っていそうか
考えてみてください -
15:14 - 15:19[ビンは自動的にシロップ
フィルタへと運ばれる] -
15:19 - 15:26(軽快な音楽)
-
15:26 - 15:32[衛生的で機械的な工程で
シロップが注入される] -
15:38 - 15:42[炭酸水が加えられる]
-
15:44 - 15:46では次を見てみましょう
-
15:47 - 15:52[ビンは自動的にシロップ
フィルタへと運ばれる] -
15:52 - 15:54(陰鬱な音楽)
-
15:54 - 15:57(笑)
-
15:58 - 16:04[衛生的で機械的な工程で
シロップが注入される] -
16:11 - 16:13[炭酸水が加えられる]
-
16:13 - 16:16言いたいこと
分かりましたね? -
16:16 - 16:20これがイノベーション・エンジンの
外側の部分です -
16:20 - 16:22内側と一緒に
してみましょう -
16:22 - 16:24こう思うかもしれません
「ティナ それは結構だけど -
16:24 - 16:27なんでメビウスの輪に
なっているの? -
16:27 - 16:29内側と外側があれは
いいんじゃないの?」 -
16:29 - 16:32これがメビウスの輪に
なっているのは -
16:32 - 16:33内側と外側が一緒に
編み込まれているからです -
16:33 - 16:35切り離して見ることは
できないのです -
16:35 - 16:38説明しましょう
-
16:38 - 16:40ここでは想像力と環境が
並んでいます -
16:40 - 16:45私たちの作る環境は
私たちの想像力が外に現れ出たものだからです -
16:45 - 16:48想像できるなら
作ることができます -
16:48 - 16:52それに加え 私たちの作る環境は
私たちの想像力 考え方 感じ方 -
16:52 - 16:54行動の仕方に
直接影響を及ぼします -
16:54 - 16:57同じことは
知識とリソースにも言えます -
16:57 - 17:01知識があるほどリソースを
より生かせるようになります -
17:01 - 17:04そして どれだけの種類のリソースがあるかが
私たちの知識を規定します -
17:04 - 17:07漁業について詳しいほど
魚を沢山取れます -
17:07 - 17:11環境中に魚が沢山いるほど
私たちの漁業の知識も増えます -
17:11 - 17:13これは姿勢と文化
についても言えます -
17:13 - 17:16コミュニティの人々の
姿勢の集積が文化であり -
17:16 - 17:20文化は個々人の考え方に
影響を与えます -
17:20 - 17:24このイノベーション・エンジンの
メビウスの輪が素晴らしいのは -
17:24 - 17:30とても強力で
どこからでも始められるということです -
17:30 - 17:33組織のマネージャなら
文化について考え -
17:33 - 17:35文化を方向付ける
ことができます -
17:35 - 17:39想像力を刺激する環境を
作れます -
17:39 - 17:43個人なら 自分の知識の基礎を
築くところから始めることができます -
17:43 - 17:47問題を解決するための情熱や姿勢から
取りかかることもできます -
17:47 - 17:51イノベーションを進めるために
どこから始めてもいいのです -
17:51 - 17:54一番重要なのは
1人ひとりが -
17:54 - 17:58イノベーション・エンジンの
鍵を握っているということです -
17:58 - 18:00スイッチを入れるかどうかは
彼ら自身にかかっているのです -
18:00 - 18:04どうもありがとう (拍手)
- Title:
- 18分で学ぶクリエイティビティ | ティナ・シーリグ | TEDxStanford
- Description:
-
スタンフォードでクリエイティビティや起業について教えているティナ・シーリグが、イノベーション・エンジンを構成するものが何かを説明し、もっとクリエイティブになる方法を伝授します。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDxTalks
- Duration:
- 18:16
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for A crash course in creativity - Tina Seelig at TEDxStanford | |
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Yasushi Aoki approved Japanese subtitles for A crash course in creativity - Tina Seelig at TEDxStanford | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for A crash course in creativity - Tina Seelig at TEDxStanford | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for A crash course in creativity - Tina Seelig at TEDxStanford | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for A crash course in creativity - Tina Seelig at TEDxStanford | |
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Claire Ghyselen accepted Japanese subtitles for A crash course in creativity - Tina Seelig at TEDxStanford | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for A crash course in creativity - Tina Seelig at TEDxStanford | |
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Yasushi Aoki edited Japanese subtitles for A crash course in creativity - Tina Seelig at TEDxStanford |