睡眠というスーパーパワー
-
0:01 - 0:02ご紹介ありがとうございます
-
0:02 - 0:06睾丸の話から始めようと思います
-
0:07 - 0:08(笑)
-
0:09 - 0:12夜に5時間しか
眠らない男性の睾丸は -
0:12 - 0:177時間以上眠る男性に比べると
統計的に見て小さいのです -
0:17 - 0:20(笑)
-
0:20 - 0:25さらに 日常的に夜に
4~5時間しか寝ない男性の -
0:25 - 0:28テストステロンのレベルは
-
0:28 - 0:3110歳年上の男性と同程度です
-
0:33 - 0:37睡眠不足が続くと
この健康上重要な点から見て -
0:37 - 0:4010年も男性を老化させるのです
-
0:42 - 0:46女性の生殖機能に関する健康も
睡眠不足によって -
0:46 - 0:48同様に損なわれます
-
0:51 - 0:54今日の良いニュースは以上です
-
0:54 - 0:56(笑)
-
0:56 - 0:59ここからは悪くなる一方
かもしれません -
0:59 - 1:02十分な睡眠がもたらす
素晴らしく良いことを -
1:02 - 1:04お伝えするだけでなく
-
1:04 - 1:08睡眠不足によって
脳と身体の両方に起こる― -
1:08 - 1:11驚くほど悪いことについても
お話しするからです -
1:11 - 1:14まずは 脳と
-
1:14 - 1:17学習や記憶の機能について
お話ししましょう -
1:17 - 1:20過去10年ほどの研究によって
明らかになったのは -
1:20 - 1:23学習後に睡眠が
必要だということでした -
1:23 - 1:26いわば「保存」ボタンを押して
新しく学習した内容を -
1:26 - 1:28忘れないためです
-
1:29 - 1:34最近分かったのは 学習前にも
睡眠が必要だということです -
1:34 - 1:38脳を学習に備えるためです
-
1:38 - 1:40乾いたスポンジのように
-
1:40 - 1:42新しい情報を吸収する準備を
整えるのです -
1:43 - 1:46睡眠不足だと
脳の記憶回路は -
1:46 - 1:49いわば水浸しの状態になり
-
1:49 - 1:51新しい記憶を吸収できません
-
1:52 - 1:54データをお見せしましょう
-
1:54 - 1:58この研究で検証したのは
-
1:58 - 2:01「徹夜には利点がある」
という仮説です -
2:02 - 2:05様々な個人を集めて
-
2:05 - 2:082つの実験グループに
振り分けました -
2:08 - 2:12睡眠グループと
睡眠不足グループです -
2:12 - 2:16睡眠グループは
たっぷり8時間の睡眠をとります -
2:16 - 2:19睡眠不足グループは
実験室で監視下に置き -
2:19 - 2:21眠らせないようにします
-
2:22 - 2:26昼寝もカフェインも禁止なので
被験者には辛い状況です -
2:27 - 2:28その翌日に
-
2:28 - 2:32被験者をMRIスキャナで調べます
-
2:32 - 2:36彼らに新しい事柄を
学習させている間に -
2:36 - 2:40脳の活動の様子を
画像に収めるんです -
2:40 - 2:42それからテストを解かせて
-
2:42 - 2:44学習の効果を調べます
-
2:45 - 2:48このグラフの縦軸は
学習効果です -
2:49 - 2:512つのグループの結果を
並べてみると -
2:51 - 2:56睡眠をとらなかったグループは
脳に新しい記憶を定着させる能力が -
2:56 - 3:00実に 40%も下回っています
-
3:01 - 3:03これは憂うべき事態です
-
3:03 - 3:05教育を受ける年代の人々の
-
3:05 - 3:08睡眠の取り方を
考えてみてください -
3:09 - 3:10具体的な状況に当てはめると
-
3:10 - 3:1440%もの差があれば
テストで好成績を収めるのと -
3:14 - 3:17落第するくらいの大きな差です
-
3:18 - 3:22それから 脳で何が
起きているせいで -
3:23 - 3:26こうした学習障害が
起きるのかを探りました -
3:27 - 3:28脳の左右には
-
3:28 - 3:33海馬と呼ばれる組織があります
-
3:33 - 3:35海馬というのは
-
3:35 - 3:38いわば 脳における
情報の受信箱です -
3:39 - 3:42新しい記憶ファイルを受け取り
貯蔵するのに -
3:42 - 3:43長けています
-
3:45 - 3:50たっぷり睡眠をとった人々の
脳の海馬では -
3:50 - 3:53学習に関連した健康な活動が
多く見られました -
3:55 - 3:58しかし 睡眠不足の人々では
-
3:58 - 4:01有意な信号が
まったく見られなかったのです -
4:03 - 4:08睡眠不足によって
記憶の受信箱が閉鎖されてしまい -
4:08 - 4:11新しいファイルを
受け付けなかったようなものです -
4:12 - 4:16新たな経験を効果的に
記憶することができないのです -
4:18 - 4:23睡眠不足だと
このような悪いことが起きるのですが -
4:23 - 4:26対照実験グループに
いったん話を戻しましょう -
4:26 - 4:30たっぷり8時間の睡眠をとった
グループがいましたよね? -
4:30 - 4:33今度は別の問いを
立ててみましょう -
4:33 - 4:38睡眠をとった場合に
睡眠のどんな生理学的性質によって -
4:38 - 4:43記憶や学習能力が 日々 回復し
改善されるのでしょう? -
4:44 - 4:47頭部に電極を
たくさんつけてみると -
4:47 - 4:51非常に深い眠りについている状態では
-
4:51 - 4:55大きく力強い脳波が
観察されました -
4:55 - 4:57この脳波が大きく高まった瞬間には
-
4:57 - 5:00突発的な電気活動が見られます
-
5:00 - 5:02睡眠紡錘波と呼ばれるものです
-
5:03 - 5:07この深い眠りでの脳波の
組み合わせこそが -
5:08 - 5:12夜間にファイル転送システム
のように機能して -
5:12 - 5:16記憶を短期記憶という
やや頼りない貯水池から -
5:16 - 5:20脳の長期記憶という
より永続的な貯蔵庫へと移動させて -
5:20 - 5:24記憶を守り 保護するのです
-
5:25 - 5:28睡眠中に 一体何が
-
5:28 - 5:33こうして記憶を処理するのかを
理解することは重要です -
5:33 - 5:37なぜなら 医療的・社会的に
大きな意味があるからです -
5:37 - 5:39この調査結果を
臨床的に応用した― -
5:39 - 5:42ある領域について
お話しさせてください -
5:42 - 5:45老化と認知症がそうです
-
5:47 - 5:50老化とともに
学習能力や記憶力が -
5:50 - 5:54低下し衰えるのは
誰もが知っています -
5:55 - 5:57しかし 老化による―
-
5:57 - 6:03生理学的特徴として 睡眠の質が
低下することが分かりました -
6:04 - 6:07特に 先程 お話ししたような
深い眠りは得にくくなります -
6:09 - 6:12昨年になって ようやく
-
6:12 - 6:15これら2つの現象が
同時に起こるだけでなく -
6:15 - 6:18大いに相関があるという根拠を
発表しました -
6:19 - 6:22これによって分かったのは
深い眠りが妨げられることは -
6:22 - 6:24老化に伴う認知機能の低下や
-
6:24 - 6:28記憶力の衰えが起こる
要因のひとつだということです -
6:28 - 6:32そして より最近になって
分かったのですが -
6:32 - 6:34アルツハイマー病にも
関係しています -
6:36 - 6:40これは非常に気分が
暗くなるようなニュースです -
6:40 - 6:42皆さんにもいずれ起こることです
-
6:42 - 6:45でも 希望の光が
あるかもしれません -
6:46 - 6:51老化に関連しているとされる
他の要因とは異なるからです -
6:51 - 6:54例えば 物理的に構造が
変化してしまった脳は -
6:54 - 6:57治療することが
ひどく難しいのですが -
6:57 - 7:02老化やアルツハイマー病に
説明をつけるための手がかりが -
7:02 - 7:05睡眠であるなら
素晴らしいことです -
7:05 - 7:07何か行動することが
できるのですから -
7:09 - 7:12うちの睡眠研究所には
睡眠導入剤を用いずに -
7:12 - 7:15進めている取り組みがあります
-
7:16 - 7:20残念ながら 睡眠導入剤は
自然な睡眠をもたらさないのです -
7:22 - 7:25そうではなく 私たちが
発展させつつある手法では -
7:25 - 7:28直流電流刺激を使います
-
7:28 - 7:31脳にごく少量の電流を流します
-
7:31 - 7:34非常に微量なので
何も感じませんが -
7:34 - 7:36大きな効果を発揮します
-
7:37 - 7:43若く健康な成人の睡眠中に
この刺激を与えて -
7:43 - 7:48深い睡眠中の脳波の出現と
同時に刺激すると -
7:48 - 7:52深い眠りでの脳波の大きさを
さらに増幅できるだけでなく -
7:52 - 7:59睡眠から得られる記憶への効用を
ほぼ2倍にすることができます -
7:59 - 8:02ここで問題となるのは
-
8:02 - 8:06この安価で持ち運びが
可能になりうる技術を -
8:06 - 8:09老齢の人々や認知症患者に
応用できるかということです -
8:11 - 8:15深い眠りの持つ
健康な質を取り戻し -
8:15 - 8:21それによって 学習能力や記憶機能を
守ることができるのでしょうか? -
8:21 - 8:24これが私の心からの望みです
-
8:24 - 8:27私たちの壮大な挑戦のひとつです
-
8:29 - 8:33以上が 脳にとっての
睡眠の役割の一例ですが -
8:33 - 8:36睡眠は身体にとっても
同様に不可欠なものです -
8:37 - 8:41睡眠不足と生殖機能の関係については
もうお話ししましたね -
8:42 - 8:47睡眠不足と心臓血管系の機能の
関係についても お話ししましょう -
8:47 - 8:50たった1時間がもたらす違いです
-
8:50 - 8:55年に2回 70もの国々の
16億人を巻き込んで -
8:55 - 9:00地球規模で行われている実験が
ありますよね ― -
9:00 - 9:02そう サマータイムです
-
9:03 - 9:06春に1時間
睡眠が短くなると -
9:06 - 9:12翌日に心臓発作の件数が
24%も増加します -
9:15 - 9:18秋に1時間
睡眠が長くなると -
9:18 - 9:22心臓発作の件数が
21%減少します -
9:24 - 9:25すごいと思いませんか?
-
9:27 - 9:33全く同じパターンの変化が
自動車の衝突事故や交通事故 -
9:33 - 9:35自殺率にまで見られるのです
-
9:37 - 9:40しかし もう一歩踏み込んで
考えてほしいのは -
9:40 - 9:42睡眠不足と免疫機能の関係です
-
9:43 - 9:48画像に写った きれいな青いものを
ご紹介しましょう -
9:48 - 9:51ナチュラルキラー細胞と
呼ばれるものです -
9:51 - 9:56ナチュラルキラー細胞は
いわば免疫系統における -
9:56 - 9:58007のようなものです
-
9:58 - 10:03この細胞は危険で不要なものを
見つけ出して排除するのに -
10:03 - 10:04長けています
-
10:05 - 10:09この画像は がん腫瘍を
破壊しているところです -
10:11 - 10:17力強い免疫系統の暗殺者たちに
常に目を光らせていてほしいと -
10:17 - 10:19願ってしまうところですが
-
10:19 - 10:22残念ながら 睡眠不足だと
それは無理な相談なのです -
10:24 - 10:25さて この実験では
-
10:25 - 10:29一晩中 徹夜するのではなく
-
10:29 - 10:35たったひと晩 睡眠時間を
4時間に減らして -
10:35 - 10:38免疫細胞の活動に
どのような減少が見られるかを -
10:38 - 10:40観察することにしました
-
10:41 - 10:44差は些細なものではなく
10%とか -
10:44 - 10:4620%どころではなく
-
10:46 - 10:50ナチュラルキラー細胞の活動が
70%も減少していたのです -
10:52 - 10:56これは重大な免疫不全状態です
-
10:57 - 11:00これでお分かりいただけたでしょう
-
11:00 - 11:04睡眠不足と様々な種類の
がんの発症リスクは -
11:04 - 11:08大いに関連していると
判明しつつあるのです -
11:10 - 11:13現在 関連が分かっているものには
大腸がんや -
11:13 - 11:16前立腺がんや乳がんがあります
-
11:18 - 11:23実は 睡眠不足とがんの関連性が
非常に高いために -
11:23 - 11:26世界保健機関は
-
11:26 - 11:30夜間勤務を伴う
あらゆる仕事を -
11:30 - 11:33発がん性があると
分類しています -
11:33 - 11:36睡眠リズムを乱すことになるからです
-
11:38 - 11:41例の古い格言を
聞いたことがあるかもしれません -
11:41 - 11:43「死んだらよく眠れる」と言いますね
-
11:43 - 11:45いたって真面目に申し上げますが
-
11:45 - 11:47これは致命的に
あさはかな助言です -
11:48 - 11:53何百万人もを対象にした
疫学的研究から明らかです -
11:53 - 11:55全くの真実なのです
-
11:55 - 11:59睡眠時間が短ければ短いほど
寿命も短くなるのです -
11:59 - 12:02短時間睡眠には
様々な死亡リスクがあります -
12:05 - 12:09がんやアルツハイマー病を
発症するリスクが -
12:09 - 12:11高まると聞いても
-
12:11 - 12:16それでもまだ不安を
かきたてられないなら -
12:16 - 12:18こんな事実はどうでしょう
-
12:18 - 12:23睡眠不足によって蝕まれるのは
生命の構造そのものです -
12:25 - 12:27つまりDNAの遺伝子コードです
-
12:28 - 12:32また ある研究では
健康な成人を集め -
12:32 - 12:36睡眠を1日6時間に制限し
-
12:36 - 12:371週間続けました
-
12:37 - 12:41それから遺伝子活動に見られた
変化を測定して -
12:41 - 12:44同じ被験者が
たっぷり8時間 -
12:44 - 12:46睡眠をとった時と
比較したのです -
12:47 - 12:49重要な発見が
2つありました -
12:50 - 12:551つめに 711個もの遺伝子の活動が
-
12:55 - 12:58乱されていました
-
12:58 - 12:59睡眠不足によるものです
-
13:00 - 13:032つめに その遺伝子の
半数ほどの活動が -
13:03 - 13:06活発になっていた一方で
-
13:06 - 13:08もう半分は活動が
減少していました -
13:08 - 13:12睡眠不足によって
活動が減った遺伝子は -
13:12 - 13:15免疫機能と関わりのある
遺伝子でした -
13:15 - 13:18ここでも 免疫不全が
起こっていることが分かります -
13:19 - 13:22対照的に 睡眠不足によって
-
13:22 - 13:25亢進が見られ
活動が活発になった遺伝子は -
13:25 - 13:29腫瘍発生の促進に関する遺伝子や
-
13:29 - 13:34体内の慢性的炎症に
関する遺伝子や -
13:34 - 13:37ストレスに関する遺伝子でした
-
13:37 - 13:40その結果 心血管疾患を
誘発するようなものです -
13:41 - 13:45端的に言って
睡眠不足である場合に -
13:45 - 13:48それを免れて悪影響を受けずに
健康でいることは -
13:48 - 13:50できないのです
-
13:51 - 13:54家の壊れた
水道管のようなものです -
13:54 - 13:58睡眠不足は
生理機能の隅々の -
13:58 - 14:00あらゆる裂け目に入り込み
-
14:00 - 14:04日々の健康を形作っている
DNAの核酸の配列さえ -
14:04 - 14:07改悪してしまうこともあります
-
14:10 - 14:13ここまで聞いて
こう思うかもしれません -
14:13 - 14:15「なんてことだ
睡眠の質をどう上げたらいい? -
14:15 - 14:17よく眠る秘訣はないの?」と
-
14:18 - 14:23有害で悪影響をもたらす
アルコールやカフェインを -
14:23 - 14:26避けるということもそうですし
-
14:26 - 14:28夜 なかなか寝られないのなら
-
14:28 - 14:30昼寝をしないようにしましょう
-
14:30 - 14:32それ以外に
2つアドバイスがあります -
14:33 - 14:361つめは 「規則正しさ」です
-
14:36 - 14:39同じ時間に就寝し
同じ時間に起きましょう -
14:39 - 14:42平日であっても
週末であってもです -
14:42 - 14:45規則正しい生活は
何にも勝ります -
14:45 - 14:47睡眠を安定させ
-
14:47 - 14:51睡眠の量と質を
改善してくれます -
14:52 - 14:552つめは 「温度は低めに」です
-
14:56 - 14:59眠りに就き
睡眠を維持するために -
14:59 - 15:03身体の深部体温を
摂氏1~1.5度ほど -
15:03 - 15:05下げなければなりません
-
15:05 - 15:07暑すぎる部屋よりも
-
15:07 - 15:10寒すぎる部屋での方が
よく眠れるのは -
15:10 - 15:11このためです
-
15:12 - 15:16寝室の室温を 華氏65度くらい
あるいは摂氏18度くらいに -
15:16 - 15:18するといいでしょう
-
15:18 - 15:20多くの人にとって
就寝するのに適した温度です -
15:22 - 15:26では最後に 少し立ち戻って
-
15:26 - 15:29一番伝えたいメッセージは
何なのでしょうか? -
15:31 - 15:33次のようなことだと思います
-
15:33 - 15:38残念ながら 睡眠は 贅沢品でも
ライフスタイルの選択でもありません -
15:39 - 15:44睡眠は 議論の余地なく
生物学的に必要なものです -
15:45 - 15:48みなさんの生命維持装置であり
-
15:49 - 15:53母なる自然が限りなく
不死を目指した結果なのです -
15:55 - 15:59先進国の国々に見られる
睡眠時間の大幅な減少は -
15:59 - 16:04私たちの心身や健康状態
安全や子供の教育にまで -
16:04 - 16:07壊滅的な影響を
及ぼしつつあります -
16:08 - 16:11睡眠不足の蔓延が
静かに進行しており -
16:11 - 16:15これは急速に 21世紀に
私たちが直面する公衆衛生における -
16:15 - 16:17最大の課題のひとつに
なりつつあります -
16:20 - 16:25今こそ たっぷりと
睡眠をとる権利を -
16:25 - 16:27取り戻す時です
-
16:28 - 16:30恥ずかしいと思う必要もなければ
-
16:30 - 16:34怠け者だという汚名を
着せられるいわれもありません -
16:35 - 16:41そうすれば 最強の生命の万能薬を
取り戻すことになるのです -
16:42 - 16:45睡眠は いわば
健康にとっての万能ナイフです -
16:47 - 16:49演説はこのくらいにして
-
16:49 - 16:51おやすみなさい
健闘を祈ります -
16:51 - 16:53そして 何よりも―
-
16:55 - 16:57よく眠れますように
-
16:57 - 16:58ありがとうございました
-
16:58 - 17:03(拍手)
-
17:03 - 17:04ありがとう
-
17:04 - 17:07(拍手)
-
17:07 - 17:08ありがとうございます
-
17:08 - 17:11(デイヴィッド・ビエロ)
いえいえ そのままで -
17:11 - 17:14逃げないでくれて
ありがとうございます -
17:14 - 17:15恐ろしい話でした
-
17:15 - 17:18(マット・ウォーカー)どういたしまして
(デイヴィッド)ありがとう -
17:18 - 17:23寝だめして睡眠を取り戻せないなら
どうしたらいいんでしょう? -
17:24 - 17:27夜中に眠れずに
寝返りばかり打っていたり -
17:27 - 17:30夜勤で働いていたりする場合は
どうしたらいいですか? -
17:30 - 17:32(マット)確かに睡眠を
取り戻すことはできません -
17:33 - 17:34睡眠は銀行ではないので
-
17:34 - 17:36負債をため込んで
-
17:36 - 17:39いつか精算できると
望むことはできません -
17:39 - 17:42非常に破滅的で
健康が急速に損なわれる理由も -
17:42 - 17:45お話ししておくべきですね
-
17:45 - 17:481つめに ヒトは
特に理由もなく -
17:48 - 17:50意図的に自ら
睡眠不足に陥る― -
17:50 - 17:53唯一の生物だからです
-
17:53 - 17:54(デイヴィッド)
賢いからですよね -
17:54 - 17:59(マット)つまり こういうことです
自然はこれまでに -
17:59 - 18:00進化の過程において
-
18:00 - 18:05睡眠不足という課題に
直面する必要がなかったんです -
18:05 - 18:09それゆえ セーフティーネットがなく
-
18:09 - 18:11だからこそ睡眠不足になると
-
18:11 - 18:15脳でも身体でも
非常に急速に崩壊が進むんです -
18:15 - 18:18とにかく睡眠を
優先するほかないですね -
18:18 - 18:21(デイヴィッド)そうですか
でも眠れない場合は -
18:21 - 18:23どうしたらいいですか?
-
18:23 - 18:27(マット)ベッドに入ってから
起きたままでいるなら -
18:27 - 18:31ベッドから出て
他の部屋に行って -
18:31 - 18:32別のことをしてください
-
18:32 - 18:36なぜなら 脳がすぐに寝室を
-
18:36 - 18:39起きているための場所と
認識するからです -
18:39 - 18:41その結びつきを
取り払う必要があります -
18:41 - 18:44眠いときにだけ
寝室に行くようにしましょう -
18:44 - 18:48そうすれば それまでの
結びつきを学び直して -
18:48 - 18:50ベッドを寝る場所と認識できます
-
18:50 - 18:52例えるとすれば
-
18:52 - 18:56食卓について空腹になるのを
待ちませんよね -
18:56 - 18:59ベッドに横になって
眠れるのを待つのも同じです -
19:00 - 19:02(デイヴィッド)なるほど
目が覚めました -
19:02 - 19:03素晴らしいです
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19:03 - 19:05(マット)どういたしまして
ありがとう
- Title:
- 睡眠というスーパーパワー
- Speaker:
- マット・ウォーカー
- Description:
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睡眠はあなたの生命維持装置であり、母なる自然が限りなく不死を目指した結果である、と睡眠科学者のマット・ウォーカーは言います。眠りについての科学に深く切り込むこのトークで、ウォーカーは、脳と身体の両方に、睡眠を取ることで起こる素晴らしい利点について、そして睡眠不足によって引き起こされる、目を見張るほどの不利益について教えてくれます。学習や記憶、免疫機能や遺伝情報に至るまで、睡眠があなたにもたらす影響について聞いてください。よく眠るための役立つヒントも得られます。
- Video Language:
- English
- Team:
closed TED
- Project:
- TEDTalks
- Duration:
- 19:18
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Moe Shoji edited Japanese subtitles for Sleep is your superpower | |
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Moe Shoji approved Japanese subtitles for Sleep is your superpower | |
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Midori T accepted Japanese subtitles for Sleep is your superpower | |
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