プロメテウスの神話―イゾルト・ギレスピー
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0:07 - 0:09人類の創造の前に
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0:09 - 0:14ギリシャの神々はティーターンと呼ばれる
巨人の種族との大戦に勝利しました -
0:14 - 0:15ほとんどのティーターンは倒され
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0:15 - 0:19あるいは 永劫に続く地獄タルタロスに
落とされました -
0:19 - 0:22しかしその中の
先見の明という意味の名のプロメテウスは -
0:22 - 0:28神々の側に立って一緒に戦うように
弟のエピメテウスを説得しました -
0:28 - 0:30感謝のしるしとして ゼウスは兄弟に
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0:30 - 0:34全ての生物を創造する任務を委ねました
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0:34 - 0:39エピメテウスの役目は生き物に
神々のもつ資質を分け与えることでした -
0:39 - 0:40あるものには空を飛ぶ力を
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0:40 - 0:43他のものには水の中を進む能力や
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0:43 - 0:45草の上を駆ける能力を与えました
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0:45 - 0:47彼は動物たちに輝く鱗や
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0:47 - 0:48柔らかい毛皮
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0:48 - 0:51そして鋭い爪を与えました
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0:51 - 0:55その間に プロメテウスは泥で
最初の人間たちを形作りました -
0:55 - 0:58神々の姿に似せて造形しましたが
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0:58 - 1:00ゼウスは彼らが
死すべきものであることと -
1:00 - 1:05オリンポス山の住民を
下から崇拝することを命じました -
1:05 - 1:10ゼウスは人間を自然の力に弱く
神々の保護に依存する― -
1:10 - 1:13従属的な生物とみなしました
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1:13 - 1:19しかしプロメテウスは彼の未完成の創造物に
大きな目的を持たせようとしていたのです -
1:19 - 1:22だから人間が払うべき犠牲を決めるように
彼に求めていた時 -
1:22 - 1:29狡猾なプロメテウスは
人間に利益を与えるようなある企みを考えました -
1:29 - 1:34彼は雄牛を殺し2つに分け
ゼウスに見せました -
1:34 - 1:371つは多汁の肉と皮を
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1:37 - 1:41美味しそうには見えない胃の下に隠し
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1:41 - 1:45もう1つには骨を
厚い脂身の下に隠しました -
1:45 - 1:48ゼウスは見た目の良い方を選んでから
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1:48 - 1:52プロメテウスの策略に気付き
激怒しました -
1:52 - 1:56憤慨したゼウスは肉の料理や
他のどんな目的であれ -
1:56 - 2:00地球上で火を使うことを禁じました
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2:00 - 2:04しかしプロメテウスは火が彼の創造物に
禁じられたことを甘受しませんでした -
2:04 - 2:08そこで 彼はオリンポス山を登り
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2:08 - 2:11ヘパイストスとアテナの鍛冶場から
火を盗みました -
2:11 - 2:17彼はオオウイキョウの茎の中に火を隠し
安全に下の人々に届けました -
2:17 - 2:20これにより 彼ら自身のために
自然を利用し -
2:20 - 2:25最終的に自然の秩序を支配する力を
彼らに与えました -
2:25 - 2:29火を使うことで 人間は食べ物と暖かさを得て
自立することができましたが -
2:29 - 2:33同様に武器を作り
戦争をすることもできました -
2:33 - 2:39プロメテウスの炎は文明の
急速な進歩の触媒としての機能を果たしました -
2:39 - 2:44ゼウスはこの状況を見て
何が起こったのか気付きました -
2:44 - 2:46プロメテウスは再度
ゼウスの誇りや -
2:46 - 2:49権威に傷をつけました
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2:49 - 2:52激怒したゼウスは
残忍な刑罰を科しました -
2:52 - 2:56プロメテウスは永遠に
崖に鎖でつながれることになったのです -
2:56 - 3:00毎日ハゲワシが彼を訪れ
肝臓をちぎり取り -
3:00 - 3:07毎晩 彼の肝臓が元に戻ると
翌朝にまた襲われました -
3:07 - 3:10プロメテウスは永遠の激しい痛みに
苦しみましたが -
3:10 - 3:14反逆行為に対して
後悔することは決してありませんでした -
3:14 - 3:19抑圧をものともしない彼のしぶとさで
彼は神話の中で敬愛される人物になりました -
3:19 - 3:22また彼のいたずら好きで
探究心のある性分や -
3:22 - 3:28人の手にもたらした知識や進歩
そして力によっても称賛されました -
3:28 - 3:32彼はまた芸術や文学に
繰り返し出てくる人物でもあります -
3:32 - 3:35パーシー・ビッシュ・シェリーの劇詩
『鎖を解かれたプロメテウス』では -
3:35 - 3:39作家はプロメテウスを
自由な身となり -
3:39 - 3:43共感や知識を広め続ける
ロマンチックな英雄として想像しました -
3:43 - 3:45シェリーは主人公について
こう書いています -
3:45 - 3:48「プロメテウスは
道徳的で知的な本質というものの -
3:48 - 3:51これ以上なき完全な模範である
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3:51 - 3:53それは最善かつ最も崇高な目的を
達成するために -
3:53 - 3:57最も純粋で忠実な動機に
駆り立てられたものなのだ」 -
3:57 - 4:01彼の妻メアリーはプロメテウスを
より警戒すべき人物として描き -
4:01 - 4:06自身の小説に『フランケンシュタイン、あるいは
現代のプロメテウス』という副題をつけました -
4:06 - 4:09これは自然の秩序を破壊することの
弊害を示唆し -
4:09 - 4:12現代においてもなお
科学や技術を取り巻く -
4:12 - 4:16倫理的な問題に関連し続けています
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4:16 - 4:18英雄、反逆者
あるいはトリックスターとして -
4:18 - 4:23プロメテウスは自然の力を利用する
私たちの能力の象徴であり続け -
4:23 - 4:24究極的には
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4:24 - 4:29世界に火を灯すような
個人の行動の潜在力を思い出させてくれます
- Title:
- プロメテウスの神話―イゾルト・ギレスピー
- Description:
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人類の創造の前に、ギリシャの神々はティーターンと呼ばれる巨人の種族との大戦に勝利しました。ほとんどのティーターンは倒されたか、タルタロスという奈落に落とされました。しかし、先見の明という意味の名を持つティーターンのプロメテウスは、神々の側に立って一緒に戦うように弟のエピメテウスを説得しました。イゾルト・ギレスピーがプロメテウスの神話を伝えます。
講師:イゾルト・ギレスピー、監督:レア・クラヴジック
*このビデオの教材:https://ed.ted.com/lessons/the-myth-of-prometheus-iseult-gillespie
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Yalda A., Susan Herder, Andrew Bosco, Craig Sheldon, Javier Aldavaz, Bruno Pinho, Rishi Pasham, Nick Johnson, Alex Kongkeo, Levi Cook, Peter Koebel, Misaki Sato, Runarm, Maxi Kobi Einy, Ilya Bondarik, Darren Toh, Bozhidar Karaargirov, Boytsov Ilya, Marc Veale, Rodrigo Carballo, Humberto A OjedaGomez, Daniel Day, SookKwan Loong, Jhuval, Nik Maier. - Video Language:
- English
- Team:
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- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:47
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Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The myth of Prometheus - Iseult Gillespie | |
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Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The myth of Prometheus - Iseult Gillespie | |
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Tomoyuki Suzuki accepted Japanese subtitles for The myth of Prometheus - Iseult Gillespie | |
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Tomoyuki Suzuki edited Japanese subtitles for The myth of Prometheus - Iseult Gillespie | |
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Suzuka Fukami edited Japanese subtitles for The myth of Prometheus - Iseult Gillespie |