大いなる道(初心の詩)―信心銘(しんじんめい)―禅の伝統的な信仰の詩
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0:17 - 0:21大道は、好みを持たない者にとっては
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0:21 - 0:24難しくありません。
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0:25 - 0:29愛も憎しみもない状態では、すべてが
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0:29 - 0:34明確に、あからさまになります。
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0:36 - 0:41しかし少しでも区別すれば、天と地は
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0:41 - 0:46果てしなく離れたものになります。
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0:59 - 1:03真実を知りたければ、いかなる物事に
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1:03 - 1:08対しても意見を持ってはなりません。
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1:11 - 1:14好きなものと嫌いなものを対立させる
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1:14 - 1:17のは、精神の病です。
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1:28 - 1:31物事の深い意味が
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1:31 - 1:33理解できなければ、
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1:33 - 1:36精神の根本的な平和が
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1:36 - 1:39むやみに乱されます。
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1:42 - 1:47「道」は大宇宙のように
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1:47 - 1:52完璧であり、
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1:52 - 1:57何も欠けておらず、何も過剰ではありません。
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2:14 - 2:18まさに、私たちが選択すること、受け入れたり
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2:18 - 2:22拒否したりすることで、物事の本質が
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2:22 - 2:26見えなくなるのです。
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2:29 - 2:33外的な物事との絡み合いにも、内的な空虚感にも
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2:33 - 2:37縛られずに生きてください。
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2:43 - 2:48万物の一体性に安らぎを見つければ、
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2:48 - 2:52そのような誤った見解は自然に消え去ります。
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2:57 - 3:03不動を得るために活動を止めようとすれば、
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3:03 - 3:08その努力自体があなたを活動で満たします。
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3:19 - 3:23どちらかの極端にとどまっている限り、
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3:23 - 3:27一体性を知ることは決してありません。
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3:33 - 3:39一体性を持って生きない者たちは、
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3:39 - 3:48活動と不動、主張と否定の両方に失敗します。
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3:55 - 3:59物事の実在性を否定するのは
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3:59 - 4:02その実在性を見逃すことです。
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4:03 - 4:06物事の空虚さを主張するのは、
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4:06 - 4:10その実在性を見逃すことです。
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4:15 - 4:19話したり考えたりすればするほど、
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4:19 - 4:24真実から遠ざかってしまいます。
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4:30 - 4:33話すことや考えることをやめれば、
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4:33 - 4:37知らざるものは何もありません。
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4:39 - 4:41根源に戻ることは
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4:41 - 4:43意味を見つけることであり、
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4:43 - 4:46外見を追い求めることは、
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4:46 - 4:50源泉を見失うことです。
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4:55 - 5:06内的悟りの瞬間、外見や空虚を超越します。
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5:10 - 5:13私たちが現実と呼ぶ空虚な世界で
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5:13 - 5:16起こるように見える変化は、
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5:16 - 5:21無知によって生じるものです。
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5:30 - 5:34真実を探すのをやめなさい。
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5:34 - 5:38意見を尊重することだけをやめなさい。
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5:40 - 5:44二元性に宿るのをやめなさい。
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5:44 - 5:49そのような追求は慎重に避けなさい。
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5:50 - 5:54あれこれ、善や悪などの思いが
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5:54 - 5:57少しでも残っていると、
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5:57 - 6:01精神の本質は困惑に陥ります。
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6:04 - 6:07すべての二元性は一なるものから
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6:07 - 6:11生じますが、この一なるものにさえ
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6:11 - 6:15執着してはなりません。
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6:39 - 6:44精神が乱れなく「道」に存在するとき、
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6:44 - 6:48いかなるものもそれを害することはできず、
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6:48 - 6:52物事がそれを害することができなくなれば、
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6:52 - 6:56古い方法で存在しなくなります。
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7:11 - 7:15識別する思考が生じなくなるとき、
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7:16 - 7:20古い精神は存在しなくなります。
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7:21 - 7:24思考の対象が消えるとき、
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7:25 - 7:28思考する主体は消えます。
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7:29 - 7:35精神が消えるときに、対象も消えるように。
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7:50 - 7:54物事は主体によって対象となります。
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7:54 - 7:58精神は物事によって存在するのです。
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8:01 - 8:04これら二つの相対性と、
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8:04 - 8:07根本的な現実、すなわち
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8:07 - 8:12「空」の統一性を理解してください。
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8:13 - 8:15この空においては、
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8:15 - 8:18二つは区別できず、
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8:18 - 8:23それぞれが全世界を内包しています。
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8:38 - 8:42粗いものと細かいものを区別しなければ、
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8:42 - 8:45偏見や意見に惑わされることは
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8:45 - 8:48ありません。
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8:50 - 8:53大道に生きることは、
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8:53 - 8:56容易でも困難でもありません。
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8:57 - 8:59しかし、視野の狭い人は、
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8:59 - 9:03恐れと優柔不断に陥ります。
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9:08 - 9:10急げば急ぐほど
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9:10 - 9:12遅くなり、
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9:12 - 9:16執着を抑えることができません。
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9:34 - 9:38悟りの考えに執着することさえ
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9:38 - 9:40道に迷うことです。
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9:42 - 9:45物事をあるがままに任せていれば
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9:45 - 9:49来ることも去ることもなくなります。
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9:51 - 9:54物事の本質に従えば、自由に、
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9:54 - 9:58邪魔されることなく歩むことができます。
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10:09 - 10:11思考が束縛されていれば、
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10:11 - 10:13真実は覆い隠されます。
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10:13 - 10:16なぜなら、すべてが濁って不明瞭であり、
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10:16 - 10:20判断するという煩わしい行為は
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10:20 - 10:24不快感や疲れをもたらすからです。
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10:39 - 10:42区別や分離することから
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10:42 - 10:45何の益が得られるでしょうか?
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10:47 - 10:51唯一の道を歩みたいのであれば、
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10:51 - 10:53感覚や観念の世界さえも
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10:53 - 10:56嫌ってはなりません。
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10:57 - 11:00実際、それらを完全に受け入れることが
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11:00 - 11:04真の悟りと全く同じことなのです。
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11:11 - 11:14賢者は何の目標も目指さず、
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11:14 - 11:18愚者は自らを拘束します。
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11:25 - 11:29法は一つであり、数多くはありません。
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11:30 - 11:34区別は、無知な者の執着から生じます。
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11:46 - 11:50区別する精神で精神を求めることは、
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11:50 - 11:53最大の過ちです。
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11:55 - 11:59安息と不安は幻想から生じます。
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12:00 - 12:02悟りを開いたら、
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12:02 - 12:05好き嫌いがなくなります。
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12:06 - 12:10すべての二元性は、無知な推論から生じます。
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12:11 - 12:15それらは夢や、空に咲く花のようなもので、
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12:15 - 12:19掴もうとするのは愚かなことです。
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12:23 - 12:27損や得、善や悪...。
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12:27 - 12:30そのような考えは直ちに、
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12:30 - 12:33永久的に捨てなければなりません。
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12:46 - 12:49目が眠らなければ、
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12:49 - 12:52すべての夢は自然に止まります。
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12:53 - 12:56精神が区別しなければ、
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12:56 - 12:59万物はそのままの姿であり、
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12:59 - 13:03一つの本質を持っています。
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13:05 - 13:08この一つの本質という神秘を
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13:08 - 13:10理解するのは、すべての束縛から
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13:10 - 13:13解放されることです。
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13:25 - 13:27万物が平等に見られるとき、
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13:27 - 13:31時間を超えた真我に到達します。
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13:33 - 13:36この原因も関係もない状態では、
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13:36 - 13:41いかなる比較も類推も不可能です。
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13:49 - 13:52動きを静止した状態と考え、
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13:52 - 13:55静止した状態を動きと考えれば、
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13:55 - 13:58動きも静止した状態も消えます。
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14:00 - 14:04このような二元性が存在しなくなると、
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14:04 - 14:08一体性そのものも存在できなくなります。
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14:12 - 14:15この究極の目的には、
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14:15 - 14:19いかなる法則も説明も適用されません。
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14:21 - 14:25「道」に従って統一された精神にとって、
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14:25 - 14:30あらゆる自己中心的な努力は止まります。
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14:42 - 14:46疑いや優柔不断は消え去り、
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14:47 - 14:51真の信仰に生きることが可能になります。
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14:53 - 14:58一撃で私たちは束縛から解放されます。
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14:58 - 15:03何も私たちに執着せず、私たちは何にも執着しません。
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15:13 - 15:15すべては空虚であり、
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15:15 - 15:18澄み渡り、自らを照らし、
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15:18 - 15:22精神力は一切発揮されません。
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15:23 - 15:29ここでは、思考、感情、知識、想像力は
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15:29 - 15:33何の価値もありません。
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15:34 - 15:38この本質的な世界には自己も、
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15:38 - 15:43自己以外のものも存在しません。
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15:45 - 15:48この現実と直接調和するには、
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15:48 - 15:51疑いが生じたときに、
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15:51 - 15:55「二つではない」と唱えるだけです。
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15:56 - 16:01この「二つではない」には、何も分離されてなく、
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16:01 - 16:04何も排除されていません。
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16:05 - 16:08いつ、どこであろうと、
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16:08 - 16:13悟りとは、この真理に入ることです。
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16:16 - 16:19そしてこの真理は、時空における
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16:19 - 16:23伸縮を超越しています。
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16:26 - 16:31その中で、一つの思考は一万年です。
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16:44 - 16:46ここに空虚があり、
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16:46 - 16:49あそこに空虚があります。
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16:49 - 16:52しかし、無限の宇宙は
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16:52 - 16:55常にあなたの目前にあります。
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17:05 - 17:10無限に大きく、無限に小さい。
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17:10 - 17:12同じことです。
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17:12 - 17:16定義は消え去り、境界は見えませんから。
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17:24 - 17:28存在と非存在についても同様です。
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17:28 - 17:31これとは何の関係もない疑念や議論に
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17:31 - 17:35時間を無駄にしないでください。
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17:37 - 17:40一つのもの、すべてのものが、
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17:40 - 17:45区別なく、互いに動き、混ざり合う。
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17:57 - 18:00この理解を持って生きることは、
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18:00 - 18:04不完全さへの不安を抱かないことです。
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18:06 - 18:08この信念の中で生きることは、
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18:08 - 18:11非二元性への道です。
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18:11 - 18:16なぜなら、非二元性は信頼する精神と一つだからです。
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18:24 - 18:25言葉!
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18:26 - 18:30「道」は言語を超えています。
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18:30 - 18:34そこに昨日はなく、
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18:35 - 18:38明日はなく、
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18:39 - 18:42今日もありません。
- Title:
- 大いなる道(初心の詩)―信心銘(しんじんめい)―禅の伝統的な信仰の詩
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- Video Language:
- English
- Team:
Awaken the World
- Project:
- 04- Short Films - Stepping Stones
- Duration:
- 19:24
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