無数にある陰謀論の起源とは ー パトリックJMT
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0:07 - 0:101851年に出版された『白鯨』に
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0:10 - 0:12出てくる文字をすべて
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0:12 - 0:14巨大な長方形の中に並べてみると
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0:14 - 0:17特殊なパターンに気づくだろう
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0:17 - 0:18例えばこんな言葉
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0:18 - 0:23マーティン・ルーサー・キングの
暗殺の予言に見えたりする -
0:23 - 0:28これなどは 1997年に起こった
ダイアナ妃の死への言及にも思える -
0:28 - 0:32ということは ハーマン・メルヴィルは
隠れた予言者だったのか? -
0:32 - 0:33答えはノーだ
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0:33 - 0:38これは ラムゼー理論と呼ばれる
数学の定理により分かっている -
0:38 - 0:41人が夜空に幾何学的な図形を
見い出せる理由でもあり -
0:41 - 0:43また 実際に確かめなくても
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0:43 - 0:46ロンドンじゅうで
少なくとも2人の人は -
0:46 - 0:50髪の毛の本数がまったく同じであることが
わかる理由でもある -
0:50 - 0:54この理論で なぜ どんな文章にも
パターンが見つかるのかが説明できる -
0:54 - 0:57それがヴァニラ・アイスの
歌詞であってもだ -
0:57 - 0:59では ラムゼー理論とは何か?
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0:59 - 1:03簡単に言うと ある集合や構造が
十分な数の要素で構成されていれば -
1:03 - 1:10その中には必ず何らかの
興味深いパターンが現れるというものだ -
1:10 - 1:13簡単な例として パーティー問題と
呼ばれるものを見てみよう -
1:13 - 1:16ラムゼー理論の典型的な例証だ
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1:16 - 1:19あるパーティーに少なくとも
6人出席するとしよう -
1:19 - 1:22驚いたことに
ある3人を選ぶと いずれかの組では -
1:22 - 1:26お互い全員を知っているか
全く会ったことがないかの -
1:26 - 1:27どちらかであると言い切れる
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1:27 - 1:30出席者について何一つ
知らなくてもだ -
1:30 - 1:34これは 全ての可能性を
グラフに描くことで証明できる -
1:34 - 1:36各点は1人の人を表し
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1:36 - 1:39線はお互いを知っていることを示す
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1:39 - 1:441つのペアには2つの可能性しかない
お互い知っているか 知らないかだ -
1:44 - 1:46たくさんの可能性があるが
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1:46 - 1:50どれもが私たちが求める
特性を持っている -
1:50 - 1:546は この原理が当てはまる
出席者数の最少の数で -
1:54 - 1:57このように表すことができる
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1:57 - 1:59ラムゼー理論は
ある特定のパターンに -
1:59 - 2:03このような最小の数が
存在することを保証しているが -
2:03 - 2:05それを見つける近道はない
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2:05 - 2:09この場合 出席者の数が多くなるにつれ
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2:09 - 2:11その組み合わせは収拾がつかなくなる
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2:11 - 2:15例えば 互いに知り合いの5人組か
互いに知らない5人組がいるという条件に -
2:15 - 2:20当てはまるパーティーの最少規模を
導き出そうとしているとしよう -
2:20 - 2:225という数字は小さいが
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2:22 - 2:25このような しらみつぶしの解法では
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2:25 - 2:27答えを見つけるのは
不可能といってもいい -
2:27 - 2:31可能な組み合わせの数が膨大だからだ
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2:31 - 2:3948人が出席するパーティーでは
2の1128乗の組み合わせが可能であり -
2:39 - 2:42宇宙全体に存在する原子の数より多い
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2:42 - 2:43コンピュータの力を借りても
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2:43 - 2:46この問題の答えとしては
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2:46 - 2:51出席者数が43と49の間である
とまでしか言えない -
2:51 - 2:52このことからわかるのは
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2:52 - 2:56天文学的な確率と思われる
特定のパターンは -
2:56 - 2:59比較的小さな集合から
出現し得ることだ -
2:59 - 3:03とても大きな集合に至っては
果てしない可能性があると言っていい -
3:03 - 3:063点が直線になっていない
4つの星の集合は -
3:06 - 3:09必ず4辺形になる
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3:09 - 3:12夜空に見つかる
何千もの星にまで対象を広げれば -
3:12 - 3:16見慣れた形は何でも
例えば生き物でさえ -
3:16 - 3:19探せば見つかることは
さほど驚くことではない -
3:19 - 3:23では 予言が隠された文章が存在する
可能性はどうか? -
3:23 - 3:26文字数と
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3:26 - 3:29関連し得る
多様な単語と -
3:29 - 3:32その短縮形や
別の綴りを考慮すれば -
3:32 - 3:34可能性はかなり高い
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3:34 - 3:35あなたもやってみるといい
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3:35 - 3:37好きな文章を選んで
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3:37 - 3:38文字を碁盤目状に並べたら
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3:38 - 3:41何が見つかるだろう
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3:41 - 3:43数学者のセオドア・モツキンの
言葉によれば -
3:43 - 3:46「無秩序は一般に起こりやすいが
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3:46 - 3:49完全なる無秩序は不可能である」
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3:49 - 3:54宇宙ほどの規模であれば
無作為に集まった要素が -
3:54 - 3:57ある特定の配列を作るのは
間違いないだろうし -
3:57 - 4:02雑音の中でパターンに気づき
徴候を見つけ出すように進化した人類は -
4:02 - 4:07何もないような場所にしばしば
意図的な意味を探したがるものだ -
4:07 - 4:11つまり 私たちに畏怖の念を抱かせる
メッセージが本の中や -
4:11 - 4:13トースト 夜空などに
隠されているかもしれないが -
4:13 - 4:14トースト 夜空などに
隠されているかもしれないが -
4:14 - 4:20その大元は 大抵
私たちの意識そのものなのである
- Title:
- 無数にある陰謀論の起源とは ー パトリックJMT
- Speaker:
- PatrickJMT
- Description:
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なぜ私たちは夜空に幾何学的な形を見つけることができるのでしょうか? ロンドンには少なくとも2人、まったく同じ数の髪の毛を持った人がいると、どのようにして知ることができるのでしょうか? そして、どんな文章にでも―たとえ歌手ヴァニラ・アイスの歌詞であっても―パターンを見つけられるのはなぜでしょうか?パトリックJMTが、ラムゼー理論、つまり集合や構造において十分な要素を与えられれば、必ずその中に興味を惹くパターンがいくつか出現するという理論を説明します。
講師:パトリックJMT、アニメーション:アーロン、ショーン・アンド・マティアス・スタジオ
*このビデオの教材:
http://ed.ted.com/lessons/the-origin-of-countless-conspiracy-theories-patrickjmt
*パトリックJMTのYouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/user/patrickJMT - Video Language:
- English
- Team:
- closed TED
- Project:
- TED-Ed
- Duration:
- 04:36
Natsuhiko Mizutani approved Japanese subtitles for The origin of countless conspiracy theories | ||
Natsuhiko Mizutani edited Japanese subtitles for The origin of countless conspiracy theories | ||
Riaki Ponist accepted Japanese subtitles for The origin of countless conspiracy theories | ||
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Hiromi Yanagawa edited Japanese subtitles for The origin of countless conspiracy theories | ||
Riaki Ponist declined Japanese subtitles for The origin of countless conspiracy theories | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for The origin of countless conspiracy theories | ||
Riaki Ponist edited Japanese subtitles for The origin of countless conspiracy theories |