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英会話の3つの秘密 | ジュディ・トムソン | TEDxOakville

  • 0:06 - 0:07
    こんにちは
    ジュディ・トムソンです
  • 0:07 - 0:10
    第2言語としての英語(ESL)を教えていて
  • 0:10 - 0:11
    自分の仕事が好きです
  • 0:12 - 0:16
    今日は英語について誰もが知っておくべき事を
    話したいと思います
  • 0:17 - 0:19
    さて 英語は厄介な言語です
  • 0:19 - 0:22
    英語のアルファベットと音は合致しません
  • 0:22 - 0:27
    その為 "r-e-d" "h-e-a-d" "s-a-i-d" のような
  • 0:28 - 0:31
    綴りから
  • 0:33 - 0:35
    この3つの単語が同じ音だとは
  • 0:35 - 0:37
    誰も推測できないのです
  • 0:37 - 0:43
    英語のアルファベットと音の関係は
    大変ルーズな為
  • 0:43 - 0:47
    私のように英語を母語とする
    ネイティブスピーカーでも
  • 0:47 - 0:50
    しばしば読み方の学習に苦戦することがあり
  • 0:50 - 0:52
    英語を第2か国語として学ぶ ESLの生徒は
  • 0:52 - 0:56
    読解力は素晴らしくても
    話せない場合がしばしばあります
  • 0:57 - 0:59
    そこで今日は3つの秘密について
    話したいと思います
  • 1:00 - 1:04
    それは99%の英語会話者が知らない秘密です
  • 1:04 - 1:09
    1番目の秘密は
    特に英語を学んでいる人達にとって
  • 1:09 - 1:11
    つまりはESLの生徒に向けてです
  • 1:11 - 1:14
    2番目の秘密は
    英語のネイティブスピーカーに向けた
  • 1:14 - 1:16
    コミュニケーション力上達への助言です
  • 1:16 - 1:19
    3番目の秘密は誰にでも当てはまります
  • 1:19 - 1:20
    いったん
  • 1:20 - 1:24
    英語がどう機能するかについての
    これら3つの秘密を聞けば
  • 1:24 - 1:28
    あなたの英語との関係や
    コミュニケーション能力は
  • 1:28 - 1:30
    この後一生変わるでしょう
  • 1:30 - 1:31
    それでは始めましょう
  • 1:32 - 1:34
    さて 英語はアクセントを
    ベースとした言語です
  • 1:34 - 1:40
    それは英語を母国語としない話し手にとって
    とても重要な知識です
  • 1:40 - 1:42
    意味なく思えるかもしれません
  • 1:42 - 1:46
    あなたの第1言語が
    音をベースとした言語ならなおさらです
  • 1:46 - 1:48
    たいていの言語は音をベースにしており
  • 1:48 - 1:52
    1つ1つ すべての音が重要なのです
  • 1:52 - 1:54
    そこで1つの音を逃がしたり
    間違った言い方をすると
  • 1:54 - 1:56
    意味も失われてしまいます
  • 1:56 - 1:59
    英語はそうではありません
    音は全く関係ないのです
  • 1:59 - 2:03
    例えば誰かが職場でこう言います
    「会議は "Vednesday" にあるよ」
  • 2:03 - 2:05
    誰もが水曜日 (Wednesday) に集合します
  • 2:06 - 2:08
    又は「あなたの “birfday”いつ?」と聞くと
  • 2:08 - 2:11
    相手は誕生日 (birthday) を
    答えるはずです
  • 2:12 - 2:14
    アクセントがベースの英語は
    大変融通がきくのです
  • 2:15 - 2:17
    1つ1つの音は
    それほど重要ではないのです
  • 2:17 - 2:19
    では英語において何が大切かというと
  • 2:19 - 2:24
    それは特定の音節に
    特定の質のアクセントを付ける事です
  • 2:24 - 2:25
    ある時
  • 2:25 - 2:28
    私の子供達が3歳と2歳の時に
  • 2:28 - 2:31
    初めてレストランに夕食に連れて行きました
  • 2:31 - 2:33
    ウェイターが2歳児に
  • 2:33 - 2:35
    「お嬢ちゃん、夕食は何がいい?」と
    聞きました
  • 2:35 - 2:38
    2歳児は「basghetti」と答えました
  • 2:38 - 2:41
    同じ食事が欲しかった3歳児は
  • 2:41 - 2:43
    妹の間違った発音に腹を立てて
  • 2:43 - 2:47
    「basghetti じゃないよ」
    「spasghetti だよ」と言いました
  • 2:47 - 2:48
    (笑)
  • 2:48 - 2:50
    ウェイターは微笑んで
  • 2:54 - 2:55
    オーダーは通じたのです
  • 2:55 - 3:00
    bas-GHE-tti, spas-GHE-tti, spa-GHE-tti,
  • 3:00 - 3:03
    ネイティブスピーカーには
    ほとんど同じようなものなのです
  • 3:03 - 3:09
    それは真ん中のシラブルが強調され
    他のシラブルよりも
  • 3:10 - 3:11
    長く 高々に発音されたからです
  • 3:11 - 3:14
    あなたが英語を
    第2外国語として学んでいるなら
  • 3:15 - 3:18
    「酷いアクセントですみません」なんて
    気にする必要はありません
  • 3:18 - 3:20
    アクセントについて心配するのは止めましょう
  • 3:20 - 3:22
    文法について気にすることもありません
  • 3:22 - 3:25
    あなたの唯一の役目は
  • 3:26 - 3:29
    重要な言葉に きちんと
    アクセントをつける事です
  • 3:29 - 3:32
    そうすれば成功確実
    周囲もあなたを理解できます
  • 3:33 - 3:35
    さて 2つ目のポイントは
  • 3:36 - 3:37
    あ そういえば!
  • 3:37 - 3:39
    私達は今どの街にいるんですっけ?
  • 3:39 - 3:41
    ここはどこでしたっけ?
  • 3:41 - 3:42
    (観客)Oakville
  • 3:42 - 3:44
    そうです! "OAK-ville" です!
  • 3:44 - 3:45
    "Okvill"?
  • 3:45 - 3:47
    それでは意味が通じませんよね
  • 3:47 - 3:50
    パンジャブ語や韓国語ではありかもしれません
  • 3:50 - 3:53
    そして "Oak-VILLE" だったら
    フランス語ですよね
  • 3:53 - 3:56
    という事で "OAK-ville" です
    では国は?どの国でしたっけ?
  • 3:56 - 3:57
    (観客)Canada
  • 3:57 - 3:59
    そうです!"CA-nada" です!
  • 3:59 - 4:01
    素晴らしい!
  • 4:01 - 4:04
    こんな風にアクセントは機能するんです
  • 4:05 - 4:10
    2番目の秘密は
    英語のネイティブスピーカーへのアドバイスで
  • 4:10 - 4:14
    "リンキング(linking)" についてです
    彼らは母音で言葉を始めません
  • 4:14 - 4:18
    さて 私はネイティブスピーカーなので
    少し話はそれますが
  • 4:18 - 4:22
    私がきまり悪く思っている事を話します
  • 4:22 - 4:26
    英語は私の第1言語なのです
  • 4:26 - 4:30
    世界中のビジネス 科学 技術 商業は
  • 4:30 - 4:32
    すべて英語で行われます
  • 4:32 - 4:34
    英語を学ぶことは私には問題ではありません
  • 4:34 - 4:35
    他の人々の問題です
  • 4:35 - 4:37
    私はそう思っていたのです
  • 4:37 - 4:40
    今では言うのもきまり悪いですが
    本当にそう思っていたのです
  • 4:40 - 4:42
    さて 現在 世界における
    英語の立場について
  • 4:43 - 4:45
    描写してみましょう
  • 4:45 - 4:48
    この円が全部の
    英語スピーカーを表しています
  • 4:49 - 4:51
    そして隅にあるとても小さな青い部分
  • 4:51 - 4:54
    それが英語のネイティブスピーカーです
  • 4:54 - 4:56
    オーストラリア人 アメリカ人
    カナダ人等で
  • 4:56 - 5:01
    3億5千万人ほどです
  • 5:01 - 5:03
    ご覧いただけるように
  • 5:03 - 5:08
    現在 世界の英語スピーカーの
    ごく 少数派です
  • 5:08 - 5:14
    15億人が第2 第3 または
    第4外国語として英語を話しています
  • 5:15 - 5:16
    それなのに 私達はこんな考えです
  • 5:16 - 5:20
    「それが何?彼らが求めているのは
    私の言語よ」と
  • 5:21 - 5:24
    これが意味するのは
    今日の世界で起こる大部分の会話は
  • 5:24 - 5:27
    非ネイティブスピーカーの間で行われていて
  • 5:27 - 5:29
    彼らは問題なくお互いを
    理解している事です
  • 5:30 - 5:35
    そうです!中国は英語で
    コロンビアからコーヒーを購入し
  • 5:35 - 5:37
    そしてイタリアもー
  • 5:38 - 5:42
    フィンランドがイタリアから
    大理石や水を購入し
  • 5:42 - 5:43
    彼らは皆 英語を使っているのです
  • 5:44 - 5:46
    しかしそれは
    私が話している英語ではありません
  • 5:46 - 5:52
    15億人がこの言語を習っている事の影響力で
  • 5:52 - 5:55
    彼らはこの言語を変えたのです
  • 5:55 - 5:57
    彼らはこの言語をあまりに変えたので
  • 5:57 - 6:02
    彼らはお互いには理解できるのですが
    私達の言葉は理解できないのです
  • 6:03 - 6:05
    そんなわけでこれは私達の問題なのです
  • 6:05 - 6:10
    80%以上の世界中の英語スピーカーが
  • 6:11 - 6:13
    私達を理解できないのですから
  • 6:13 - 6:17
    彼らが私達を理解できない理由は2つあります
    1つ目は「リンキング」です
  • 6:18 - 6:24
    「リンキング」は会話の時
    最も楽な方法を求める事で起きる現象です
  • 6:24 - 6:26
    さて大部分の言語では
  • 6:27 - 6:30
    人々が最も楽に会話をする方法として
  • 6:30 - 6:34
    子音と母音を交互に使う方法があります
  • 6:34 - 6:39
    例えば ドイツ カナダ メキシコ 中国などでは
    このように会話が行われます
  • 6:40 - 6:42
    "Hm, hm, hm,"
    (子音 母音 子音 母音...)
  • 6:42 - 6:45
    そして多くの言語は書き方も同じです
  • 6:45 - 6:48
    まず子音から始め 子音と母音を
    交互に使うのです
  • 6:48 - 6:51
    しかし!もちろん英語は違います
  • 6:51 - 6:55
    先ほど話したように
    英語ではどんな綴りも可能で
  • 6:56 - 6:58
    綴りとは全く別に
  • 6:59 - 7:01
    人々は子音を最初に発音します
  • 7:03 - 7:05
    ここで説明の為
    勇気のある誰かが必要です
  • 7:06 - 7:08
    (スクリーンを指し)
    これは普段言葉です
  • 7:08 - 7:11
    ネイティブの英語スピーカーが
    廊下を歩いてきます
  • 7:11 - 7:13
    朝食の時間で良い匂いがします
  • 7:14 - 7:16
    食パンをトースターに入れて言う事は
    「あなたー」
  • 7:16 - 7:19
    この言葉を大声で言う勇気がありますか?
  • 7:19 - 7:21
    あなたが普段言うように
    さあ 言ってみて
  • 7:22 - 7:23
    どう書いてありますか?
  • 7:23 - 7:25
    (観客)"Can I have a bit of egg?"
  • 7:25 - 7:26
    そう もう一度言ってみて
  • 7:26 - 7:28
    (観客)"Can I have a bit of egg?"
  • 7:28 - 7:30
    その通りです!
  • 7:30 - 7:33
    スラングではありません
    いい加減な言葉でもありません
  • 7:33 - 7:38
    私達は"Can ni ha va bi da vegg"と発音するのです
  • 7:39 - 7:40
    "Can I have a bit of egg?"
  • 7:41 - 7:46
    そうです これが理由で
    15億人は私達を理解できないわけです
  • 7:46 - 7:49
    なぜなら彼らは
    自分達が学んだ言葉
  • 7:49 - 7:52
    勉強した言葉と
    今のように聞いた言葉を
  • 7:52 - 7:54
    合致させることができないからです
  • 7:54 - 7:57
    彼らが "vegg" を辞書で引いたら
    とんでもないですね
  • 7:57 - 7:59
    (笑)
  • 7:59 - 8:01
    そうです ただの間違いです
  • 8:03 - 8:06
    では 第3番目の秘密
  • 8:06 - 8:11
    人々がネイティブスピーカーを理解できない
    もう一つの理由は「コロケーション」です
  • 8:11 - 8:15
    コロケーションとは 別の言い方をすると
    「言い回し」です
  • 8:15 - 8:19
    単語の小さな集まりが
    理由もなく組み合わせられて
  • 8:20 - 8:21
    特定のイメージが出来上がります
  • 8:22 - 8:26
    例えば"fall in love”という表現は
  • 8:26 - 8:29
    ロマンスのイメージを作ります
    しかし
  • 8:29 - 8:33
    この単語の集まりは固定されていて
    "fall to love"とか
  • 8:34 - 8:38
    "fall between love" とか
    "fall near love"は
  • 8:38 - 8:41
    英語には存在せず
    なんの意味も持ちません
  • 8:41 - 8:44
    ではこれらの表現は
    変えられないのでしょうか?
  • 8:45 - 8:47
    そうです 柔軟ではなく
    絶対的な表現なのです
  • 8:47 - 8:50
    石鹸や砂に刻み込まれたものではありません
  • 8:50 - 8:53
    そして何千もの
    このような表現を使って
  • 8:53 - 8:57
    ネイティブスピーカーは交流しているのです
  • 8:57 - 8:59
    文法ではありません
  • 8:59 - 9:03
    文法を勉強している人は
    生涯勉強していても
  • 9:03 - 9:06
    ネイティブスピーカーのように
    話すことは出来ません
  • 9:06 - 9:12
    ネイティブの表現が英語を支配するのであり
    文法が支配するのではありません
  • 9:12 - 9:13
    例を挙げてみると
  • 9:13 - 9:17
    正直 もし私の生徒がこんな文章を書いたら
    この上なく嬉しいのですが
  • 9:18 - 9:20
    "Last night we ate dinner at home.
  • 9:20 - 9:21
    I cooked chicken.
  • 9:21 - 9:23
    After dinner, my husband
    washed the dishes."
  • 9:23 - 9:25
    文法は完璧です
    悪い点はまったくありません
  • 9:25 - 9:27
    しかし ネイティブスピーカーは
    このように話さないのです
  • 9:28 - 9:31
    なぜなら私達は "eat meals" と言わずに
    "have meals" と言い
  • 9:31 - 9:34
    "cook food" と言わずに
    "make food" と言い
  • 9:34 - 9:37
    "wash dishes" と言わずに
    "do dishes" と言うからです
  • 9:37 - 9:41
    特に理由なく "do" が "dishes" と
    組み合わせられるのです
  • 9:41 - 9:44
    ネイティブスピーカーは
    実際にこう話すのです
  • 9:46 - 9:50
    ここで文法の棺桶にとどめを刺そうと思います
  • 9:51 - 9:56
    文法には実際 208個のルールがあります
  • 9:56 - 9:59
    15億人が話している世界的な英語では
  • 9:59 - 10:02
    10個ほどの文法ルールしか
    使われていません
  • 10:02 - 10:05
    私達ネイティブスピーカーは
    208個使っています
  • 10:05 - 10:08
    形容詞が名詞を修飾する
    というのもその一つです
  • 10:08 - 10:10
    誰もが知っていることです
  • 10:10 - 10:12
    形容詞とは何?
    形容詞は名詞を修飾するものです
  • 10:12 - 10:14
    実際にはそれは完全に正しくありません
  • 10:15 - 10:17
    これはとても典型的な形容詞のリストです
  • 10:17 - 10:19
    英語の扱いにくい点は
  • 10:19 - 10:23
    沢山の言葉が
    同じような意味を持つ事です
  • 10:23 - 10:26
    多くの形容詞は
    同じような意味を表します
  • 10:26 - 10:32
    それなのに "Christmas" と結びつくのは
    その中でたった1つです
  • 10:32 - 10:34
    "Gleeful Christmas"という表現はないし
  • 10:35 - 10:37
    "Glad Christmas"というのもありません
  • 10:37 - 10:39
    これらは英語にはないのです
  • 10:39 - 10:42
    さらに "Merry New Year" というのもないし
    "Merry Birthday" というのもありません
  • 10:42 - 10:43
    英語ではないんです
  • 10:43 - 10:47
    5 6ほどの表現がおそらく
  • 10:47 - 10:50
    "Merry" と自然に結びつくことができます
  • 10:50 - 10:54
    例えば "merry men" や
    "eat, drink and be merry"
  • 10:54 - 10:57
    "merry go round"
    "the merry widow"
  • 10:57 - 10:58
    そんなところでしょう
  • 10:58 - 11:03
    "merry" は形容詞で "wall" は名詞ですが
    "merry wall" とは言いません
  • 11:04 - 11:09
    文法的には正しいのですが
    "merry floor" というのはありません
  • 11:11 - 11:16
    だから円チャートのピンクの部分-
    15億人が私達を理解できないのです
  • 11:16 - 11:19
    それは私達が非常に多くの表現を使うからで
  • 11:19 - 11:21
    彼らはこのような表現を使わないからです
  • 11:21 - 11:24
    文法は真っすぐでも
    英語は抽象的
  • 11:24 - 11:26
    慣用的な言語です
  • 11:26 - 11:30
    コロケーションはネイティブのように話せる
    鍵であり 文法は関係ありません
  • 11:30 - 11:33
    これにはおそらく反対意見もあるでしょうが
  • 11:33 - 11:34
    しかしながら
  • 11:35 - 11:40
    大部分の英語の話し手は
  • 11:40 - 11:42
    このような表現を用いません
  • 11:43 - 11:44
    では 彼らが何を使うかというと
  • 11:44 - 11:47
    右手の図表はすでにご存じのように
  • 11:47 - 11:51
    世界で英語を話す人を表します
  • 11:51 - 11:55
    左手の図表は英語の全ての単語です
  • 11:55 - 11:59
    100万以上の英語の単語が
    一般的に使われています
  • 11:59 - 12:01
    この会場にいる誰もが
  • 12:01 - 12:07
    50万ほどの単語を即座に扱うことができます
  • 12:09 - 12:10
    私達の単語は多すぎるのです
  • 12:10 - 12:15
    このピンクの小点を見てください
    矢印がさしているピンクの点です
  • 12:15 - 12:18
    これは2千ほどの単語を意味し
  • 12:19 - 12:22
    これが15億人が使っている単語の数です
  • 12:22 - 12:24
    このリストは新しくはありません
  • 12:24 - 12:30
    1930年にデイヴィッド・オグデンが 基本850語リスト
    (Basic English Word List) を考案し
  • 12:30 - 12:33
    インドや中国や世界各国に広めました
  • 12:33 - 12:38
    1958年までには「アメリカの声」
    (The Voice of America)が700語を追加し
  • 12:38 - 12:42
    1958年から1500語を使って
    世界のニュースを
  • 12:42 - 12:46
    第3世界に向けて放送しています
  • 12:50 - 12:52
    ネイティブスピーカーはこれには勝てません
  • 12:52 - 12:55
    私達は沢山の表現を使い過ぎて
    お互いすら理解できない状態です
  • 12:56 - 12:59
    私の息子は18歳で食欲が旺盛です
  • 12:59 - 13:04
    食事が終りかけて
    ジャガイモ等が私のお皿に残っていると
  • 13:04 - 13:06
    息子は私のお皿を覗いて
  • 13:06 - 13:07
    「それ食べ終えたの?」と聞きます
  • 13:08 - 13:09
    息子が本当に言いたいのは
  • 13:10 - 13:12
    「そのジャガイモ食べてもいい?」です
    そこで私は
  • 13:12 - 13:14
    「もちろん 私のジャガイモ食べなさい」と
    答えます
  • 13:15 - 13:17
    次に息子はジャガイモを食べながら
  • 13:17 - 13:19
    「母さん 今夜は何するの?」と聞きます
  • 13:20 - 13:21
    息子は何を聞きたいのでしょう?
  • 13:22 - 13:24
    私の予定なんて全く興味ないくせに!
  • 13:24 - 13:25
    (笑)
  • 13:25 - 13:26
    息子は車を使いたいのです
  • 13:27 - 13:29
    なんて抽象的な表現の仕方でしょう
  • 13:29 - 13:32
    私達の言っている事と実際の意味には
  • 13:32 - 13:33
    繋がりがないのです
  • 13:33 - 13:36
    非ネイティブスピーカーには理解不可能です
    そこまで飛躍できません
  • 13:36 - 13:39
    だから私達は国際的なビジネス会議に
    招待されないのです
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    私達は除外されているのです
  • 13:42 - 13:45
    なぜなら会議で理解できないのが
    私達だからです
  • 13:45 - 13:48
    私達がいないほうが
    会議がうまく進むのです
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    (笑)
  • 13:49 - 13:52
    18歳の息子が友達と電話で話しています
  • 13:52 - 13:53
    分かりますよね?
  • 13:54 - 13:59
    「すげえ!ThinkPadのパソコンを
    手に入れたのか?"That's sick!"」
  • 14:00 - 14:03
    ちなみに "Sick!" というのが
    肯定的な意味だと私も分かっています
  • 14:05 - 14:06
    しかしお医者さんの言うことや
  • 14:06 - 14:09
    自動車の修理工や
    息子が言うことが分からなかったり
  • 14:09 - 14:12
    技術者の主人が言う事が
    分からなかったりするのです
  • 14:12 - 14:17
    こんな風に英語は非常に排他的です
    なぜなら決まった表現の使い過ぎによって
  • 14:17 - 14:19
    私達はお互いを理解できないのですから
  • 14:19 - 14:23
    更に世界の80%以上の人々は
    私達の言っていることを理解できないのです
  • 14:23 - 14:28
    というわけでネイティブスピーカーが知らない
    英会話に対する3つの秘密とは
  • 14:28 - 14:30
    アクセント
  • 14:30 - 14:33
    英語はアクセントをベースにした言語である事
  • 14:34 - 14:38
    リンキングと容易に話そうとする過程で
  • 14:38 - 14:41
    話し言葉が書き言葉と無関係になる事
  • 14:41 - 14:44
    コロケーションと決まった表現のルール
  • 14:44 - 14:45
    文法は関係ない事
  • 14:46 - 14:48
    広める価値のあるアイディアは
    以下の通りです
  • 14:48 - 14:50
    私は英語のネイティブスピーカーで
  • 14:51 - 14:54
    英語を教えていて
  • 14:54 - 14:59
    ほぼ賞味期限が切れた言語の
    専門家だということです
  • 14:59 - 15:03
    それはあまりにも明らかです
Title:
英会話の3つの秘密 | ジュディ・トムソン | TEDxOakville
Description:

ジュディ・トムソン(学士、TESOL資格保持者、大学教授、著者、講演者)は英会話の専門家です。自身がフランス語とドイツ語の生徒でもあり、新しい言語を学ぶ際のもどかしさも知っています。大韓民国に住んで英語を教え、そこで多数ある英会話の意外な事実を初めて知り、英語教育がどうあるべきかを発見しました。

英語の初心者はアクセントや文法の間違いを恥に思い、ネイティブスピーカーは自分たちの話し方が非ネイティブスピーカーとの会話をどれだけ難しくしているか分かっていない。ジュディはネイティブスピーカーと非ネイティブスピーカーの両方に言語を教え、多様社会での理解と効果あるコミュニケーションの育成を手がけています。

ジュディはオンタリオ州カレドンの長年の在住者で、4人の子供を持ち、夫のリチャードと美しい10エーカーのホビー・ファームで暮らしています。環境活動家で、ハイキングとスキーを楽しみ、品評会優勝馬のハンター・ポニー種を育てるのが趣味。

このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
15:03

Japanese subtitles

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