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世界が突然終わるかもしれない8通りの方法 | スティーブン・ペトラネック | TEDxMidwest

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    約11年前
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    カリフォルニアで行われた
    TEDで講演しました
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    大成功でした
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    「明日 世界が滅亡する10の可能性」
    という演題でした
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    それは拡散し
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    ネットで様々なことが
    拡散するようになる前でしたが―
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    良いことばかりではありませんでした
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    何千ものばかげたサイトで
    紹介されました
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    『メン・イン・ブラック』を
    記録映画と考えるような人たちのサイトで
  • 0:38 - 0:40
    (笑)
  • 0:40 - 0:43
    彼らは実際に
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    マヤ暦が終末を予言したと
    信じていました
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    その講演の前に私のことを
    検索していたら
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    9件か10件ヒットしたでしょう
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    科学誌の編集者としてです
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    それが講演の3週間後には
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    418件になりました
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    火星人と関連づけられて
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    偶然にも
  • 1:05 - 1:09
    そのとき私は母にパソコンの
    使い方を教えていました
  • 1:09 - 1:11
    (笑)
  • 1:11 - 1:13
    しかも遠隔でです
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    グーグルの使い方も教えました
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    母が初めて検索したのは
    誰だったでしょう
  • 1:18 - 1:19
    (笑)
  • 1:20 - 1:22
    ですから
  • 1:22 - 1:23
    (笑)
  • 1:23 - 1:24
    [「スティーヴ、大丈夫?」]
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    自分の評判が少し心配になり始めました
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    そこでTEDキュレーターの
    クリス・アンダーソンに電話しました
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    私はクリスなら TEDの講演者が
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    頭のおかしいネット民に
    同類扱いされることを望まず
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    Googleのお友達
    ラリーとセルゲイに手を回して
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    抹消に協力してくれると思っていました
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    少し失望しました
  • 1:47 - 1:48
    [「お気の毒に」]
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    私が求めていたような同情は
    得られませんでした
  • 1:51 - 1:53
    クリスはこれを面白いと
    考えたようです
  • 1:53 - 1:55
    またTEDで話してくれと頼まれ
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    私は贖罪の機会だと思って
    飛びつきました
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    今度は「楽観的な未来になる10の理由」
    というお題で話し
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    とても良い講演になりました
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    これまでで一番でした
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    驚きと興味深い科学が満載の
    講演だったのですが
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    それほど広まりませんでした
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    人々は 世界が突如滅亡する
    新たな10の可能性を求めていたのです
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    [「どうしてやらなかったんだい?
    温暖化の話は?」]
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    誰も楽観的な講演など
    シェアしなかったのでした
  • 2:28 - 2:30
    で マイクとリンダから
    TEDxでの講演を頼まれたとき
  • 2:30 - 2:33
    あれから何年も経っていたので
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    私にはたくさんの
    良いアイディアがありました
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    しかし彼らが何を求めたと
    思いますか?
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    [明日世界が滅亡する8つの可能性]
  • 2:39 - 2:42
    それが 世界滅亡説の権威として
    私がお送りする 今日のお話です
  • 2:42 - 2:45
    それでは2013年版カウントダウンを
    始めましょう
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    [第8位 パンデミックの襲来]
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    これは新型インフルエンザN1H1です
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    このインフルエンザ・ウイルスが
    直近のパンデミック つまり
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    1918年のスペイン風邪の元凶です
  • 3:00 - 3:03
    当時の世界人口の5割
  • 3:03 - 3:05
    すなわち10億人が感染し
  • 3:05 - 3:08
    10人に1人が死んだと
    見られています
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    [5億人感染 1億人死亡]
  • 3:10 - 3:13
    興味深いのは それが
    3波に分かれて押し寄せ
  • 3:13 - 3:17
    それぞれ6か月間隔があいたことです
  • 3:18 - 3:23
    第2波では感染した全員が死にました
  • 3:23 - 3:26
    インフルエンザは
    それほど恐ろしいのです
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    2013年の現在
  • 3:28 - 3:34
    中国の農家の庭先でアヒルや豚や鶏が
  • 3:34 - 3:35
    密集して飼われています
  • 3:35 - 3:39
    そこでインフルエンザが発生します
  • 3:39 - 3:42
    ウイルスは突然変異が得意です
  • 3:42 - 3:43
    こうした農家ではなおさらです
  • 3:43 - 3:46
    したがって毎年予防注射を受け
  • 3:46 - 3:47
    身を守らねばなりません
  • 3:47 - 3:49
    ただ 興味深いことに
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    アメリカでは国民の半分未満しか
  • 3:52 - 3:54
    毎年予防接種を受けていません
  • 3:54 - 3:59
    でも疾病予防管理センターが
    心配で夜も眠れないのはそのせいではなく
  • 3:59 - 4:03
    彼らが懸念しているのは
    遺伝子組み換えウイルスです
  • 4:03 - 4:04
    それをご説明します
  • 4:04 - 4:06
    ウイルスには2種類あります
  • 4:06 - 4:09
    一つは動物に感染するウイルスで
  • 4:09 - 4:12
    動物から動物へとうつります
  • 4:12 - 4:14
    もう一つは人間に感染するウイルスで
  • 4:14 - 4:16
    人から人へと感染します
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    香港型インフルエンザや
  • 4:20 - 4:24
    2009年に再発したH1N1型
    インフルエンザに感染した人が
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    市場に行って鶏肉を買い
  • 4:26 - 4:31
    それがたまたま
    ウイルスに感染しており
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    家で正しく調理せずに
  • 4:35 - 4:38
    食べると そのウイルスにも感染します
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    つまり2種類のウイルスに
    感染したわけです
  • 4:41 - 4:44
    人から人へ感染するウイルスと
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    動物から動物へ感染するウイルスです
  • 4:47 - 4:49
    しかしほとんどの場合
  • 4:49 - 4:54
    動物ウイルスのほうが
    毒性が強く危険です
  • 4:57 - 4:59
    さらに 数週間前
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    H7N9(鳥インフルエンザ)と呼ばれる
    致命的なインフルエンザが現れました
  • 5:06 - 5:07
    約100人が感染し
  • 5:07 - 5:09
    その多くが亡くなりました
  • 5:09 - 5:13
    疾病予防管理センターの
    最大の懸念の一つです
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    スペイン風邪のようなパンデミックが
    新たに起こり得ます
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    ある人が
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    人に感染するウイルスを保有していて
  • 5:24 - 5:28
    ウイルス入りの肉を
    食べてしまった場合などです
  • 5:28 - 5:30
    そういった場合も解決策はあります
  • 5:30 - 5:33
    しかし状況は1918年当時と
    とても異なります
  • 5:33 - 5:36
    8万機の商用ジェット機が
  • 5:36 - 5:39
    満員の乗客を乗せて毎日飛んでいます
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    ウイルスが地球を1周するのに
    かかるのは約2週間です
  • 5:44 - 5:49
    民間企業ではそんなに早く
    ワクチンを供給できません
  • 5:49 - 5:51
    私たちにできる唯一の方法は
  • 5:51 - 5:53
    オーストラリア政府がしたように
  • 5:53 - 5:55
    試験所を造り
  • 5:55 - 5:57
    即座に
  • 5:57 - 6:00
    大量のワクチンを製造できるよう
    準備することです
  • 6:00 - 6:02
    それをしなければなりません
  • 6:02 - 6:05
    第2に 手軽な試験紙検査が必要です
  • 6:05 - 6:07
    薬局に行き綿棒を買って
  • 6:07 - 6:09
    それを口に入れます
  • 6:09 - 6:10
    青く染まれば感染しています
  • 6:10 - 6:14
    医者にかかって「私はインフルエンザですか」
    「細菌感染症ですか」などと尋ねても
  • 6:14 - 6:16
    うち半分のケースでは医者にもわかりません
  • 6:17 - 6:21
    パンデミックが来て インフルエンザに
    かかっているか知りたくても
  • 6:21 - 6:23
    医者を見つけることはできないのです
  • 6:24 - 6:27
    第3に 予算を割いて公共医療制度を
    充実させる必要があります
  • 6:27 - 6:30
    現実には5万人の公共医療従事者が
  • 6:30 - 6:32
    過去3年間に解雇されました
  • 6:33 - 6:36
    40年から50年前
  • 6:36 - 6:39
    この国に何千もの核シェルターが
    建設されました
  • 6:39 - 6:41
    核戦争が現実の脅威になると
    考えられていたからです
  • 6:41 - 6:44
    それが造れたのだから
    公共医療制度も作れます
  • 6:44 - 6:47
    そうすればパンデミックにも
    対応できます
  • 6:49 - 6:50
    次は7番目です
  • 6:50 - 6:52
    (拍手)
  • 6:52 - 6:53
    美しいでしょう?
  • 6:53 - 6:56
    太陽からのコロナ質量放出です
  • 6:56 - 7:00
    これに比べれば太陽フレアは
    幼稚園のようなものです
  • 7:00 - 7:01
    [第7位 太陽活動の活発化]
  • 7:01 - 7:05
    それにより無数の原子が
  • 7:05 - 7:08
    微粒子として放出され
  • 7:08 - 7:11
    放射線とともに宇宙に飛び出します
  • 7:12 - 7:14
    このような爆発のほとんどは
    地球を直撃しません
  • 7:14 - 7:18
    太陽とは 宇宙にただよう
    巨大なビーチボールのようなもので
  • 7:18 - 7:22
    地球は講堂の隅っこに転がっている
    BB弾のようなものだからです
  • 7:22 - 7:24
    ですから太陽が
    どの方向へ微粒子を放出しようと
  • 7:24 - 7:28
    私たちに直接ぶつかることは
    非常にまれです
  • 7:28 - 7:32
    しかし昨年8月 そして1か月前にも
    衝突が起きました
  • 7:32 - 7:36
    そのとき飛行機に乗っていたかったとは
    誰も思わなかったでしょう
  • 7:37 - 7:42
    1859年のコロナ質量放出では
    アメリカのできたばかりの電報システムが
  • 7:42 - 7:44
    融けたも同然の惨状を呈しました
  • 7:44 - 7:47
    システムが発火し
    オペレーターはショックを受け
  • 7:47 - 7:49
    電報は消失しました
  • 7:49 - 7:52
    多くの場合 大気中の磁場が
  • 7:52 - 7:55
    私たちをコロナ質量放出から守ります
  • 7:55 - 7:57
    しかし大規模な直接衝突が起こったら
  • 7:57 - 8:02
    世界中の全送電網と
  • 8:02 - 8:05
    全人工衛星が一瞬で破壊され
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    世界は まるで19世紀に逆戻りした状態に
    なってしまうでしょう
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    送電網の半分を回復するのに
    20年かかるでしょう
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    バックアップがないからです
  • 8:17 - 8:20
    電気のない生活を考えてみてください
  • 8:20 - 8:24
    ほとんどの都市には
    住めなくなってしまうでしょう
  • 8:25 - 8:30
    私たちは地上80階以上の高層ビルに
    地下2階までしか作りません
  • 8:31 - 8:33
    ビルの地下には安全地帯を
    設ける必要があります
  • 8:33 - 8:37
    地上80階ごとに
    地下8階まで作るべきであり
  • 8:37 - 8:39
    これを新たな建築基準として
    義務化すべきです
  • 8:39 - 8:44
    ニュージャージー州は州内2万か所の
    橋を再建しています
  • 8:44 - 8:49
    東海岸で大震災が
    早晩起こると見ているからです
  • 8:49 - 8:54
    それができるなら 私たちも
    独自の建築基準を持てるはずです
  • 8:54 - 9:00
    また 変圧器や電線が
    脆弱で摩耗しやすい消耗品だと認識し
  • 9:00 - 9:03
    強化された地下発電所を設置し
  • 9:03 - 9:06
    非常時に備えねばなりません
  • 9:07 - 9:09
    [第6位 新たな生命の形の開発]
  • 9:09 - 9:13
    これはクレイグ・ヴェンター研究所が
    発明した合成ゲノムです
  • 9:13 - 9:17
    それを細菌細胞に注入し
  • 9:17 - 9:20
    「新しい生命の形」を創り出したのです
  • 9:20 - 9:25
    過去に存在しなかった生命の形で
    繁殖も可能です
  • 9:28 - 9:32
    3年前に行われたこの実験の
    目的は立派です
  • 9:32 - 9:36
    単一の細胞から何でも
    望むものを作るというものです
  • 9:37 - 9:40
    決まった物質を注入することで
    望みのものを取り出せるのです
  • 9:40 - 9:44
    例えば合成ワクチンを作ったり
  • 9:44 - 9:47
    二酸化炭素を燃料に変えたりできます
  • 9:48 - 9:50
    その問題点は何でしょう
  • 9:51 - 9:56
    私たちの歴史は汚点だらけです
    安全な研究室から有害なものが流出したとか
  • 9:56 - 10:00
    自然を改変しようとして
    手に負えない事態になったとか
  • 10:00 - 10:02
    あるローテクの例を挙げれば
  • 10:02 - 10:07
    土壌浸食を食い止めるため
    私たちは日本から輸入した葛を植えました
  • 10:07 - 10:09
    でも うまくいきませんでした
  • 10:10 - 10:13
    一方では 世界中の研究所が
    バイオテクノロジーの実験を
  • 10:13 - 10:15
    想像を超える方法で行っています
  • 10:15 - 10:21
    金髪碧眼 性別男の完璧な赤ちゃんを
    試験管内で創り出すこともできます
  • 10:21 - 10:25
    遺伝子組み換えトウモロコシも作れますし
    何でも自由自在です
  • 10:26 - 10:31
    遺伝子組み換えトウモロコシが
    人間を飢餓から救ってくれているかというと
  • 10:31 - 10:37
    私はむしろ 野生のトウモロコシに対する
    脅威と捉えています
  • 10:37 - 10:39
    今やメキシコにしか自生していません
  • 10:42 - 10:43
    対策の1つ目は
  • 10:43 - 10:47
    「目を光らせ さらに規制すること」
  • 10:48 - 10:53
    この広い新世界全体を統治・規制する
    単一の政府や法律は存在しません
  • 10:53 - 10:55
    ばらばらな規制があるだけです
  • 10:55 - 10:57
    食品医薬品局や
  • 10:57 - 10:59
    農業省や
  • 10:59 - 11:01
    環境保護庁所管の規制です
  • 11:01 - 11:06
    この現状に秩序をもたらす
    新しい単一の政府機関が必要です
  • 11:07 - 11:11
    その間にも 監視の届かないところで
    この分野への参入が絶えず起こっており
  • 11:11 - 11:14
    素人もそれに続くでしょう
  • 11:14 - 11:20
    キックスターターで最近立ち上がった
    合成生命体を商材とする初の企画で
  • 11:20 - 11:23
    夜間に光る植物というものがありました
  • 11:23 - 11:26
    道路沿いに種を植えて
  • 11:26 - 11:28
    街灯を一掃するといった趣旨の企画です
  • 11:29 - 11:31
    先ほども言った通り
  • 11:31 - 11:38
    遺伝子組み換え作物は
    世界を改善したいという動機や
  • 11:38 - 11:40
    人々を飢餓から救いたいなどの動機ではなく
  • 11:40 - 11:42
    カネのために推進されています
  • 11:42 - 11:45
    合成生物学もカネ目当てです
  • 11:47 - 11:49
    ここで少しユーモアを
  • 11:49 - 11:51
    [第5位 ロボットの席巻]
  • 11:51 - 11:53
    今からお話しすることは
    信じられないでしょう
  • 11:53 - 11:57
    20年後にコンピューターは
    私たちより賢くなります
  • 11:58 - 11:59
    ご存じのように
  • 11:59 - 12:02
    ディープ・ブルーはチェスを
  • 12:02 - 12:04
    地球上の誰よりもうまくプレイします
  • 12:04 - 12:06
    ご存じのとおりグーグル・カーは
  • 12:06 - 12:09
    人間より上手に運転します
  • 12:09 - 12:10
    [解決法]
  • 12:10 - 12:12
    「アスタ・ラ・ビスタ(地獄で会おうぜ)」
    の時間です
  • 12:12 - 12:15
    ハイテク産業に目覚めるときです
  • 12:15 - 12:20
    時代を先取りするには
    サイボーグにならねばなりません
  • 12:20 - 12:22
    (笑)
  • 12:22 - 12:25
    第4位は多数の火山の噴火です
  • 12:25 - 12:28
    これは大変な問題です
  • 12:29 - 12:32
    私たちは変動のない硬い惑星に
    住んでいるわけではありません
  • 12:32 - 12:34
    ほとんどは融けた岩石や鉄で
  • 12:34 - 12:39
    中心にあると考えられる原子炉が
    熱を保っています
  • 12:39 - 12:41
    私たちは救命ボートに乗って
  • 12:41 - 12:44
    融けた岩石の上を
    漂っているようなものです
  • 12:45 - 12:48
    地殻は絶えず内部に向かって
    崩壊しているので
  • 12:48 - 12:54
    地表に地球と同じくらい古い石は
    見つかりません
  • 12:56 - 12:59
    地上の種の98%はすでに絶滅しており
  • 13:00 - 13:02
    火山がその最大の理由です
  • 13:03 - 13:07
    過去11回起きた大量絶滅のうち
    4回は火山が原因です
  • 13:07 - 13:13
    新しい研究は 三畳紀末に起きた大量絶滅を
    火山の噴火と溶岩の流出に結びつけ
  • 13:14 - 13:20
    別の研究は 生命の95%が絶滅したという
    この驚異的な大量絶滅を
  • 13:20 - 13:24
    ほぼ同時に噴火したという火山帯に
    関連づけています
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    現在のニュージャージー州から
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    モロッコまで続く火山帯です
  • 13:31 - 13:34
    過去に地球は何度も開口し
  • 13:34 - 13:36
    何世紀にもわたり溶岩が流出しました
  • 13:36 - 13:40
    インドは火山活動の結果造られました
  • 13:40 - 13:43
    火山活動は空を煤と熱い灰で覆い
  • 13:43 - 13:45
    あらゆる生物を埋め
  • 13:45 - 13:48
    いく夏もの間 太陽を覆い隠し
  • 13:48 - 13:52
    地上の植物や
    海のプランクトンは死に絶え
  • 13:52 - 13:55
    それらが死ねば私たちも死にます
  • 13:55 - 13:59
    火山はまた 多量の二酸化炭素を放出し
  • 13:59 - 14:04
    地球を大幅に暖め
    急激な温室効果を発生させますが
  • 14:04 - 14:07
    それは火山と聞いて私たちが想像するものに
    反するものです
  • 14:08 - 14:14
    オランダではほとんどの食物が
    温室で人工光により育てられています
  • 14:14 - 14:15
    24時間ずっとです
  • 14:15 - 14:17
    私たちにもできます
  • 14:18 - 14:22
    この講演を準備していたとき
    奇妙なことを思いつき
  • 14:22 - 14:26
    Amazonのページに行って
    あるものの値段と品質を確認しました
  • 14:26 - 14:29
    それはガスマスクです
    最も安く購入できる保険と言えます
  • 14:29 - 14:31
    場所もとりませんし
  • 14:31 - 14:34
    災難を切り抜けられます
  • 14:34 - 14:39
    そして最後に 私たちのような惑星に
    住むにあたっての究極の問題解決法です
  • 14:39 - 14:42
    地球は不安定で 永遠には存続しません
  • 14:42 - 14:46
    45億年後には太陽に吸収され
  • 14:46 - 14:48
    私たちの種は死滅するでしょう
  • 14:48 - 14:54
    私たちが太陽系外の惑星を
    植民地化しないかぎりは
  • 14:54 - 14:58
    第3位は急速に進む温室効果
    先ほど少しお話ししました
  • 14:58 - 15:00
    生態系の崩壊という言い方もできます
  • 15:01 - 15:03
    気温が上昇しているのは事実です
  • 15:03 - 15:09
    1990年の地球の大気の平均気温は
    摂氏14.5度でした
  • 15:09 - 15:13
    23年後 気温は0.75度上昇しました
  • 15:13 - 15:17
    氷床コアからわかるかぎり 地球史上
  • 15:17 - 15:19
    CO2濃度がこれほど
    急上昇したことはありません
  • 15:19 - 15:23
    平均気温が現在より1.25度高い
    摂氏16.5度に達すると
  • 15:23 - 15:26
    気候をコントロールできなくなります
  • 15:26 - 15:28
    言い換えれば
  • 15:28 - 15:31
    予測が極めて困難になります
  • 15:31 - 15:33
    過去に起きた大規模な絶滅には必ず
  • 15:33 - 15:37
    急速なCO2増加が顕著に見られました
  • 15:37 - 15:42
    そして現代 かつてないほど急速に
    CO2が増加しています
  • 15:42 - 15:44
    通常 大気は
  • 15:44 - 15:47
    太陽から得られる熱の1割を放出します
  • 15:47 - 15:50
    しかし温暖化が進み 水の蒸発が進むと
  • 15:50 - 15:53
    温暖化の原因となるメタン等のガスの
  • 15:53 - 15:56
    南北の永久凍土からの放出が進み
  • 15:56 - 15:59
    ある時点で地球は
    温室のように機能するようになり
  • 15:59 - 16:00
    結果が繰り返し増幅し
  • 16:00 - 16:03
    最後には火星のようになり
  • 16:03 - 16:07
    日中の平均気温が
    摂氏482度に上ります
  • 16:08 - 16:11
    同時に私たちは
    大規模な絶滅の周期に入っており
  • 16:11 - 16:13
    向こう25年の間に
  • 16:13 - 16:18
    ハワイ諸島だけで種の25%が
    失われると見られます
  • 16:18 - 16:20
    私たちは乱獲により海を荒廃させ
  • 16:20 - 16:24
    水温上昇により
    サンゴ礁を死滅させています
  • 16:24 - 16:29
    アマゾンの熱帯雨林のどこかに
    私が「限界木」と呼ぶ木があります
  • 16:29 - 16:32
    酸素を生み出す木を伐採し続けると
  • 16:32 - 16:35
    ついにはその限界木に到達し
  • 16:35 - 16:40
    酸素を生み出す生態系の崩壊が
    始まるでしょう
  • 16:41 - 16:43
    私たちはまだ居眠り運転していますが
  • 16:43 - 16:45
    地球温暖化は緊急事態です
  • 16:45 - 16:47
    進行を食い止めるために
  • 16:47 - 16:51
    向こう10年間でどれほどの
    CO2排出を抑制しなければならないか
  • 16:51 - 16:53
    予測はほぼ不可能です
  • 16:53 - 16:57
    どの動物を保護し
    どれだけの自然を保護するかに
  • 16:57 - 17:00
    優先順位を付けねばなりません
  • 17:00 - 17:01
    すべてを救うことはできません
  • 17:01 - 17:05
    私たちを最も助けてくれる種に絞って
    保護する必要があります
  • 17:05 - 17:06
    [第2位 核戦争の勃発]
  • 17:06 - 17:07
    興味深いことに
  • 17:07 - 17:10
    11年前 核は私の視界にすら
    入っていませんでした
  • 17:10 - 17:14
    核戦争が深刻な脅威になるとは
    考えもしなかったからです
  • 17:15 - 17:19
    イランが核兵器を持たないことを
    世界の大国が望むのには
  • 17:19 - 17:21
    正当な理由があります
  • 17:21 - 17:24
    しかし私たちにはコントロールできない
    より大きな理由があります
  • 17:24 - 17:29
    インドとパキスタンは各々
    100以上の核兵器を持っています
  • 17:29 - 17:32
    核の冬をもたらすのに
    十分すぎる数です
  • 17:32 - 17:34
    それは全人類を死に至らせるでしょう
  • 17:34 - 17:38
    1947年以来 印パは3回衝突しました
  • 17:38 - 17:41
    インドは原子力潜水艦を開発しており
  • 17:41 - 17:45
    どこからでもミサイルを発射できます
  • 17:47 - 17:49
    これに関しオバマ大統領が述べた見解は
  • 17:49 - 17:51
    極めて賢明な内容でした
  • 17:51 - 17:54
    ミサイル迎撃システムには
    根強い反対があります
  • 17:54 - 17:58
    それを使って
    自国以外のミサイルをすべて撃墜すれば
  • 17:58 - 18:01
    高性能のミサイルが
    残ってしまうからです
  • 18:01 - 18:05
    この問題に対する部分的な答えは
  • 18:05 - 18:10
    ミサイル迎撃技術を
    多くの国々と協力して開発し
  • 18:10 - 18:14
    必要な場所に配備することかもしれません
  • 18:14 - 18:16
    ミサイル迎撃用ミサイルは
  • 18:16 - 18:20
    核弾頭ミサイル発射の
    30秒後に発射する必要があります
  • 18:20 - 18:24
    弾頭が落下を始める前に
    迎撃するためです
  • 18:27 - 18:29
    そして第1位が
    巨大小惑星との交差です
  • 18:29 - 18:31
    私のお気に入りのテーマです
  • 18:32 - 18:33
    (笑)
  • 18:33 - 18:36
    これまでにお話した中には
    私が間違っているものもあり
  • 18:36 - 18:39
    そのうちいくつかは
    起こらないかもしれません
  • 18:39 - 18:42
    ジャーナリストとしての良心からの
    免責宣言といったところです
  • 18:42 - 18:44
    でもこれだけは
    私は間違っていません
  • 18:44 - 18:46
    心配で夜も眠れないくらいです
  • 18:46 - 18:48
    そして私の情熱でもあります
  • 18:48 - 18:51
    まさに今 宇宙のどこか
  • 18:51 - 18:54
    おそらく火星と木星の間の小惑星帯か
  • 18:54 - 18:55
    さらに遠くの
  • 18:55 - 18:59
    海王星の外側にある
    巨大なカイパー・ベルトに
  • 18:59 - 19:02
    私たちに向かってくる
    ミサイルがあります
  • 19:02 - 19:07
    それが軌道から飛び出すのは
    明日かも 10万年後かもしれません
  • 19:07 - 19:09
    しかし その運命は決まっています
  • 19:09 - 19:11
    地球に衝突するのです
  • 19:11 - 19:13
    過去に同じことが何度も起こりました
  • 19:13 - 19:15
    望遠鏡で月を見てみてください
  • 19:15 - 19:17
    小惑星が衝突した跡だらけです
  • 19:17 - 19:20
    まもなくスクリーンにも出てきます
  • 19:20 - 19:23
    地球も小惑星が衝突した跡で
    あばただらけです
  • 19:23 - 19:26
    ただ 地殻が折り重なっているため
  • 19:26 - 19:27
    その多くが隠され
  • 19:27 - 19:30
    草木に覆われているというだけです
  • 19:31 - 19:34
    6,500万年前 巨大な小惑星が
  • 19:34 - 19:38
    地球全体への衝撃波と火災旋風を起こし
    恐竜を滅ぼしました
  • 19:38 - 19:40
    空は噴出物にびっしり覆われ
  • 19:40 - 19:45
    最低でも100年 ともすると1,000年は
    夏がありませんでした
  • 19:46 - 19:50
    人類がそのとき存在していれば
    滅亡していたでしょう
  • 19:51 - 19:53
    いくつかの希望もあります
  • 19:53 - 19:55
    まず 小惑星エロス
  • 19:55 - 19:58
    これは巨大な岩で
    恐竜を滅亡させた小惑星より大きく
  • 19:58 - 20:02
    火星と木星の間の
    小惑星帯を回っていますが
  • 20:02 - 20:04
    未来のある時点で
  • 20:04 - 20:06
    火星と交差する 現在の軌道から
  • 20:06 - 20:07
    地球と交差する軌道へ
  • 20:07 - 20:09
    シフトするでしょう
  • 20:09 - 20:13
    やがて地球の軌道とも
    交差するでしょう
  • 20:13 - 20:17
    エロスは恐竜を絶滅させた
    小惑星より大きいです
  • 20:17 - 20:19
    しかしここからが面白いところです
  • 20:19 - 20:23
    これは2000年に発射された
    宇宙探査機から撮った写真です
  • 20:23 - 20:28
    小惑星を調査するための
    NASAの探査機です
  • 20:28 - 20:32
    この宇宙船はエロスを
    周回する軌道に乗りました
  • 20:32 - 20:38
    宇宙では野球ボールを
    人を回る軌道に乗せることもできます
  • 20:38 - 20:40
    重力の働きのためです
  • 20:40 - 20:41
    ミッションが終わったとき
  • 20:41 - 20:46
    若干の燃料と 若干の電気が余っていて
    制御装置もあったので
  • 20:46 - 20:48
    ミッション外ではありましたが
  • 20:48 - 20:51
    探査機をエロスに
    無事着陸させました
  • 20:51 - 20:53
    それ以来 人類は
  • 20:53 - 20:59
    深宇宙で秒速32キロで動く
    彗星3個に干渉しました
  • 21:01 - 21:04
    このようなミッションがもたらす影響を
    よく考えてみましょう
  • 21:04 - 21:06
    人類史上初めて
  • 21:06 - 21:11
    私たちは接近する小惑星に飛び込み
    その軌道を変える能力を手にしたのです
  • 21:11 - 21:13
    ただし その場所がわかり
  • 21:13 - 21:16
    ロケットを準備できればの話ですが
  • 21:16 - 21:23
    多くの場合 小惑星はアマチュア天文家が
    もう手遅れという時に見つけます
  • 21:23 - 21:26
    NASAは小惑星帯で地球と
    ぶつかりそうな星を探しており
  • 21:26 - 21:28
    その数はおよそ2万個です
  • 21:28 - 21:30
    しかもカイパー・ベルトは
  • 21:30 - 21:31
    遠すぎて観測できません
  • 21:31 - 21:33
    その中には10万の物体があり
  • 21:33 - 21:38
    それらは恐竜を滅ぼした小惑星の
    10倍の大きさです
  • 21:38 - 21:40
    たった20年で
  • 21:40 - 21:44
    私たちは自らの運命を
    変える技術を開発しました
  • 21:44 - 21:49
    小惑星に干渉し
    接近を阻止できるのです
  • 21:51 - 21:55
    いつか皆さんか その子どもか孫か
  • 21:55 - 21:56
    曾孫が
  • 21:56 - 21:59
    ある朝目覚め このニュースが
    現実となったことを知るでしょう
  • 21:59 - 22:02
    すなわち『ニューヨーク・タイムズ』紙を
  • 22:02 - 22:05
    「殺人小惑星が地球と衝突へ」という
    見出しが飾るでしょう
  • 22:06 - 22:09
    私たちに備えがなければ
    その後 何が起こるかは
  • 22:09 - 22:11
    まさに恐怖を超越します
  • 22:11 - 22:13
    ほとんどの人はその衝撃だけでは
    死にませんが
  • 22:13 - 22:16
    飢餓で死ぬでしょう
  • 22:16 - 22:19
    それから私たちを守るための保険費用は
  • 22:19 - 22:22
    B-2爆撃機1機の費用に匹敵します
  • 22:23 - 22:27
    小惑星の問題は明々白々です
  • 22:27 - 22:31
    100年近く前 ある物理学者が
  • 22:31 - 22:33
    「文明には2種類ある
  • 22:33 - 22:36
    小惑星の衝突から
    自らを守れる者たちと
  • 22:36 - 22:38
    そうでない者たちだ」と言いました
  • 22:39 - 22:40
    私たちは前者です
  • 22:40 - 22:42
    躊躇する必要はありません
  • 22:42 - 22:43
    ありがとうございました
  • 22:43 - 22:45
    (拍手)
Title:
世界が突然終わるかもしれない8通りの方法 | スティーブン・ペトラネック | TEDxMidwest
Description:

期せずして「暗い未来予想家」となったスティーブン・ペトラネックが、11年前のTEDトークのテーマを再び取り上げ、聴衆に対し、地球人類の生命を脅かす8つの重大事についての極めて厳しい見方を示します。

このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。

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Video Language:
English
Team:
closed TED
Project:
TEDxTalks
Duration:
22:52

Japanese subtitles

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